東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「ウトヤ島、7月22日」

2019年06月02日 10時02分35秒 | 映画の話

大分のブルーバード劇場で映画「ウトヤ島、7月22日」を観た。

【解説】2011年7月22日にノルウェーのウトヤ島で起こった無差別銃乱射事件を、生存者の証言に基づき映画化。97分間の本編のうち、事件の発生から収束までの72分間をワンカットで描いた。11年7月22日、ノルウェーの首都オスロの政府庁舎前で車に仕掛けられていた爆弾が爆発する。世間が混乱する中、オスロから40キロ離れたウトヤ島で今度は銃乱射事件が起こり、同地でノルウェー労働党青年部のサマーキャンプに参加してた10~20代の若者たちが犠牲になった。犯人は32歳のノルウェー人のアンネシュ・ベーリング・ブレイビクという男で、極右思想の持ち主であるブレイビグは、政府の移民政策に不満を抱きテロを計画。政府庁舎前の爆弾で8人、ウトヤ島の銃乱射で69人と、単独犯としては史上最多となる77人の命を奪った。映画は同テロ事件のうちウトヤ島での惨劇に焦点を当て、サマーキャンプに参加していた主人公の少女カヤの視点から、事件に巻き込まれた若者たちが恐怖や絶望の中で必死に生き抜こうとする姿をリアリズムたっぷりに描いた。監督は「ヒトラーに屈しなかった国王」「おやすみなさいを言いたくて」のエリック・ポッペ。18年・第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。

「97分のうち72分間をワンカット」が一番のウリである作品であるが、過去にも「スネークアイズ(12分・ブログ未掲載)」や「お葬式」での菅井きんのワンカット(長回し)等があったが、7割以上をワンカットとはどんな感じなんだろう?と興味津々で観始める。最初のうちはワンカットだけに無意味なようなシーンがかえってドキュメンタリーのような緊張感があり、またBGMや効果音が流れない設定も斬新にも思えたのだが、次第にまどろっこしささえ感じ始めると同時に、何度リハーサルをしたんだろうか?蚊の止まるシーンは偶然なのか?と本編とは関係のない興味が湧いてしまう。

銃声だけが響き渡り、見えないテロリストは実話ならではの恐怖感で、またヒロインが助けたり、助けられたり、見捨てられたり、見捨てたりと映画チックでないところは興味深いのだが、「映画」としてはどうにもこうにも不完全燃焼で、やはり編集って大事なんだな~と思った。ちなみに本作品が上映されていたのは全国でわずか2館だった。

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