先日お客様から穴八幡宮の一陽来復御守を頂戴した。
この御守りは冬至祭の日から節分まで頒布するもので、冬至の早朝から並んで授かったものとのこと。初めて知った一陽来復御守だったので調べてみると・・・穴八幡宮の一陽来復御守は、江戸中期より年々冬至の福神祭に授与された独特のものであり、金銀融通の御守とも呼称されているとのこと。そしてお祀り出来る日が冬至(例年12月22日前後)・大晦日(12月31日)・節分(例年2月3日前後)と決まっており、その時点で2月3日しかなく、その日が終わる夜中12時(0時)ちょうどにお祀りするとのこと。恵方に「一陽来復」の文字が向くようにするそうで、今年は「亥子(いのこ)の方角」で、真北から少し西寄りの方角(北北西やや北)となり、方位角でいうと「345度」とのこと。
さらに様々な約束事があり、「和のりなどの接着剤で台紙などは使用せず『壁や柱に直接』お祀りする」「画鋲などで刺す、御守の上からテープで壁に押さえつけるといった事は絶対にしてはいけません」「テープは被せるように使うのはだめだが、背面を両面テープで貼るのは大丈夫」とのことで、さらにさらに「落ちてしまった御守を再度おまつりする事はできません」とのこと。年齢的に最近このような神事にはとても興味があり、事前に方位を確認した上で本日0時前に事務所へ行き、0時ちょうどにおまつりした。
今回特に興味深かったのが、お祀りする方角が南南東(丙→私は丙午生まれ)であることと、お祀りする日の2月3日の終わる2月4日は孫の一歳の誕生であることだった。そしてお祀りした後、まん延防止で静かな繁華街を抜けて自宅へと帰る。やはり今回も清々しかった。