山梨県のコンビニエンスストアが富士山撮影の名所として話題を呼び、観光客が殺到し、写真を撮ろうと詰めかけた人々がごみを捨てたり、道路に立って交通妨害になったりする例が相次ぎ、町が現地に高さ約2.5メートルの眺望を遮る黒い幕を取り付け、コンビニ店は近隣住民らへの謝罪文を出した。
最近よく耳にするオーバーツーリズムの弊害報道であるが、撮影好きな自分としても少なからず心当たりがある行為もあるので改めて自省しつつ非常に残念な結果に至った経緯について考える。まず全てのオーバーツーリズムが悪い訳ではなくごくごく一部の愚行だと思う(思いたい)のだが、いつもこのような報道では道路を横切ってクラクションが鳴り響く映像や散乱したゴミなどのお決まり映像がモザイク付きで映し出され、視聴者に悪いイメージを植え付ける。もちろんルールやマナーを守ることは言うまでもない。もちろんコンビニ側も注意喚起や清掃を行っていたかと思うが、今回撮影した人たちがそのお礼やマナーとしてコンビニで何かしら購入して売り上げに貢献していれば、コンビニ側としても気持ち的に対応が異なったかも知れない。
世の中には集客すること自体に四苦八苦している所が星の数ほどある。もう少しお互いに上手い関係性を作れなかったものだろうか?非常に勿体ない対応に思えた。