タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

レイアウトは期日までに(碧野圭)

2024年09月13日 | 読みました!見ました!

碧野圭(あおのけい)さんの「レイアウトは期日までに」(U-NEXT)を読了しました。ボクが碧野さんの小説を読むのは初めてのことでした。

たぶん新潟日報の書評欄に紹介されていたのを読んで図書館に予約した本だと思うのですが、予約してから順番が回ってくるまでのタイムラグがありすぎて、実際に本を手にして読み始める頃には「この本って、どんな本だったんだっけ?」「なんでボクはこの本を予約したんだろう?」ってことになる、ボクのいつものパターンでした。まずは、amazonに記載されていたこの小説のPR文を紹介しますね。


契約を切られた崖っぷちデザイナー と
毀誉褒貶(きよほうへん)激しい天才装丁家
同い年27歳、凸凹の二人が新大久保に事務所を設立
最強パートナー爆誕⁈
累計50万部超『書店ガール』シリーズ著者が
明日への希望を込めて贈る
令和版お仕事バディ小説

職を失った赤池めぐみが就職したのは、天才、気まぐれと噂話の絶えない業界の有名人・桐生青のところだった。憧れていた同年代のスターと一緒に仕事ができると胸がはずんだめぐみが直面したのは、机なしパソコンなし、迫りくる納期と催促の電話、修正に次ぐ修正……。そして、大きなプロジェクトの依頼が二人に届く。果たして、二人の仕事は? デザイン事務所と未来は?


こんな感じの内容でした。とても読みやすい小説で、読み始めてからわずか3日ほどで、一気に読み終えてしまいました。若いお嬢さん2人が主人公の小説ですが、まるでテレビドラマを見ているような感覚で読了しました。もしテレビドラマ化するとしたら、ボク的にキャストは、吉岡里帆と古川琴音なんですけどね。いかが?

主人公の「めぐみ」の一生懸命さと鈍くさは、ちょっとイラッとしながらも微笑ましいし、天才肌の「青」のマイペースな性格も、「この仕事には超向いている性格かもなぁ…」なんて思いながら読み進めました。そして「がんばる若い人を応援したくなる」そんな気持ちになれる清々しい小説でした。

この本を読んでビックリしたことが2つありました。1つ目は、この単行本の出版元が「U-NEXT」だったこと。動画配信サービスを運営するU-NEXTに出版部門があったんですね。知りませんでした。2つ目は、作者の碧野圭さんがボクと同じ大学の出身だったこと。大学の同窓生といってもずいぶん若い小説家なんだろうなぁ…と最初は思ったのですが、ウィキペデイアで年齢を調べたら、まさかのボクよりもたった1つ年下の1959年生まれ。間違いなく同じ時代を、同じキャンパスで過ごした同世代でしたので、さらに親近感が湧きました。碧野さんの他の小説も読んでみようかな?と思います。

コメント
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