映画「六月燈の三姉妹(2014年公開)」を観た。
【解説】「半落ち」の佐々部清監督が、家業の和菓子店再建を目指して奮闘する一家が繰り広げる人間模様を、実在の店をモデルに描いたハートフルドラマ。鹿児島県のとある寂れた商店街。その一角にある家族経営の和菓子店「とら屋」も、大型ショッピングセンターに客を奪われ赤字が続いていた。そんな店を建て直すべく、離婚した父と母や出戻りの長女、離婚調停中の次女、結婚直前に婚約破棄した三女、さらに東京から次女を追ってきた夫も加わり、六月燈の夜に発売する新作和菓子「かるキャン」で逆転を狙うが……。
吉田羊観たさに視聴開始。下町のホームドラマのような設定は好きなのだが、「引き際が大事」の良い言葉も恋多き母親が発すると少し違う意味にもなるし、そんな背中を見てきた娘たちも同じような選択をするのは世の常だろう。また大切な話をしている途中で会話を遮り試作品のお菓子を試食させる図太さがあるからこそ恋多き母親は存在するのかも知れない。鹿児島弁が多くいくつか聞き取れなかったし、六月燈にも三姉妹にもあまり触れていないし、オール鹿児島ロケで懐かしい鹿児島中央駅の観覧車も登場するものの鹿児島の魅力があまり伝わってこなかった。もし自分が離婚を突きつけられたりしても、未練なく即断出来る「引き際」をしっかりとした旦那になりたいものだと思う。ちなみに三姉妹は美人だと絵になる。
どうでもいいけど「かるキャン」はちょっとデカい気がする。