劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

稽古一景(4)

2023-10-17 23:10:56 | 2023年
10月17日(火)
稽古一景

キッズ集中稽古の日。喜んで参加している。
キッズたちの役は孫ぎつねのオチャラ。
「みなまた 海のこえ」(文 石牟礼道子/絵:丸木俊 丸木位里)の絵本に登場する。
サキ(不知火ダンス振付)指導の覚えが早い。
この芝居には明転⇔暗転あり。
公演が終わったら水俣まで連れて行こう。
熊本市→水俣市の100kmが近くに感じる。

週刊月曜日 第62号

2023-10-17 09:59:17 | 2023年
劇団夢桟敷「週刊月曜日」
〈第62号 2023.10.17発行〉
https://yumesajiki.jimdofree.com/

アレが足りない、コレが足りない。カネのことではなく、〈音楽+照明+美術〉のこと。
カネが足りないのは亀(カメ)は万年である。
美術は絵に描いた餅か?台本を読み返し図面は描けたのだが…
ふんふん、焼き餅が硬い。

来月11月の今日17日から公演。丁度1ヶ月前になった。
ヘタでも舞台美術の図面ができると製作のために足りないモノの買い出しをしなければならない。
有るモノを点検する。使えるかどうか?点検と確認の作業に入った。
これまでは平台+箱馬はレンタルしていたが、今回は舞台が狭いために手作り可能。
1800mm×1800mm=2畳、それに+半畳?…縦×横=平面、舞台は立体、高さをかける。+階段である。)
ネタばれ注意だが、道具(魂石+彼岸花+怨旗+狐面+提灯など)も美術の内。変更あり得る。

夢現ひとり芝居「苦海〜」+1。
モノの「プラスイチ」が増え続ける。足したり引いたりするのが演出の技か?
押してもダメなら引いてみな。
芝居は一刀両断で切る+貼る。
問答無用、切り捨て御免!演出は「短気は損気」と言われて育つ。
出演の座長夢現は我慢強い。その証拠に44年も夢桟敷である。監禁でもハラスメントでもない。44年の夢桟敷小劇史そのもの。そのキャリアが水俣や石牟礼道子さん、水俣病闘争史と向き合う。

尚、+1のゲスト孫ぎつね(おちゃら)のメグル(小3)+マヒロ(小3)+リク(小1)の童キッズ3人組のマヒロ(11月17日出演)とリク(11月18日出演)は日替わり出演となる。



熊本演劇フェスティバル参加。
◎夢現ひとり芝居+1「苦海からの呼び声」
11月17日(金)19:00/18日(土)13:00
熊本市国際交流会館5F大広間A
木戸銭2000円
問・予約受付
090-4581-5190 劇団夢桟敷
yumesajiki@ybb.ne.jp

稽古一景(3)

2023-10-16 15:35:52 | 2023年
10月16日(月)
稽古一景
夢現ひとり+演出(舞台美術の図面作り)

役者のひとり稽古は孤独か?
「サミシーッ!」と叫ぶと財津一郎のギャクになる。「ヒジョーにキビシーッ!」
財津一郎の古いギャグはわかるまい。
稽古では日常生活では通じない時を超えた劇語が飛ぶ。
熊本弁でないと表現できない言葉もある。
「はがゆさ〜ッ」
身体+土着の言霊。

週刊月曜日 第61号

2023-10-15 09:50:37 | 2023年
劇団夢桟敷「週刊月曜日」
〈第61号 2023.10.15発行〉
https://yumesajiki.jimdofree.com/

公演まで1ヶ月に迫る稽古一景。
週一のスタッフとゲストの参加で賑わうが、変則的な稽古である。
夢現のひとり稽古と山南演出の立ち合い稽古も週の半分ずつ。
途中、山南は入院10.30~1週間の稽古欠席になる予定。

死んだら「ハイ、おしまい!」とはならないのが「苦海からの呼び声」である。
死ぬのを待って、あったことを無かったことにしようとする無責任なご都合主義と経済優先のおエライさんたちが世の中にはいる。
増殖しませんように🙏
彼らは苦しむ人々を無かったこととして歴史を塗り替えようとしているのか?天に向かって唾を吐く者たちがいることも記録されている。
増殖しませんように🙏
夢現ひとり芝居+1には水俣病の証言が散りばめられている。人間たちの声。
虐げられた者たちの健全さの笑顔に勇気づけられる。優しいのは苦しみの裏返しからくるものか。
分断の時代は今に始まったことではない。国家対立といった東西の分断もある。豊かさと貧しさの南北の分断もある。東西と南北の分断が入り乱れ世界の混沌から抜け切ることは可能か?
芝居人として生きるとは…何ができるかを模索し続けよう。
ちょっと憧れの世界、芸能人とは違うのですよ。ふふ

今は亡き石牟礼道子さん原作の「苦海浄土」「みなまた 海のこえ」などには、彼女がデザインした闘いの「怨」が黒旗になびく。こころと身体の叫び。
「怨」
それはそれは「闘う優しさに溢れる。」

夢現ひとり芝居+1
「苦海からの呼び声」
11月17日(金)19:00/18日(土)13:00
熊本市国際交流会館5F大広間A
木戸銭2000円
問・予約受付
090-4581-5190 劇団夢桟敷
yumesajiki@ybb.ne.jp
お待ちしております。

NHKくまもとの風

2023-10-14 10:08:59 | 2023年
昨夜、NHK「くまもとの風」で女性アナウンサー佐藤茉那さん(入社3年目)の「水俣日記」を見た。

https://plus.nhk.jp/watch/st/430_g1_2023101347740

気づかされる。
これまで、大きな事件だった「水俣病」の〈小さな声〉に耳を傾けてきたのだろうか?と。水俣に対する偏見や差別などの声を!
公害事件が発覚して67年にもなる。
熊本地域限定のローカル番組だが、地域の対話、小さな力をNHK全国ネットで広げることはできないものか?

尚、大阪地裁が水俣病認定で原告全面勝訴の判決を不服としてチッソに続き国と熊本県が控訴した、
水俣市が進めていたメチル水銀百間排水口の撤去が市民の声により保全が決まった、
大盛況の「水俣 福岡展」11月14日まで、
…この時期。
ドキュメンタリー、表現活動、水俣病闘争の歴史的な意義は深すぎる。ローカルでは済まされない。
小さな場所、小さな声は大いなる地球規模のMINAMATAである。