東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

歌舞伎:「御名残三月大歌舞伎」

2010年03月23日 09時26分42秒 | 歌舞伎の話
歌舞伎座さよなら公演「御名残三月大歌舞伎」を観に行った。九月に行った際、これが最後だと思っていたので、まさか残り45日の時点で行けるとは感動も一入(ひとしお)だ。ちなみに九月の時はあと241日だった。月日は流れている・・・



改めて歌舞伎座を見上げる。やはり惜しい。しかし館内の段差はご年配者にはやはり大変だろう。でも・・・そんな事を繰り返し考えながら入場する。



通常二部制なのだが、この日の公演は三部制になっており、演目も通常三つのところ、二つで時間も約三時間だった。



席は二階席三列目。前の中年カップルが周りの騒音がする度にその方向を睨む。男性の薄い後頭部が左右に動く。後頭部も気になるが、彼らがどの音から睨み、どの音までなら許すのかその「許容範囲」が非常に気になりつつも、いつものように「あらすじ」を膝に置きながらストーリーを確認する。なかなかついて行けてる自分に「ようやく歌舞伎通になったのか?自分」と感心したのも束の間、あらすじは最後まで書いてないので、後半からは???が付いて回る。まだまだだ・・・自分・・・しかし二階からの眺めは全体を見渡せるので、非常に色彩鮮やかな舞台を観ているだけで爽快だった。この際あらすじは二の次だと自分を慰める。



この緞帳はまた利用してくれるのだろうか?とにかく最後の最後で訪れる事が出来て良かった。三年後の新歌舞伎座の完成を待つ事にしよう。



ちなみに帰りは有楽町まで移動して、タイムスリップしたようなガード下の居酒屋へ向かうが、平日の夜にも関わらずどの店も満席だった。ガード下には不景気は関係ないようだ。


  菅原伝授手習鑑
一、道明寺(どうみょうじ)
             菅丞相  仁左衛門
              覚寿  玉三郎
             奴宅内  錦之助
             苅屋姫  孝太郎
          贋迎い弥藤次  市 蔵
            宿禰太郎  彌十郎
            土師兵衛  歌 六
            立田の前  秀太郎
           判官代輝国  我 當


  文珠菩薩花石橋
二、石橋(しゃっきょう)
        樵人実は獅子の精  富十郎
        童子実は文珠菩薩  鷹之資
              男某  松 緑
             修験者  錦之助
            寂昭法師  幸四郎



有限会社やな瀬不動産

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