魘された

　うなされた、と読む。夕べの話。
　ちらっと見た洋画が面白そうだったので途中から観始めたが（だれもいない街に自分と犬だけ、なんて想像力が刺激を受けた）、だんだんグロテスクな映像が多くなって、うんざりした。これは映画だから、最後は決まってるから、とつくりものであることをなるべく意識して最後まで観たが（やめればいいのにね）、今年の正月休みですっかり浄化された脳（笑）にはきつかったらしい。夜中、何本か嫌な夢を見た。
　おまけに３時過ぎにお腹が痛くなって目が覚めて、寒いトイレでしばらく過ごすことで眠りも浅くなり、めずらしく不快な朝を迎えた。
　なんだか嫌なものが残っちゃったんだなあ。
　ところで夢の中で、背後の工場が爆発して逃げ続けるという場面があって、それが一番緊迫感はあるし追いかけられるストレスはあるしで嫌な夢だったのだが、今日のニュースを聞いて、薄れかけていた夕べの嫌な気分を思い出してしまった。うーん、魘されるのってきつい。今日こそはいつもの安眠を期待しつつ。
　明日の朝は、どれくらい寒いでしょうね。