「Keep Tryin'」

2010-12-28 22:55:20 | Weblog
 自転車通勤を始めてからこっち、ますます鼻歌のレパートリーが(と音量も)増えているのは今年の一つの特徴だが、その時々でしばらく歌い続ける歌がある。
 走り始めた秋口には宇多田ヒカルの「First love」がお気に入りだった。心情的にぴったりくるというよりも、サビをのばす感じとちょっと陶酔(?)できるところがよかったのか。
 秋が深まるとFirst love」はぱったりと止み、「言葉にならない気持ち」とか「DISTANCE」とか。「光」とかも夜、帰り道によく歌ってたかも。
 そして最近は「Keep Tryin'」が多い。これは歌うというより家で聴いていることが多い。なんでだ、と思って歌詞の意味を調べてちょっと笑った。今、確かにいろいろがんばってるからにゃ。

 一旦落ちると、上がるのホント大変だわ。とか、今まで楽に生きてきた(いい意味では決してない)ツケを突きつけられているというか、こっから先の生き方についての正念場というか、時には子どものころからの悪癖を改めて客観的に眺めたり、そういうことを考え続ける12月だった。そういう現状と向き合う肚を決めてしまえば同じにもだいぶ楽なのだろうが、どうも逡巡してしまっていて、久しぶりに何がなんだかわからないような渦のど真ん中にいる。まあ大仕事だからだろうし、すぐ取り組めるだけの余裕もないのかもしれないが、この山を越えた向こうの景色を想像すると、やっぱりどんなに高い山々であっても最終的には取りかかっていくだろうと思う生来の気質はプラスに働けば前向きに取り組める原動力になるので、有り難い話ではある。

 「Keep Tryin'」はあんまり聴き続けているとひっそりとやがて息苦しくなる(笑)。この年で、こんな大きな課題の波がかぶさってくるとは思わなかったけれど、そもそもそれを望んで自分で環境を変えたのかもしれないので、成るべくして成ったのかもしれない。苦労すればそれだけいろんなところのキャパが広がることもこれまでの体験から知っているし、幸いと今年は「常に前向きな姿勢」を得た時だったのでそう簡単にへこたれないし挫けないのだが、その割にすぐ「やってやるぜ」とならないところはもう若くないからなのか。
 そこら辺の整理は年末の休みに期待しているのだけど。

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