先日放送された「さんまのまんま秋SP」につんく♂が10年ぶりに登場した。
2014年に喉頭がんのため、声帯を摘出しているため、パソコンやジェスチャーを使って明石家さんまとコミュニケーションをとっていたのだが、この時のさんまの応対が映画「still dark」のように実に素晴らしかった。どこか触れてはいけないデリケートな部分にもさんま独特のユーモアで触れつつも、しっかりと和やかで温かい笑いに変えていた。これが実に自然で嫌味も哀れみもなく素晴らしい応対だった。歌い手さんが歌えなくなった、会話が得意だった彼が喋れなくなったことに対して「これまで余計なことを喋ってたんだなと思った」「しゃべらなくても意外と人生なんとかなる」という言葉に辿り着くまでの彼自身の頑張りと踏ん切りに改めて拍手を送りたい。
ちなみに彼が手がけた2000曲のうち、つんく♂が「完全な手応え(を得た曲)は10(曲)ですね」と明かし、さんまがその2000曲のうち良い感触を得た3曲を訊ねると「LOVEマシーン」「ズルい女」「ちょこっとLOVE」の3曲に「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」と答えた。やはり発売から20年以上が経過し、改めて「日本の未来は~」不滅なのである。