作詞家・松本隆が作詞活動50周年を迎えた。
1970年に伝説のロックバンド「はっぴいえんど」のドラマーとしてデビューして以来、これまで400組近くのアーティストに2100曲以上の歌詞を提供。シングルの総売り上げはおよそ5000万枚、ヒットチャート1位を記録した楽曲は50曲以上と多くの人々の心に様々な風を吹かせてきた松本隆の言葉たち。
筒美京平とは「木綿のハンカチーフ(太田裕美)」「東京ララバイ(中原理恵)」「セクシャルバイオレットNO1(桑名正博)」等を、大村雅朗とは松田聖子の数々のヒット曲を生み出し、今年発売40周年を迎えたアルバム「A LONG VACATION」では大滝詠一と「君は天然色」「さらばシベリア鉄道」を、その他にも「キャンディ(原田真二)」「卒業(斉藤由貴)」「探偵物語(薬師丸ひろ子)」「ルビーの指輪(寺尾聰)」等数え挙げたら枚挙にいとまがない。先日テレビの特集では「君は天然色」の創作エピソードを知り、さらに思入れが深くなった。また私の好きな「マイアミ午前五時(松田聖子)」も彼の作詞だと知り、昨年の紅白でも歌われた「瑠璃色の地球(松田聖子)」をコロナ収束のテーマソングとして改めて聴き直す。
お亡くなりになってからその偉業について改めて驚かされることが少なくないが、まだご存命のうちに今一度確認することが出来たことは何よりだった。
50周年を記念してトリビュートアルバムが発売されたので早速注文した。