2013年の大晦日に。

久しぶりの更新になります。
寒い年の瀬となりましたね。
皆さん、お風邪などひかれていませんか？
年末は忘年会が重なったり、張りつめていた「気」の緩みから風邪をひかれる方が多いですので、お気をつけください。

年末は毎年のように、年始に発送予定のニュースの原稿を書いたり、年賀状を書いたり、お世話になった方々に挨拶に伺ったり、そして夜は各地域で歳末の特別警戒活動をされている消防団の激励や、私自身も消防団員としての活動をしたりと慌ただしく過ごしておりましたが、今日は比較的ゆっくりさせていただいております。

今日は大晦日。
今年も様々な事がありましたが、お支えいただいた皆様、お出会いさせていただいた皆様、皆様に心より感謝を申し上げたいと思います。

多くの方々もそうかもしれませんが、私にとって今年最大の出来事は台風18号水害でした。
人的被害がなかった事はまさに不幸中の幸いかもしれませんが、自然災害の恐ろしさ、更には自然災害は決して遠い存在ではないということを実感させられた1年でした。
自治体として取り組むべき課題も見えてきました。
今回の災害を教訓に、評価すべきは評価をしながら、一つ一つ課題を解決して行きたいと思います。

そして、今年は平成25年でした。
平成になって四半世紀が過ぎたことになります。
私は現在37歳。人生の3分の1は昭和を生き、人生の3分の2は平成で生きてきました。
今年最大のヒットドラマ、半沢直樹と同じ世代、いわゆるロスジェネ世代です。
就職氷河期に大学を卒業し、未来に希望を持てない若者が増え、ニートやフリーターという人たちが増え、格差社会が始まったのもこの頃だと言われています。

「何の為に生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのは嫌だ！
何が君の幸せ 何をして喜ぶ 解らないまま終わる そんなのは嫌だ！」

今年亡くなったやなせたかしさんの代表作、アンパンマンの歌の一節です。

答えは十人十色でしょう。
答えが明確に見つかってない人もいるでしょう。いや、そういう人の方が多いでしょう。そして、その答えが正解なのかどうか・・・正解はないのかも知れません。
そして、答えは一つではない事でしょう。

私には一つの答えがあります。
それは「世界平和の実現」です。
そのために・・・・
・戦争の悲惨さを引き継いで行くこと
・戦争に関する事実を正しく認識し、引き継いで行くこと

来年は敗戦から69年目を迎えます。
私はもちろん、私の両親も戦後生まれです。
敗戦当時、20歳だった方は90歳を迎えようとします。
戦争の経験を正しく伝えて行くために、私達に残された時間は長くは残されていません。

2009年4月、米国オバマ大統領はプラハにて「20世紀に自由のために立ち上がったように、21世紀にすべての人が恐怖から自由に生きられる権利のために一緒に立たなければいけません。核保有国として、核兵器を使用したことがあるただ一つの核保有国として、米国は行動する道義的な責任を持っています。」と核の不拡散を宣言します。その後の取り組みは充分に納得できるものではありませんが、同様に日本には唯一の被爆国としての責任があります。
日本は世界平和と、核の廃絶に向けて世界を牽引していく責任があると思います。
そのために、議員として、父親として、個人としてあらゆる努力を惜しまないつもりです。

今年は安倍政権のもとで、特定秘密保護法案が成立しました。何を秘密にしようとしているのでしょうか？年末、総理は靖国神社に参拝されました。中国、韓国は敏感に反応しています。米国でさえも「失望した」とまでの声明を発表しています。日本の外交は大丈夫でしょうか？来年の通常国会では集団的自衛権の問題が大きく取り上げられるでしょう。村山談話、河野談話はどうなるんでしょうか？
今の日本は、決して私の願っている方向に進んでいるとは思えません。
そんな時だからこそ、しっかりとした理想を掲げ、頑張るしかありません。
2013年の大晦日に決意を新たに新年を迎えたいと思います。

皆様にとっても来るべき2014年んが幸多き一年になりますことをお祈りしております。

それでは、よいお年をお迎えください。


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