「追憶~the way we were(1973年公開)」を観た。
【解説】 移り変わる激動の20年間にわたる男と女の愛を描いたラブ・ストーリー。製作はレイ・スターク、監督は「大いなる勇者」のシドニー・ポラック、原作・脚本はアーサー・ローレンツ、撮影はハリー・ストラドリング・ジュニア、音楽はマーヴィン・ハムリッシュ、編集はマーガレット・ブースが各々担当。出演はバーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォード、ロイス・チャイルズ、ブラッドフォード・ディルマン、パトリック・オニール、ヴィヴェカ・リンドフォースなど。
超有名なテーマ曲「the way we were(過ぎし日の私たち)」がいきなり冒頭から流れる。
心の片隅に 残る思い出 過ぎし日の思い出は 淡い水彩画 散らばった写真に 忘れてしまった笑い 互いに交わすほほ笑み
過ぎし日の私たちに あの頃はすべてが単純だった それとも時間が お話を変えたのかしら
もう一度やり直せるものならやってみる?やれるかしら? 思い出は美しいもの
つらい思い出は忘れ去り 楽しい事だけ思い出すから 過ぎし日を思い出すときは 過ぎし日を
バーブラ・ストライサンドが何とも可愛らしく、ロバート・レッドフォードはいつの時代でも格好いい。彼女が彼の髪型を直すシーンが何とも印象的だった。また学生時代の8mmフィルムを見るシーンがあるのだが、懐かしさと色々な環境の変化が入り混じっていて、悲喜こもごもな感じがした。
結局、一度別れを切り出した恋愛は、続かないものなのだろう。「つらい思い出は忘れ去り 楽しい事だけ思い出すから」と歌詞にもあるように、楽しい事をつなぎ合わせてしまうと、大抵ろくなことにはならない。大事なことはその時は別れたいほどの絶対的な理由や原因が「確実にあった」ということで、それをどう取り繕ったとしても、やはり継続は難しいのだと教えてくれる作品だと思う。