岡本太郎の「強く生きる言葉(イースト・プレス)」を読了しました。あの「芸術は爆発だ!」の岡本太郎です。
岡本太郎が普段の生活の中で動きまわりながら、ふっと洩らす言葉。その中から彼の独特の哲学、人生論というべきものを集める。強烈な強さと優しさで、「生きる力」と「夢をかなえる勇気」を与えるメッセージの数々。これらを妻の岡本敏子氏が、岡本太郎の死去まで約50年間あらゆる制作に立会い、取材に同行し、口述メモし、執筆をしたのがこの本です。
●他人が笑おうが笑うまいが、自分の歌を歌えばいいんだよ。
●よく、あなたは才能があるから、岡本太郎だからやれるので、凡人には難しいという人がいる。そんなことはウソだ。やろうとしないから、やれないんだ。それだけのことだ。
●誰もが、あえて出る釘になる決意をしなければ、時代はひらかれない。
まぁこんな岡本太郎の強烈な言葉がちりばめられた本です。なかなか考えさせられ、勇気を与えられます。
岡本太郎といえば、その独特の作品もボクらの心を捉えますよね。中でもボクら世代にとって、大阪万博のシンボルである「太陽の塔」は象徴的な存在です。アウェイ・ガンバ大阪戦で「太陽の塔」を見るのは、大きな楽しみの一つです。
最後の1枚は、「山梨県立美術館」の岡本太郎の作品です。こちらは2014年のアウェイ・ヴァンフォーレ甲府戦で、行ってきました。懐かしいな。
岡本太郎の「強く生きる言葉」のシリーズとして、「愛する言葉」や「壁を破る言葉」という書籍もあるようです。また図書館で探してみたいなと思います。
私は気に入った絵のポスターなんかを買って部屋に貼ってありますけど(アルビじゃなくてスイマセン)、じゃあ実際絵を買うかと言われると「う~ん」って感じですし。(自分の好きな画家はロックのジャケットを手掛けたロジャーディーンです)
岡本太郎さん関連の本何冊か読みましたけど、正直、やっぱり常人とは違うスペシャルな方だよなぁ~って気はしますね。
自分の高校時代の美術部の仲間は東京芸大に進学して、今もプロとして第一線で活躍していますけど、やっぱり当時からちょっと変と言うか、一般人とは違っていました。「あいつは芸術家だから」ってみんな言っていましたね~。
自分の親戚は自分を含めて公務員ばっかりですけど、やっぱり親が酒の小売り店で、どうなるか分からないから…ってモードからそっちの道を選んだような気がします。(日本の公務員率は世界的見て凄く低いみたいですが…)
実際親父が亡くなってしばらくして市役所の方が来たんですけど「固定資産税が8年半払っていなくて、14.5パーセントの延滞金を含めて合計200万円になりますので収めていたきたいのですが…」と言われた時は「しょうもねぇなぁ~」と思いました。
とりあえず生活の安定重視、自分は趣味を楽しむ…と言うモードの自分と180度違う道を選んだ画家や音楽家(画家に比べればまだ食えるのかな)、それに漫画家を目指す皆さん(連載を持てる確率は約30000分の1らしいです)、それに、そう言った道に進むことを認めた親御さんを自分は素直に尊敬します。そう言った皆さんのおかげで自分は人生楽しませてもらっている訳ですから…。
駄文スイマセンでした。これからもよろしくお願いします。
芸術の世界もスポーツの世界も、職業としてその道で食っていける人はごく僅か。だけど趣味としての愛好家の数は果てしなく多い。そういうことなんだと思います。
#そう言った道に進むことを認めた親御さんを自分は素直に尊敬
親が認めるか否かは問題じゃないのでは?子どもの職業選択は親が許可して決めることではないと思いますが、いかが?