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東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

東日本大震災~震災直後

2011年03月14日 09時36分42秒 | 二代目のつぶやき

11日に起こった「東日本大震災」。

いつもは①「あっ地震っ」→②「もう治まるだろう」→③「治まった。震度〇くらいかな?」

で終わるものだが、今回は②から③の間が非常に長く、そのうち揺れが大きくなり、床が回るようにうねり、建物の軋む嫌な音ガラスが今にも割れそうなほど震え、遠くから悲鳴が聞こえ、近隣建物の壁が道路に少し崩れ落ちた。そんな時はびっくりするほど、何も出来ず、避難用の扉を開けるのが精いっぱいで、ただただ外を眺めるだけだった。本当に怖かった・・・恐ろしかった・・・


ようやく揺れが治まると家族の安否と同時に家族全員不在の自宅の「彼」が気になる。しかし家族の携帯は全く繋がらず、携帯でメールを送る。しかも息子は学校の遠足でディズニーシーである。 何でこんな時に・・・と思うのも束の間、事務所には「ガスが出ない」の連絡が相次ぎ、ご年配の入居者さんが「タンスが倒れて動かせない」と事務所に掛け込んで来たので、助けに向かい、出来る限り管理物件を回り、点滅しているガスメーターの復帰作業を行い、水道修理の手配、物件建物の状況確認等を出来る限り行った。

その後、急いで帰宅すると結構冷静だった「彼」にひと安心。ただ家族は誰一人帰っておらず、しばらくして錦糸町から歩いて帰宅した娘と無事をたたえ合う。そして三時間掛けて歩いて帰宅した妻が20時過ぎにヘロヘロになって辿り着いた。息子の中学校から「シーから出るのにも数時間を要す」「観光バスは液状化した道路と渋滞で遅れる」等の連絡が入る。そして学校に到着したのは日付が変わり1時を回っていた・・・その夜は避難袋を枕元に置き、リビングで家族四人でテレビをつけっ放しにしたまま寝たものの、途中で何度も「地震速報」のチャイムで目が覚めつつ、睡眠不足のまま二日目を迎えた。

有限会社やな瀬不動産

 


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