映画「ジャージー・ボーイズ(2014年公開)」を観た。
【解説】「ミリオンダラー・ベイビー」「グラン・トリノ」の名匠クリント・イーストウッド監督が、1960年代に世界的な人気を誇った伝説の米ポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」と、そのリードボーカルを務めたフランキー・バリの代表曲として知られる「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」の誕生秘話を描いたドラマ。2006年トニー賞でミュージカル作品賞を含む4部門を受賞した、人気ブロードウェイミュージカルを映画化した。アメリカ東部ニュージャージー州の貧しい町に生まれた4人の若者たち。金もコネもない者が町から逃げ出すには、軍隊に入るかギャングになるしかなかったが、彼らには類まれな美声と曲作りの才能があった。4人は息の合った完璧なハーモニーを武器に、スターダムを駆けあがっていく。ミュージカル版にも主演し、トニー賞でミュージカル男優賞を受賞したジョン・ロイド・ヤングが、映画版でも主演を務めた
私の好きなCan’t Take My Eyes Off Youの登場を今か今かと待つが秘められた誕生エピソードを知るとこれまでと違った感じになる。演奏と踊りとハーモニーの60年代の音楽は好きで、THE ANGELSのMY BOYFRIEND'S BACKにも懐かしく耳を傾ける。
演者がカメラ目線で心境や経緯を語りかける手法が斬新で、お茶目な演出で若かりし頃のイーストウッドがテレビ画面にチラリと映る。また映画「ディア・ハンター」のイメージが強いクリストファー・ウォーケンもダンスに加わるラスト―シーンはなかなか良かった。街灯の下でスターを夢見てコーラスの練習していた頃はお金こそ無かったものの希望と夢がたくさん詰まっていたのだろう。
翌朝の朝CDでフランキーの神の声を改めて聴き直した。