毎日瞬間旅行

　５月に大阪に行った時に名前を書いてきたイラストレーターさんの個展の案内が来た。
　かわいすぎずにかわいくて、でもブラックでかなり気に入った作家さんである。（今手元に無いので案内できないけど）
　いいなあ。個展、見に行きたいなあ。また往復バスで行くか？！（笑）あー関西行きたい。京都行きたい。大阪行きたい。和歌山行きたい。

　でも、旅に出なくても、毎朝、毎日、多摩川べりを自転車で走れるだけですっごいことだと走るたびに思う。同じ景色だけど、日差しの強さと温度だけで、全然違う景色に見える。近ごろはあっという間に葉が色づいてきて、今年は毎日紅葉を眺められるのかと思うと考えるだけでシアワセである。多摩川の眺めや空気が、日によって岐阜の山の中のようだったり、遠い記憶だけど決して薄れることのない和歌山のお正月のようだったり、下北半島のようだったりする。２、３日旅に出るのはとってもステキだけど、毎朝小一時間ぷちトリップを楽しむのも悪くない。
　富士山も毎朝きりりと見えるようになった。左側（南東の方角になるのかな？）の雪が少ないのが微笑ましいというかなんというか。冬は空気が澄んでいるので、朝の多摩の山並みも、夜の夜景も、きりっと見える。歌歌えたり、大好きな自転車で走れたり、まあ、恵まれていることはあるんだよね。
　きっと次に関西旅行に行くのは、また違った楽しみ方をするようになっている時だろう。