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見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

介護政策の話 沖藤典子

2013-09-19 11:18:32 | セミナー


介護政策に危機感というコラムを新聞で見た
介護保険料は払っているが入所できるあてはない

高齢者が急増するのに対して特養ホーム待機者は42万人
「保険あってサービスなし」をどう解決するか

介護の必要度の低い要支援1・2の約150万人を介護保険からはずし
市町村の事業にする動きには危機感を抱く

サービス内容は市町村任せで軽度のうちからの自立支援は後退する
被保険者の「掛け捨て感」が増大し 介護保険の存続を危うくする

訪問介護の生活援助はすでに利用時間が60分から45分に短縮され利用者は不満を
働く人には収入減とサービス残業 これで施設介護から在宅介護が促進されるのか

安倍ノミクスで景気がよくなれば 他のもっと給料の良い仕事へと
介護職の離職が増えるかもしれない 人件費は人権費だ

憲法改正の動きは看過できない自民党の改正草案24条1項
「家族は互いに助け合わなければならない」と規定する

これは家族に対する国家権力の介入であり社会保障の削減と
家族介護の強制を許すことであり容認できない

介護は終わりが見えない親が終わると夫の介護その介護の妻も高齢
娘は共働き 助け合いたくても実際に助け合うのは容易ではない

そのよなうなことが載っていた 新聞のコラムを書いたのは
ノンフェクション作家沖藤典子さん75歳 その人の講演があった 

医療費の50パーセントは70歳以上の老人に支払われている
老後の大敵は退屈孤独だ 孤独はまだ良いが孤立になると要注意

その為には  くよくよせずに楽天的に生きること 人生は後半が面白い
面白くなくても笑えば楽しく健康になる 笑いながらやる体操も実演された

麦撒きや百まで生きる皃(かお)ばかり 与謝蕪村の句も紹介された
質問した 景気が良くなり介護士の離職が増えることへの対策を伺った

介護保険以外の税金からも介護費にまわし 介護師の給料を上げること
介護ロボットの介入も視野に置くことなどと 私のそばまできて応えられた 

私が聞いてもどうしようもない話だが 参考にはなった


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6 コメント

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Unknown (zenpeichan)
2013-09-19 15:55:12
高齢者の一人として危機感を感じるこの頃
さて、どうすりゃあいいダカシン
誰か何とかして~と思うだけでどうすればいいのか
さっぱりです。
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Unknown (yuko)
2013-09-19 20:08:21
この政策どうなるのでしょう・・・今でも老老介護などで起こる殺人事件や姥捨て山とかそんなことにつながるのではないのかなと心配しています。ライフスタイルが多様化した今、昔の儒教思想みたいな親をみるっていうような考えでない人も多いので難しいですね。実際問題実家も2人の介護で母は実親とはいえ大変な思いをしていましたが今は一人は施設で楽になったかと思ったらそうでもない><これが他人となると・・・でも国が家族の在り方みたいなことまで介入はされたくないです!
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Unknown (山水)
2013-09-19 21:28:58
ゼンペイさん今晩は
頼りたくなくても頼らざるを得なくなれば従うしかない弱い立場 でもこれはいずれ誰でも体験することひと事ではないこと そこのところよくわきまえてお願いしますよ若衆と言いたいところです
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Unknown (山水)
2013-09-19 21:37:46
yukoさん今晩は
家族で助け合えと言われてもできない人もいます
こんなことを法律で決められることではありません
要支援を介護保険から外し市町村に任せられても裕福な市町村は良くても貧しいところではサービスの後退は明らかです
サービス後退は被保険者に掛け捨て感が広まり介護保険制度の存続も危ぶまれるということになり兼ねません
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Unknown (ふきのとう)
2013-09-20 07:34:13
日ごろ感じていることですが「介護の仕方」は良く
耳にしますが「「良い介護の受け方(心構え)」の講演があったら、今直ぐにでも行きたいです。
つくづく、私自信の問題なのです。
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Unknown (山水)
2013-09-20 08:27:31
ふきのとうさんおはようございます
良い介護を心がけるような人なら
まだ介護の必要もないかと思いますが
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