図書館に行ったら、無料で持ち帰れるパンフレット等が置いていあるコーナーで、こんな冊子を見つけました。
まんが「ふるさと長岡の先人」という、26ページにもわたるカラーパンフレットです。長岡が生んだ22名の偉人たちが漫画で表紙を飾るこの冊子、「米百俵まつり」実行委員会が編集発行しています。ページを開くとこんな感じです。
このページは、河井継之助と小林虎三郎ですが、各ページに長岡出身の偉人が1人ずつ、漫画で紹介されています。これはためになる!大人のボクもとても勉強になりました。では、長岡が生んだ22名の偉人のラインナップを紹介しましょう。
●小林虎三郎:「米百俵」で国漢学校を開校した長岡の教育の祖
●河井継之助:戊辰戦争で「武装中立」を掲げたラストサムライ
●三島億二郎:明治の長岡に商業・教育の灯をともした大参事
●大橋佐平:日本初の総合出版社を作った明治の「出版王」
●山口権三郎:「文明開化の恩人」と呼ばれる日本石油の創業者
●岸宇吉:明治期の長岡の商工業を発展させたリーダー
●長谷川泰:「下水道の父」と呼ばれ日本医科大学の前身を作った医師
●外山脩造:アサヒビールや阪神電鉄などを作った関西の実業家
●中川清兵衛:日本初の国産ビール(サッポロビール)を醸造に成功
●野本恭八郎:長岡初の図書館「互尊文庫」を寄付した社会実業家
●渡辺廉吉:伊藤博文に才能を見出された大日本帝国憲法の生みの親
●井上円了:東洋大学の創設者にして「妖怪博士」
●小金井良精:東大医学部で日本人初の解剖学講義を行った学者
●屋井先蔵:世界に先駆けて使いやすい「乾電池」を発明
●小野塚喜平次:政治学教授から東京帝国大学総長へ
●杉本鉞子:日本人初の世界的ベストセラー作家「武士の娘」
●小原直:「カミソリ検事」と呼ばれた法律家・政治家
●山本五十六:平和を訴えながら軍人の職務を全うした連合艦隊司令長官
●田村文吉:長岡空襲のあと市長となり復興を進めた政治家
●齋藤博:日本の誠意を示し駐米大使として平和を説いた外交官
●松岡譲:夏目漱石の娘と劇的な結婚をした小説家
●堀口大學:名訳でフランス文学を広めた翻訳家・詩人
中にはボクが今まで知らなかった偉人もいらっしゃいました。今なら青柳卓雄さんもこのメンバーに加えなければならないんじゃないかな?とも思います。
長岡市では、この「まんが・ふるさと長岡の先人」を市内小学生の学習本として配布しているそうです。これはとてもいいことですね。