山本ひろふみの一歩、一歩。

京都市会議員山本ひろふみ(伏見区選出・42歳)の日々の雑感、活動の報告等を綴ったブログです。

議員団他都市調査(3日目)。

2018-01-31 15:58:32 | 他都市調査
議員団他都市調査3日目は雪の新潟からスタート。
雪の影響で在来線が遅れるハプニングに見舞われながらも、三条市の小中一貫校について視察を致しました。
私が知る限り、三条市は京都市と同様、か、それ以上に小中一貫教育に力を入れている自治体です。
先日、京都で行われた全国小中一貫校サミットにも参加をされています。


いわゆる中1ギャップの解消に向けて切れ目のない支援、職員、生徒の定期的な交流、安心の教育環境整備による学力の向上など、小中一貫校のメリットを最大限に発揮しようと、日々、努力されています。
市内に9つあるうちの1つの中学校は来年度より、いわゆる義務教育学校へと移行されます。

ただ、教職員の人事権を県の教育委員会が握っており、せっかく三条市の小中一貫教育の理念や実践を学んでも、異動で教員が入れ替わってしまうと言う悩みもあるようで。その辺は人事権を持っている京都市の強みでもありますね。


視察させていただいた三条嵐南学園は平成26年度に開校した新しい施設一体型小中一貫校です。


職員室は小学校の先生も中学校の先生も同じフロアです。


木の温もり感じる図書室。
真ん中のドームのようなオブジェはカマクラをイメージして作られたとの事。


広い廊下。


夏は室内プール。冬は室内グラウンド。


バスケットのコートが4面取れる体育館。


施設はもちろんですが、教育委員会、現場の先生型の熱意を感じました。
視察終了後は新幹線を乗り継ぎ、京都へ。
明日からはまた京都でしっかりと活動いたします。


それではまた。


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京都市会議員
山本ひろふみ事務所
〒612-0087
京都市伏見区深草紺屋町4-6 エトワール伏見1F
電話 (075)646-3966
FAX (075)643-6618
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議員団他都市調査(2日目)。

2018-01-30 22:39:41 | 他都市調査
議員団他都市調査2日目。
午前中は川崎市において2件の行政調査。

◯川崎市子どもを虐待から守る条例について
川崎市では平成24年に、議員提案により同条例が制定されています。
京都市では同趣旨の条例が制定されておらず、私たち議員団としても制定すべきと考え、各自治体の取り組みを研究させていただいています。


もちろん条例ができたからといって、即座に虐待がなくなると言うわけではありませんが、普及、啓発、早期発見から専門機関への繋ぎ、場合によっては一時保護という一連の流れが条例という後ろ盾をもって、推進されている印象です。

◯地域リハビリテーションセンターの整備について
川崎市では市内に地域リハビリテーションセンターを3個所設置し(1個所は平成33年に完成予定)、さらにはそのサテライト的な機能として各区に4個所の相談窓口を設ける中で、精神、知的、身体のさまざまな相談と、地域での生活支援事業が行われています。


その背景には施設が少なく、在宅での生活に力を入れなくてはならないという事情もあるようですが、充実した体制で取り組まれています。
京都市では現在、リハビリテーションセンター、心の健康増進センター、児童福祉センターの3センター一体化の施策が進められています。
今後の京都市の取り組みの参考にさせていただきます。

川崎市での視察後は新潟へ。
トンネルを越えたらそこは雪国。特に妙高あたりはすご積雪でした。
新潟市内は15センチというところでしょうか?

新潟市での視察目的は新交通システム。
新潟市は自動車分担率が7割を超える自動車社会。
民間バスである新潟交通は経営的にも今後、さらに厳しさが予想される中、行政としても公共交通を守らなければならいという意識のもと、公設民営でのBRTの導入うが2年前に行われました。

新潟の大きな特徴は郊外からのバスを中心部の入り口で集約し、市内へのバスの過剰な流入をふせぐとともに、その輸送能力を郊外に振り向けようというものです。
そのために、中心部には1台でおよそ2台分の輸送力を誇る連節バスが4台導入されています。

導入に向けて、大きな市長選挙の争点にもなったこの事業。
その本当の是非はもう少し先に判断されると思いますが、これまで連節バスの導入といえばその輸送量が注目されていましたが、政策的に導入される事例として大変参考になりました。

座学の後は実際に試乗を致しました。


整備されたデジタルサイネージ。


京都で言うところのバスロケ。


乗り継ぎのための待合スペースも整備されています。


乗り換えをしても初乗り料金が加算されないシステムも導入されています。


これが連節バス!


流石に車内は長いです。が、特に不便はあありません。
小回りもこれまでのバスと遜色ないとの事。
ただ、整備には特別な改修が必要で、市が負担をしています。


明日は三条市の小中一貫教育の視察を行い京都へ帰ります。
それではまた。


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議員団他都市調査(1日目)。

2018-01-29 17:33:22 | 他都市調査
今日から2泊3日、民進党京都市会議員団としての他都市調査です。
朝、7:45分の新幹線に乗り込み、千葉県は柏市へ。

柏市でのテーマはオーラルフレイル予防対策について。
柏市では市内にある東京大学と協定を結び、フレイル予防が進められています。


ところで、最近、耳にするようになってきたフレイルという言葉。
日本語では「軽微な低下、虚弱」と訳される事が多いと思いますが、要するに元気な状態から突然介護が必要になるのではなく、徐々に身体機能が低下する結果として介護が必要になる状態になるのがほとんどです。


徐々に低下する機能を特に口に焦点をあてて取り組まれているのが柏市です。
口は第1の臓器とも言われ、身体機能の維持には重要な部分です。

口腔機能が低下すると食欲の低下により病気にかかるリスクが高くなったり、社会進出を阻害することも指摘されています。

柏市では市民有志からなるフレイルサポーターの養成や、フレイルチェックなど積極的に取り組まれています。

本格的に取り組まれているのは平成28年度からとの事ですのですぐに効果が現れると言うものではありませんが、長期的には一定の効果が期待できると思います。
京都市の健康長寿の取り組みにも生かしてまいります。


柏市での視察ののちは、神奈川県の大和市へ。
大和市文化創造拠点シリウスの視察です。


この施設は2016年11月に約147億円をかけて整備され、図書館、芸術文化ホール、生涯学習センター、屋内子ども広場が併設されています。地上6階、地下1階の施設です。

指定管理者への委託料は年間7億円。市の予算の約1%が注ぎ込まれている事に、市長、市の力の入れようがわかります。


平日で7000人、週末には1万人を超える利用者があり、開館一年で300万人以上の方が利用されています。飲み物はどこでも人でいいと言う事。
約850席が準備されていますが、それでも足りない様子です。


自動貸出機。


一部、有料のスペースもあります。


子どもの本のコーナー。




ホールでコンサートを楽しむ際などに一時利用できる保育スペースもあります。


保健センターにあった健康セルフチェック機能を移転したところ、利用者は10倍に増えたそうです。
図書館を通じて、健康長寿にも資する取り組みです。

私たちが理想としている一つの図書館の姿がここにはありました。
大変勉強になりました。

明日は川崎市や新潟市で視察を予定しています。


それではまた。


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海外行政調査。(7日目)

2017-09-09 16:08:40 | 他都市調査
海外行政調査7日目。最終日を迎えました。
午前中、フィンランド教育と日本の教育に精通されており、昨日自宅にもお邪魔させていただきましたメルリン・バレ先生による教育論と意見交換。
バレ氏は京都の御所南小学校の読解教育にも指導いただいたり、フィンランドの学習指導要領にも関わっておられます。


フィンランドの先生は質が高いが、全ての先生がパーフェクトな訳ではなく、課題もある。
1番いい先生は小学校の低学年に配置すべき。
いい先生がいれば、基本的な読み書き、数学の学習ができる。
いい先生とは??
先生になった後も継続的に学び続ける。
日本の学校に行った時、先生が非常に遅くまで学校にいる。17時には家に帰った方がいい。
ニュージーランドで行われた研究では2週間ごとの授業計画を出す事で効率的な授業が行われている。
日本人の教え子に授業がうまくいってないと相談を受けたことがある。特に若い先生にはチューター的な先生の指導者が効果的。


楽しい教室づくり。子供たちが興味を引く教室づくり。
全ての先生にオススメしたいのが教室に地球儀を置く事。


教室の中にはいろんな子がいるが内気な子に声、気をかけてほしい。
子供たちは一人一人が独立している。
子供たちの声を聞いてない先生が多い。


子供の目を見て話しているか?
子供の話を遮っていないか?


授業で先生が70%も話をしているのは多すぎる。
自分の授業を録音して聞いてみると、どれほど大きな声を出しているかが分かる。


いかに子供たちの語彙を増やすか?
いかに教室内での平等性を保つか?積極的な子供たちが選ばれるようではダメ。

先生は指示を的確に与えなければならない。短く。同じ言い方。
「上手に書け」と言うなら何が上手かと言うことをちゃんと示さなければならない。


オープンな質問と、閉鎖的な答えがある。
この絵にいる動物は何ですか?→ウサギ
この絵はいつの季節だと思いますか?→子供達で話し合うことで学びが深まる。


子供たちに考える時間を与えるのと同じくらいに、リラックスする時間を与えるのが必要。


いじめは決して許してはいけない。
でも、わかりにくい場合もある。一般的に女子の方が陰湿。
全ての子供は友達を必要としている。
教室に動物、ぬいぐるみを置いておくと雰囲気は変わる。


失敗することを許す環境づくりが必要。
学習というのは援助を行うことで相乗的に伸びていく。
子どもに課題を与えてできないのであれば、そこに教える余地が生まれる。
子どもたちに先生の真似をさせるのは避けるべき。



かつて保護者がアインシュタインに数学ができるようになるにはどうすればいいか? と訪ねた時に、「おとぎ話を読みなさい」と答えたことがある。本を読み想像力を膨らませることに対する指摘。
複数のグループで学ばせるときは同じような性格、学力の子供を集めた方が学習効果が高い。


子供をやる気にさせる4つの方法。
そして、褒めること。
ただ、褒めるのではなく、具体的に何が良かったのかを褒めると子供は伸びる。
賞を与えたりすることもいい。


退職した時に、生徒にもらわれた手紙。
「先生は私の事は忘れるかも知れるかもしれないが、僕は先生の事は忘れません」
私は幸せな先生でした。ということなどなど。

視察はこれで全て終了。
高い質と自由と信頼に裏付けられた高い学力。
それを支える国、自治体の理解と予算配分。
プレスクールという制度化された就学前教育。
自治体、学校の裁量の大きさ。
もちろん、文化や歴史、国民の認識などに違いはありますが、京都の教育改革にもいかせるものはしっかりと活かせるよう提言してまいります。


セントレアを経由して帰ります。


それではまた。


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海外行政調査。(6日目)

2017-09-08 21:49:24 | 他都市調査
海外行政調査6日目はヘルシンキで迎えました。
午前中はヘルシンキ大学付属の小中高校へ。


ヘルシンキ大学そのものは19世紀からあるそうですが、この建物は2003年に移転されたそうです。視察の目的はフィンランドにおける教員の養成について。


これから先生になる方への教育と、すでに先生になった方への研修が行われています。
すでに先生になった方への研修はもちろん国内の先生も対象ですが、最近は海外から研修を受けに来る先生も多いようです。
フィンランドでは教員の職務の中に自己研鑽というものが組み込まれており、大学や国がその機会を保証しています。


教員を目指す学生は一年のうちおよそ30%は実習に充てられます。
フィンランドでは教員はとても信頼される存在です。


実習は主に2種類。基礎と応用。
学級担任を目指す学生は5年間、科目担任(専科)を目指す学生は1〜1年半の教育を受けます。


フィンランドには図書館がある学校は珍しいそうです。
逆に言えば、地域に図書館が根付いているとも言えます。


6年生の授業の風景。


ランチタイム。


職員室。
以前の学校もそうでしたが、特にクラス担任は自分の教室にデスクがありそこで仕事をします。科目担任も別の部屋が用意されており、ここは職員会議や相談などに使われます。



学校視察後はヘルシンキ市の副市長との懇談。


ヘルシンキ市の概要について説明いただいた後、市として教育どのように考えているか?という内容のプレゼンテーション。


信頼と平等。
人種、性別、家庭の背景に関わらず平等に教育を提供。
保育園も学ぶ場所として捉えている。
6歳になると就学前教育が始まる。(プレスクール)


ヘルシンキ市が一人の子どもに一年間にかける費用。=未来への投資。


地域の裁量の大きさの必要性。
授業時間は非常に短い。
男性と女性を比べると女性の方が若干学力が高い。


PISA2015の結果。
移民対策が必要。今でもそういうところには予算を多めに配分する。


先生の役割も変わってきている。
教えるだけではなく、サポートするコーチのような役割。
ヘルシンキ市の予算が50億円。そのうち教育予算は11億円。
などなどのお話と意見交換をしました。

昼食は市役所の職員食堂でいただき(誰でも利用できます)。


午後からはヘルシンキ市の隣町、エスポー市のティリンマキ保育園へ。
1歳から6歳まで、約100人の子供が利用しています。
職員は20名。そのうち保育士 12名。教員8名。教員のうち一名は特別な支援のできる教員。


5年前に開設された市内では最も新しい保育園。
3歳未満の子供のグループ。
13名のグループ(半分は支援を必要とするグループ)3歳以上5歳まで。
3-5歳までのグループ2つ。
プレスクール2つ。の6つのグループ
職員配置は3歳以上1:7。3歳未満1:4。


体を動かすこと、遊びから学びを得ていく。
遊びながらICTを学べるカリキュラムに決まっている。
森の遠足というプログラムは市によって義務化されている。


プレスクール各クラス15名。2名の先生。1つのクラスは支援が必要な子供がいるのでアシスタントがプラス1名。
学校ではないので教科書とかはないが、遊びながら文字とか数学の要素を学ぶ。

9時から13時。4時間は教育なので無料。
義務教育ではないがほぼ全ての子供が利用。


カリキュラムに則った教育が行われている。
学校への進学をシームレスにするのが最大の効果。
プレスクールの教員は大学卒業以上の資格が必要。などなど。


一人一人に寄り添いながら、教育と保育が共存します。


広々とした園庭です。



夕方からは日本の教育、フィンランドの教育に詳しく、今回の視察の一部もコーディネートいただいたバレ先生のご自宅にお伺いして意見交換。
築100年以上のアパートです。


手作りのベリーパイや、コーヒーなどをいただきました。

いよいよ明日が、最終日、今回の視察の総括をして帰国します。


それではまた。


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海外行政調査。(5日目)

2017-09-07 18:09:30 | 他都市調査
人生で初めて、エストニアでの目覚めです。
バルト3国の1番北の国。九州と同じくらいの広さ。1918 年独立、第二次世界大戦終了後、ロシアの統治下に。1991年に再び独立。人口130万人の国です。


朝はタリン市内のschool no21へ。


歓迎の歌を歌っていただきました。


学校では一年ごとに他国について学ぶ事とされており、2016年は日本だったそうです。


日本の歴史。


食文化や、折り紙、漢字などの文化を学びます。


そんなこともあり、表彰状が送られています。


学校には学校の歴史が展示されています。
学校自体は1903年に設立され、当時は男子だけの学校だったとの事。
今の校舎は1918年の独立以後、初めて作られた学校だそうです。
建物は1924年に建てられたものが引き継がれています。
21世紀の教育。というのが学校のスローガンだそうです。


小、中、高の一貫校。1300人が在籍しています。
音楽、英語、IT、ロボット、プログラミングに力を入れているとのこと。
遊びながらプログラミングをする。高校生は理系、社会系、外国語系に分けられる。
ITと昔ながらの勉強法のバランスが難しい。高校生は他の高校の授業を受ける事が出来るなど、大学で学ぶ要素も取り入れている。 などの特徴を伺いました。


小学校2年生のロボットを使ったプログラミングの授業。


小学校2 年生のグループワーク。


中学1年生の音楽の授業。


小学校3年生のインターネットを使って調べる授業。


小学校4年生の音楽の授業。


図書室。


図書室にはパソコンもあります。
授業で使う教科書は図書室から借りる形で利用されます。


小学校4年生のプログラミングの授業。


6年生になるとこれくらいのチップのプログラミングを学ぶそうです。

昼食はレストランでいただき、午後からはタリン市の教育委員会での制度の研修と、意見交換。


子どもに投資するという事は、未来に投資するという事。
海外から評価された秘訣は、連続で頑張って、諦めないこと。
伝統を大切にしながら、新しいものを取り入れている。
校長の裁量が大きい。


エストニアの子供の8割から9割は幼稚園を利用する。
小学校から中学校は義務教育。
高校には8割から9割が卒業する。
専門学校もあり、高校卒業後、大学卒業後も入学できる。
高校卒業後は海外の大学に進学する子どもも多い。
親は学校を選べるので、学校どうしがいい学校づくりに取り組む。


戦略の一つは生涯教育。
学校で先生はただ答えを教えるのではなく、サポートする立場。
ITは先生も試行錯誤。
エストニアではよくコンテストや試験をして、競う事で、子どものやる気がおきる。


校長は教育委員会に評価をされ、その評価は給与にも反映される。
校長は現場の経験も資格も必要ない。マネージャーであり、戦略的なリーダー。でも、現実的には現場経験者がほとんど。
教科書は先生が選んでいるため、タリン市内でも違うこともある。
Eスクールという制度があり、親、生徒、先生がインターネット上で情報を共有する事が出来る。

などなどでした。

フィンランドと共通して言えるのは地域の裁量、校長の裁量が大きい事。
そして、子どもを大切にしているのはもちろんですが、その背景にある危機感を感じます。
ICTの革命が起これば多くの仕事がなくなる。
戦争が始まれば、戦争に負ければ、、、どんな状況になろうと生き抜く力をつけるのは子どもの責任ではなく、親や、大人や、国家の責任であるという責任感を強く感じました。

夕方、16:30初の船に乗り込み再びフィンランド、ヘルシンキへ。エストニアの滞在は19時間でした。

明日はヘルシンキにて、就学前教育や、フィンランド教育の第一人者でもある
バレ氏との懇談などの予定です。


それではまた。


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海外行政調査。(4日目)

2017-09-06 16:10:54 | 他都市調査
視察4日目の朝はフィンランド第三の都市タンペレで迎えました。

午前中はタンペレ市のヴオレス(VUORES)学校へ。
まず、びっくりなのは建物。外観。施設。ハード。


2013年に完成した立派な校舎。(一部はまだ工事中)
現在は268名の児童が利用していますが、今後は近所の住宅開発に伴い、1000人規模の小中学校になるそうです。教員はまだ19名です。


ロッカーは冬の雪も考慮して作られています。
子供たちはスリッパや、靴下で過ごします。


教育としてはもちろん、国のカリキュラムに添いながら、特に複数の教員で授業をする事に力を入れているとの事です。
子供たちに多くの成功体験をさせる事の大切さをおっしゃっていました。
複数で授業をすることは子供達だけではなく、先生にとっても学ぶことができるし、責任の分担にもつながっているとの事です。さらに、先生が協力する姿を見せることは生徒にとっても協力するということを学ぶことができる。


フィンランド教育の1番重要なのは信頼。
教育委員会と、校長の信頼。校長と教員の信頼。先生が生徒を信頼する。
もう一つは教員の技能、職業を国民が信頼している。
生徒との信頼関係で担任を決める。6年間、同じ担任の時もあるし、そうでない時もある。
もちろん、教員の産休育休等で先生が変わることもあります。


今年は「フィンランド100」をテーマに特別な授業が行われているとの事。
今日はちょうど週に1回行われる合同授業を見学させていただきました。
3年生から6年生が一斉にワークショップを行います。
今日のテーマは伝統料理と映画とスポーツ、歴史だそうです。
児童は自分の興味のあるテーマのところに学年を超えて参加し、学びます。


特別な支援が必要な児童には特別な先生がサポートします。
1クラス17人から30人の少人数学級。

今後は2019年に向けて、図書館や保健所、保育所なども併設し、地域の公共サービスの中核施設になるとの事です。


ご説明頂いたレーナ校長先生はタンペレ市の副市長や、市議も勤めたことがあるそうです。


ガラス張りの教室。


廊下というか、、ホール。



校長先生に学校の紹介をいただいた後はタンペレ市の行政関係の方から全体的な説明。
「work and skills of the future」40年後の社会を常に想像し、どんな未来が待っていようと生き抜く力を身につけるという基本姿勢。
義務教育はビジネスではないので顧客という考え方は相応わしくないかもしれないが、敢えて、そういう意識、カスタマーサービスを意識している。早期のサポート、教員ではないアシスタント職員の重要性などなど。


校長の役割。校長には人事を含めて大きな裁量と予算が与えられています。
高学力の秘訣は競争や監視ではなく信頼、質の高さ、切れ目のない支援。


フィンランドの家庭に学習机がある家庭は少ない。
児童は家のキッチン、リビングで宿題をする。


集団が強くなるためには、一匹の強い狼が必要。一匹の強い狼が存在するためには信頼される集団が必要。ここでも強調されていたのは「信頼」の大切さです。



次に訪れたのはアンナラ小学校。
校舎が3つに分かれていますが、在校生は640人。
私たちが訪問した学校には約300名が在籍しています。


ここで特徴的なのは重度の障害を持った児童と一緒になったインクルーシブ教育が行われています。それと、モンテッソーリ教育。校舎は15年前に建設されました。
モンテッソーリ教育は新しいフィンランドの教育カリキュラムと親和性がある。


このホールは給食を食べたり、図書室の機能も兼ねています。


授業の風景も見せていただきました。
これでも授業中です。授業の初めに先生に課題を与えられた生徒は思い思いの場所で、思い思いの人と協力して課題をこなします。


地域にも開放されている体育館。


生きるために必要な技術を身につけます。


今日の昼食は給食。
フィンランドのお粥。伝統料理のプーロという料理。
4種類の麦を牛乳で炊いて混ぜたものだそうです。
独立100周年のイベントとして、今日はフィンランド中でこのプーロを食べるという事で、小学校給食も参加してるそうです。



午後からはタンペレ市内にあるMetso図書館へ。
タンペレには14の図書館があり、この図書館がその中枢を担っています。
2台の図書館バス。約100人の職員が働いている。
それ以外にモバイル図書館というのが人気だそうです。


この建物1986年に有名な建築家にフィンランドの自然をイメージして建てられました。Metsoとは雷鳥という意味だそうです。


1日3000人の利用があり、市民のリビングルームのような機能を果たしているとの事です。
一年に200万冊を貸し出しがあります。月曜日から土曜日。10:00から20:00まで。来年からは日曜日も開館予定とのこと。


子供を図書館に呼び込むために、学校、保育園との連携が積極的に行われています。
写真はその一貫のゲーム機の設置です。
学校が教育の中で、図書館の役割や大切さを教えているようです。
学習支援も行われています。


日差しの中でゆったり本を読む市民。


地域の情報共有の場にもなっています。


2階には売店もありました。


オーケストラやバンドなどとも連携して、コンサートも開かれています。


楽器の貸し出しも行われています。


1階は、以前はムーミン谷というムーミンの博物館的な役割を果たしていました。
現在ムーミン博物館は別の場所に移動しています。
カルチャースクールも行われています。
展示会などの市民の広場としての機能もあります。


今後はこの場所にステージも作られる予定だそうです。

モバイル図書館というのはオンラインで云々ではなく、2名の担当者、カゴに図書を入れて要請に応じて、運ぶようなサービスだそうです。


こちらの図書館はやはりただの図書館ではありません。
地域の福祉サービスの中心と言ってもいいかもしれません。
学校、保育園、図書館、地域の公民館、行政の福祉サービスが一体となり高い福祉サービスが提供されています。
大変勉強になります。

タンペレでの視察終了後はヘルシンキに戻り、これから船に乗って、隣国エストニアのタリン市へ向かいます。
明日はタリン市での学校の視察や、教育委員会との意見交換会を予定しています。


それではまた。


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海外行政調査。(3日目)

2017-09-05 17:02:26 | 他都市調査
昨晩泊まったホテルの部屋にはバスタブはありません。
シャワールームのみ。宿泊者が利用する共同のサウナがあります。
文化ですね。


今日は朝一番でディケアセンターへ。
ディケアセンターと言うと高齢者の施設のようですが、フィンランドで言うところのディケアセンターとは日本で言う幼稚園と保育園が一緒になったこども園に相当する施設です。
※たくさんの子供たちがいましたが、写真はNGのため、ご了承ください。


3つの保育園の園長先生。(真ん中)
幼稚園の有資格者、保育園の有資格者、総合支援有資格者、合わせて50 名の職員が保育に当たっています。公設のディケアセンターですので、職員の処遇は公務員です。
ユバスキュラでは就学前、およそ50%の子供が公設のディケアセンターを利用します。年齢が上がるについてその割合は増えるそう(特に3歳以降が割合が増える)です。民間(行政の補助あり)のディケアセンターの利用は約15%だそうです。


国のカリキュラムに基づき、ユバスキュラの実態に合うように、保育園にあったカリキュラムを作成され、教育、保育が実施されています。


ここの保育園は国の指定を受けたパイロット式の保育園。
これまでは教育は小学校から始まるものという考えだったが、国において0歳から年齢に応じた教育を行うという風に方向転換されたようです。


地方自治体には必ず保育場所を与えなくてはいけないということが義務付けられています。
保育も、幼児教育も管轄は文部省の管轄。
職員の配置基準は3歳未満で4:1。4歳以上で7:1。
面積基準は一人当たり7㎡。
実に充実した基準です。
子供によっては朝食も準備されます。

このディケアセンターは6:30から17:00まで。
市内に1ヶ所24時間、4ヶ所22時までサービスを提供しているセンターもあります。
障害児保育も行なっており、特別支援の資格者がいてインクルーシヴ教育が実践されています。

6歳になると一人一人に教育計画を設定し、小学校になる時に、引き継がれます。
教育カリキュラムは保護者も交えて作成されるとともに、特にプラスの点を書き込むようにしているとの事です。
障害のある子には特別支援教員が学校の支援員と連携をされています。
6歳では実際に小学校に行くプログラムもある。

特に去年、国の教育カリキュラムが見直しをされ、実際に現場で、幼児教育の改革が行われたのは、先月。
約2割は移民された家庭の子供であり、フィンランド語の教育も行なわれています。
フィンランドで、子育て世帯が住む場所を選ぶ時に重要視するのが近所に保育園があるかどうか?という要素。保育園が近くにある事で、仕事との両立が可能になる。

月収は幼稚園の先生で2400ユーロ、保育園の先生で2100ユーロ、特別支援の先生で2700ユーロ、園長クラスで3500-4000ユーロ。フィンランドの他職種平均が3000ユーロであることを考えると決して高くはないそうです。



引き続き、コックラン小・中学校。
1 年生から9年生が通う日本で言う小中一貫校です。


114名のスタッフ。うち、教職員90人。それ以外は教員のサポート要員。
生徒数は930人。特に、90年代以降、教室の中にサポート要員が普及してきた。


職員室。
基本的には教員は教室にデスクがあり職員室は交流の場所。


7年生から9年生の給食室。
全ての子供に給食があります。戦後の貧しい時代に始まった素晴らしい制度。

カウンセラーは進路相談において重要な役割を果たしている。
9 年生になれば実際に職場に行って訓練をする子供もいる。
カウンセラーは子供にとって最善の将来を提案する。
学校のテーマは「Find your way」。


化学の授業ではスマホを使って調べて答えを出す訓練も


9年生の地理の授業もスマホ。


家庭科の授業風景。


木工や、鉄鋼の授業も行われています。男女関係なく必須です。


本格的な機械も導入されており、地域の方が夜に使うこともある。


隣の敷地に新しい校舎を建設中。2019年に完成予定。
コンピュータ教室やユースセンター、図書館や会議室なども併設し、地域の方の生涯学習の場所になる予定。


登校拒否は5人くらいはいる。
先生は社会福祉部の人と一緒に迎えに行く。
学校における社会福祉士の役割は大きい。
いじめもある。
そこに大人が介入するのではなく、生徒が自ら解決するよう誘う。
校長先生のお話です。なるほどですね。


現場を見せていただいた後は座学。
ユバスキュラ大学において、フィンランドの教育や、教員の養成教育についての勉強をさせていただきました。
ユバスキュラ大学は教員の育成に関してはフィンランドで1番だとの事です。


講演1。大学の立場から見た教員の養成と質の確保。
フィンランドでは教職員は憧れの職業です。ユバスキュラ大学教育大学の定員は100名に対し2000人が受験します。
教育に関して心理学や、脳等の他の分野の研究も積極的に行われています。


EU の11の大学とも連携し、教育向上のための研究ネットワークも構築され、それぞれの国を比較することで子供の発達に生かして行く研究も行われています。


児童、自分自身で考えるために、先生はどういう質問をすればいいか?教員のストレスと、生徒の習熟度の関係などの研究もされています。
授業中の先生の目の動きを測定し、教材、黒板を見ている時間を減らすように指導する。
様々な検証の結果、クラスの質が生徒のモチベーションにつながり、習熟度にもつながって行くとの結果も得られているとの事です。

高学力の秘訣は、、、
先生は信頼され、大学で修士号を取らないと資格がもらえない。
テストではなく、その他の方法で子供たちの評価を行う事に主眼をおいている。
授業時間は他の国と比べると授業時間は少ないが少人数での学習が効果を上げている。
学校と社会福祉がしっかり連携している。 などの要因を挙げておられました。
更には地域に裁量を与え、政治家ではなく専門家がプログラムを決めて行く事の重要性も指摘されていました。


講演2。行政の立場から見たフィンランド(ユバスキュラ)の教育の現状。


現在、ユバスキュラにおける各クラスの平均は中学校が18人、小学校16人だそうです。
ユバスキュラとして、一クラス30人を超えないようにすると言う方針はあるものの、国の縛りはないそうです。

視察終了後はフィンランド第三の都市タンペレへ移動。
明日もタンペレの学校、図書館の視察。昼食は学校給食をいただく予定です。


それではまた。


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海外行政調査。(2日目)

2017-09-04 15:36:49 | 他都市調査
秋の香りが漂うヘルシンキで朝を迎えました。
この時期、朝の気温は10度を下回ります。

朝食をいただき、ヘルシンキの隣街エスポー市へ。
エスポーは人口約20万人、ヘルシンキの中心部から車で約30分です。
そのエスポーのセロと言う地域にあるセロ図書館へ。


そのエスポー市の中心部、商業施設や、映画館、劇場と同じ敷地内に2003年に建設、オープンしたのがセロ図書館。90名の職員が働いています。
1日の利用者3000人から4000人。そのうちの子供は約1000人。

後に訪れるヘルシンキの図書館など、周辺の64の図書館が「ヘルメット」というネットワークを形成し、利便性の向上に努められています。


ここの一つの特徴は青少年対策。
本離れが進む青少年期にいかに本に触れるか?


ゲームがあったり、若者に人気のアーティストのコンサートもするそうです。


マンガコーナー


日本で人気のマンガ置かれてます。

職員が一人一人にあった本を選んだり、時には生活相談などもするそうです。
日本で言うところの学童保育の機能も兼ねているようです。


より幼い乳幼児向けのスペースには当然、キッズスペースが設けられており、数名の親子が楽しんでいました。こちらでも生活相談や、子育ての相談もできるようです。


フリースペースで行われていたワークショップでは移民のためのフィンランド語教室が開かれていました。移民のための生活相談なども行われている。

音楽や、コンピュータに関する設備も充実しています。


図書館と言うより、音楽スタジオです。


創作活動の一貫とし、なんと3Dプリンターも置かれていました。


フィンランドは今年、独立100年の記念すべき年。
関連コーナーも設けられていました。


フィンランドといえば、アイスホッケー(上)と、ノキア(下)です。
50人位入れる会議室もあり、地域の交流拠点そのものです。


目の不自由な方のためにCDの貸し出しも行われています。


個展が開けるスペースもあります。

5800㎡、2階だての建物。蔵書は120万冊。
毎日、8:00-20:00。日曜日は12:00-20:00
クリスマスなど特別な日以外は開館しています。

地域には図書カードとIDで利用できる無人の図書館もあるとの事です。
今後ももっと市民に必要とされる図書館
今後はもっと少人数のグループに対するサービスを充実させたいとの事でした。

要するに図書館と言うと本を借りるところというイメージが先行しますが、人が出会い、交流し、学び、成長し、課題解決を図るという地域の行政の中核になっていると感じました。
なるほど、勉強になります。


引き続き、ヘルシンキ市に戻り、ヘルシンキ中央図書館へ。


現在、ヘルシンキで最大の図書館です。
先ほどの図書館が生活に密着しているのに対して、こちらの図書館はオフィス街の中、大学の近所という事もあり、子供向けというよりも大人が学ぶと言った印象の図書館です。


昨年、ちょうど30周年の建物です。80年代を代表する図書館。
白ベースの内側と、木をふんだんに使われています。
図書館自体が著名な建築家によって設計をされ、中央の池は宇宙を表現しています。
図書館自体が作品という風にも言えると思います。


こういう、想像力を掻き立てるモニュメントも置かれています。


17万の本やCDがあります。
地下一階に、あまり利用されない本も所蔵されています。
年間30万人の利用があります。約40人の職員が在籍。


パソコンの端末も多く置かれており、図書館カードがあれば利用できます。

エスポーと同じく、移民された方も多く、フィンランド語を学ぶ場所にもなっています。
同時に交流の場にもなります。
小学校で先生と児童が図書館を利用する事もあるそうです。
仕事が終わった後に図書館に来る人や、近所の大学生、専門学校生の利用も多いとの事。
日曜日は休館日となっています。
月曜日の利用が多く約1000人の利用があるそうです。その他の曜日は、概ね700名程度が利用するそうです。

先程、紹介したヘルメットというネットワーク圏内で、概ね4割の方が図書館カードに登録し、それぞれ目的にあった利用がされています。

ちなみにこのヘルシンキ中央図書館では最大では、人気のある本を除いて100冊を28日間借りることが出来ます。予約がなければ延長も可能ですので、ゆっくり本を読む事が出来ます。
逆に、連絡なく返却期限を守らなかった場合は1日あたり、40セントのペナルティもあります。

なるほど。京都の図書館行政の参考にしたいと思います。
ネットワーク化は近隣の市町村も含めてすでに取り組まれていますが、例えば、図書館の商店街等への支店機能の設置とか、例えば、図書館には引きこもりになりがちな子どもも集まりやすいとされています。そういう子供達への福祉的な支援とかは十分に可能性があると思います。


視察終了後はヘルシンキから北へおよそ270キロ、ユバスキュラ市へ移動。
明日はユバスキュラにおけるプレスクールの取り組みや、大学における交流などを予定しています。


それではまた。


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教育福祉委員会他都市調査(3日目)。

2017-07-27 17:36:54 | 他都市調査
今日は午前中、福岡を出発し、北九州へ。
平成11年に開設された北九州市総合福祉センター(アシスト21)へ。


保健、医療、福祉機関と連携し、「市民のこころとからだの健康発信基地」としての役割を担っています。


今年4月に開設された認知症支援予防センター、今年10月に開設予定の難病相談・支援センターをはじめ、精神保健福祉センター、保健所、保育所、福祉用具プラザなどの市の施設と、医師会、歯科医師会、放射線技師会、食品衛生協会などの法人も入る地上7階建ての建物、小倉駅からモノレールで2駅。
北九州の中心部にあるまさに福祉の拠点です。





視察終了後は新幹線に乗り込み、京都へ。
皆様、お疲れ様でした。


それではまた。


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民進党京都府連では7月1日から7月30日の間、今後行われる各種自治体議員選挙(概ね2019年の夏まで)を共に戦う候補者を公募しております。
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