山の休日トレッキング

近畿の山をメインにブラブラと歩いています。

比良神璽谷より北比良、八雲ヶ原、釈迦岳

2023-08-28 16:09:50 | 山歩き

きりの良い今年60回目の山行に二週連続での比良花巡りに出動!
サギソウを再度愛でることと、先週まだ咲いていなかったツルニンジン、カワラナデシコを
カメラでパチリすることを目的に我が家を7時前に発進!
北比良までの登りにバテなければ武奈ヶ岳にもを・・・これはどうかな!
一号線、名神、湖西道路を順調に走り、妹子の郷で食料を手配して8時過ぎにイン谷口に到着。
今日は神璽谷を登るので大津ワンゲル駐車スペースに車をキープ。

本日のピーク 釈迦岳

本日の滝 神璽谷ルート二段滝

本日の花1 カワラナデシコ

本日の花2 サギソウ


本日のルート
大津ワンゲルP(8:25)→神璽の滝→北比良峠(11:41 11:50)→八雲ヶ原(12:10 ランチ 12:40)
→カラ岳→釈迦岳(14:05 14:09)→大津ワンゲルP(15:42)
ルート図

行動時間:7時間17分 歩行距離:9.8km

コンビニで手配してきたパンとコーヒーでモーニングをし、カマブロ洞に入山の挨拶。
沢沿いの道を得意のカメ脚で進む。リフト道(釈迦岳)との分岐より神璽谷コースへと入る。
神璽の滝はこのコースのビュ―ポイントで外すことは出来ないので迷わずに下降。
水量たっぷりの滝よりマイナスイオンを貰う。10分程涼を取ると気持良し!

カマブロ洞・沢沿いに続く登山道

リフト道分岐・神璽谷下降点

神璽の滝とミスタビラコ


登山道へと戻り、明神の石灯篭を左に見て渡渉。マツカゼソウそよぐ右岸沿いの道をテクテク。
砂防ダム手前を再び渡渉し、勝手に命名している白ガレをトラバース。比良明神の赤鳥居に合掌!
ここからは神璽谷の核心部をなるのでしっかりと休憩タイムを取る。

石灯篭・渡渉点

白ガレ・比良明神の赤鳥居

神璽谷核心部川原へ


砂防ダム横のロープ場を三点支持で登り、小橋をへっぴり腰で通過。
一度左岸を時計逆廻りに高巻いて再び川原へ着地。
大岩、小岩の重なり合うルートを足元に注意しながら高度を上げると北比良への道標三角岩に着く。

砂防ダム横のロープ場・へっぴり腰で通過した小橋

再び川原

岩の重なり合いルート・三角岩


神璽谷ルートで出会った花々(この時期は端境期で花は少ない)
ママコナ・マツカゼソウ

ヤマジノホトトギス・ダイコンソウ


谷筋コースの下部の滝と上部の二段滝をパチリとして、北比良へは安全な尾根ルートを選択。
谷筋コースはダイモンジソウやアケボノソウの咲く時期にとっておこう。
尾根ルートも結構な急登が続き、何度も立休憩を繰り返し、ニードルに「しっかいせい」と
笑われながらダケ道出合に登り着く。ありじごく上部をトラバースして北比良峠でザックを下す。

谷筋コースの滝

尾根ルート・二―ドル

上部トラバース・北比良峠


大津ワンゲル駐車スペースを出てよりここまで3時間強の時間を要しており、
前回の正面谷同様にあらためて登山不適合(登り)の身体になっているの思い知らされる。
前期高齢者の仲間入りをしているのにいつまでも若いと思うな・・・ごもっともです。

武奈ヶ岳に今日も届きませんと一礼し、マザーレイクを望んで目的であるサギソウの観賞と
カワラナデシコを探しに八雲ヶ原へ熊さん道を降ってゆく。
サギソウは先週よりずいぶんと花数と減らしてていたが、なんとかカメラに取り込む。
そしてカワラナデシコが二輪咲きはじめており、ようやくテンションがアップ!パチリ!

マザーレイク展望

高層湿原と八雲ヶ原

サギソウ・カワラナデシコ


ツルニンジンはまだ咲いていなかったが、目的をほぼ達成し納得のランチタイム。
30分程の時間を過ごしたあと、元ゲレンデを散策してカラ岳から釈迦岳へと向かう。
縦走路で電波が入るようになると山仲間のヨネちゃんよりラインが届く。
八雲ヶ原で20分程のニアミスになっており、HSでお会いできればと下山は頑張るぞ!
釈迦のピーク写真をパチリとし、予定していたワンゲル道をパスしてリフト道をセッセと降る。
1時間30分程でなんとか駐車位置に戻り、HSで再会を果たす。ブドウのカキ氷が最高でした。

縦走路で存在感抜群のツチアケビの実と本日のピーク釈迦岳

パスした大津ワンゲル道・リフト道から琵琶湖展望


今日も武奈に届かなかったが、それなりに歩けたことと目的の花をゲット出来て良しとしよう。























 

 

 


比良にてサギソウとミヤマウズラを愛でる

2023-08-22 13:11:43 | 山歩き

比良にサギソウが咲きはじめていると山仲間さんより情報をもらう。
武奈ヶ岳は今の体力では到底無理なので、正面谷から八雲ヶ原ならばなんとかなるかなあと
5月以来の比良山系へ出動。我が家を午前7時20分に発進。一号線、名神、湖西道路を走り、
妹子の郷で食料の手配と登山前の儀式を済ませて8時30分にイン谷口に到着。
トイレ前の駐車場は意外にも空いており、なんなく駐車して朝食タイム。

山行日:2023年8月20日(日)
天候:晴れ(大津猛暑日)
マンバー:単独 八雲ヶ原よりヨネちゃん登山隊

本日の八雲ヶ原

本日の目的花1 サギソウ

本日の目的花2 ミヤマウズラ


本日のルート
イン谷口P(08:47)→青ガレ→金糞峠(11:28)→奥の深谷→八雲ヶ原(12:18 ランチ&散策 13:33)
→北比良(14:00)→ダケ道→大山口(15:23)→イン谷口P(15:41)
ルート図

行動時間:6時間54分 歩行距離:8.5km

支度をしてイロハモミジのトンネルをくぐり大山口へ。大文字山の反省より、
熱中症対策としてペットボトル3本と凍らせたパウチパックを二個ザックに入れている。
大山口からは正面谷ルートへと入る。水場まで来るともう汗で身体はびっしょり!
湧き水で喉を潤し、ひと息入れて前進するもペースは全く上がらず。
咲きはじめているマツカゼソウもそよがず風が無いので、暑くて苦しい!
隠れ滝分岐でついに脚が止まりギアアップ・・・滝でマイナスイオンを貰うことに!
滝ではマイナスイオンが気持ち良く、思わず座り込み長居をしてしまう。

イロナモミジのトンネル・大山口

そよがないマツカゼソウ・隠れ滝分岐

隠れ滝・・・自然のクーラーで極楽


登山道へと戻り、青ガレへ向けてテクテク。ペースは相変わらず超スロー!
青ガレに着いてもすぐに取り付くことが出来ず、ここでも大休憩となる。ほんま軟弱者やで!
流れで顔を洗い、気合を入れ直して青ガレをヨイショ、よっこいしょと登る。
さらに、正面谷上部のガレ場を何回もの立休憩を繰り返してヨレヨレで金糞峠に到着。
二日前の大文字山と同じく、今までに経験したことのない時間を要しまったようである。
暑さが原因であればいいのであるが・・・!どうも身体が登山不適合になっているのかも!

青ガレ・正面谷上部核心部

上部のVゾーンが金糞峠・金糞峠

正面谷で元気をくれた山野草(ダイコンソウ・ママコナ)


さあ! サギソウを愛でるぞと気持ちをポジティブに切り替えて奥の深谷へ下降。
八雲ヶ原へと続く沢沿いの道はアップダウンが無く、樹林にも囲まれているのでちょっとだけ涼しげ!
ツルリンドウやツルニンジンを探しながら50分程のトレッキングで八雲ヶ原へと到着。
ニンジンやリンドウは見つけられなかったが、体調はだいぶクールダウンしたようである。
石テーブルでコンビニで手配してきた弁当でランチタイム。そして目的のサギソウ観賞!
まだピークではないと思うが、30輪位咲いておりパチリタイムを満喫する。

奥の深谷

八雲ヶ原

湿原を滑空するサギソウ

撮影タイム後、例年1、2輪は咲いているカワラナデシコを隅々まで探して石テーブルに戻ると、
武奈ヶ岳より下山してきたヨネちゃん登山隊の皆さんと久しぶりの遭遇となる。
中峠、ワサビ峠、西南稜経由で武奈ブルーを楽しんで来られたとのことである。
三人とも猛暑にも負けずに元気そのもので、流石健脚ぞろいの登山隊であると恐れ入る。

久しぶりの集合写真(一人だけお疲れ気味)


下山であれば登山隊に迷惑をかけないだろうと、ここよりご一緒させて頂く。
ゲレンデ跡を8個の目、特に花探し名人のIさんを頼りに山野草を探しながらテクテク。
さすがにマツムシソウはまだであったが、名残りのコバノキボウシ、ネジバナなどをパチリ!
北比良峠でマザーレイクを望み下山へ。

八雲ヶ原に咲き残る花々(コバノキボウシ・キンミズヒキ・ネジバナ・メドハギ?)


北比良峠にてマザーレイクを望む


ダケ道と神璽谷下降点でどちらから下山するか作戦会議!
本来ならば最も早く下山できる神璽谷であるが、車をトイレ前にキープしているので、
元リフト乗場からアスファルト道を戻るのが嫌であるとの私の我が儘を聞いてもらいダケ道を選択。
一人では退屈な下りになるが、仕事、山、花と色々な話をしながら結構楽しく降れる。
正面谷で見つけられなかったミヤマウズラ、ヤマジノホトトギスもゲットでき正解かな!
大山口で流れに頭ごと突っ込み身体を冷やして登山終了。

下山へ神璽谷上部をトラバース・大山口へ下山の登山隊

ヤマジノホトトギス・ミヤマウズラ


軟弱者の山休が見れなかった武奈ブルーで完(ヨネちゃんより)



里山ウォーク23-28(大文字山 東山トレイル)

2023-08-19 14:29:32 | 山歩き

約2週間ぶりの山歩きはお手軽コースの大文字山へと出動。
ここ二週間程猛暑、酷暑におそれをなしてエアコンフル稼働の我が家に籠っており、
文明の利器にならされた身体を元に戻す為のリハビリトレッキングである。
また、まだ少し早いと思うがミヤマウズラの成長確認も目的にしている。

京阪橋本駅のタイムズに車を預けて、おけいはん、地下鉄を乗り継いて
京都一周トレイル東山コースの登山口である蹴上に10時20分に着地。

山行日:2023年8月18日(金)
天候:雲一時小雨(蒸し暑い一日)
メンバー:単独

今日の火床 

今日の花 ミヤマウズラ


今日のルート
地下鉄蹴上(10:24)→京のお伊勢さん→七福思案処→林道広場→山頂(12:40 ランチ 13:21)
→火床→善木山→観察の森→法然院→錦林車庫バス停(14:56)

ルート図

行動時間:4時間32分 歩行距離:6.2km

地下鉄蹴上より日向大神宮の参道をテクテクと歩く。
京都一周トレイルコースに入るとこの時期はほとんど花が咲いていないので、
参道に咲いている花をまずはパチリとして京のお伊勢さんへ。
天空は曇空で直射日光の攻撃を受けないが、蒸し暑さは異常なレベルでお伊勢さんに
着く頃には額より汗が滝のように噴き出してくる。
タオルで身体を清め、鳥居に一礼して外宮、内宮、天の岩戸にお参り。

参道・京のお伊勢さん

内宮と天の岩戸


参道に咲く花・・・虫たちは元気そのもの



無事お参りを済ませて、トレイルサブルートより鞍馬にも勝るととも劣らない
木の根の道を歩き交通の要所七福思案処で一息。
京都トレイル東山コースはシニアにやさしい道が続き歩き易いのであるが・・・甘かった!
二週間程エアコンに保護された身体は蒸し暑さに対応できず全くペースが上がらない!
休憩すればするほどそのあとがしんどくなるのを分かっていても、何度も休憩を取ってしまう。
今までに経験したことも無いような時間を要してフラフラで大文字山山頂に到着。

木の根の道・七福思案処

林道広場・山頂

山頂からの展望


山頂にての滞在時間を普段はあまり取らないのであるが、流石に今日は大バテで30分程休む。
道中目的にしていたミヤマウズラは一株のみ花をつけていたが、他は蕾多しの状態であった。
一週間後くらから見頃を迎えるだろうと成長確認が出来たのでこれはこれで良しとしよう!
下山は当初幻の滝から大出山城経由で銀閣寺を予定していたのであるが、完全に心が折れており、
最短ルートの火床、法然院へと決めて火床へ下降。

火床からの京の街展望と比叡山



火床からは二画左流れを降り、善木山を経由して観察の森より法然院に下山。
三条京阪や蹴上まで歩く気力が無く、バスで出町柳へと戻り終了。

二画を降る・善木山

観察の森へ(左)・法然院


ミヤマウズラの成長確認の目的は達成出来たものの、登山不適合への身体に邁進している
のではとの不安が残る大文字山であった。猛暑の影響であればいいのだか! 完


ポンポン山(竈ヶ谷、西尾根、東尾根周回)

2023-08-06 17:54:53 | 山歩き

一週間ぶりの山歩きはまたまた竈ヶ谷へ出動! 今年12回目の訪問である。
今日の目的はまだまともに咲いている姿を見ていないウバユリをこの目に焼き付けること。
枚方大橋から枚方・亀岡線を走り、9時過ぎに森の案内所駐車場に到着。
日曜日のこの日は道は空いており、ダンプも走ってないのでスイスイであった。
先着の車は一台だけで横に停めると、なんと今まさに出発されようとしている山仲間のChさん。
ポンポン山にて三回連続の遭遇となる。準備と登山前の儀式があるので先行して頂く。

山行日:2023年8月6日(日)
天候:晴れ(気温は高いが、風があり涼しく感じる)
メンバー:単独

本日のピーク ポンポン山

本日の花1 オオキツネノカミソリ

本日の花2 ウバユリ


本日のルート
森の案内所(9:31)→竈ヶ谷→西尾根→ポンポン山(11:21 11:30)
→東尾根→イヌブナのベンチ(12:20 ランチ 12:51)→森の案内所(13:22)
ルート図

行動時間:3時間51分 歩行距:7.3Km

森の案内所で届に記入し、トイレをお借りして出発!
*竈ヶ谷へ入るには届が必要です。
アキノタムラソウをパチリとして出灰川沿いをテクテク、竈ヶ谷への渡渉点をピョンピョンと渉る。
竈ヶ谷に入ると日陰が続き、今日も猛暑日予報であるが意外と涼しくて歩き易い。
ルート脇にはミゾホウズキが咲き残っており、前回・前々回ともピンボケだったリベンジで
パチリ、パチリ、パチリとこれでもかとシャッターを押しまくる。
小さい花で腰も痛くなり、これでダメだったらカメラに責任転嫁にしよう! 
おいこら!どこかの政治家やダメ経営者と同じやで! カメラに謝りなさい・・ハイ!

森の案内所・アキノタムラソウ

出灰川沿いを歩く・渡渉点(今日は水量少なし)

竈ヶ谷(何度か渡渉あり)

ミゾホウズキ・ツチアケビ


谷筋のカミソリ保護区まで来ると終盤近しであるが、しっかり咲いているものもあり、
ザックを下し、美人を探してパチリ! 上部の保護区はまだまだ見応えたっぷりであった。
7月の中より長い期間楽しませてくれたオオキツネノカミソリに感謝!
さあ!目的のウバユリをと前進。対岸上部にポツリ、ポツリとその姿が確認でき観賞地まで来ると、
咲いているもののその姿は終わりを告げている感じで愕然!ピークを見逃したようである。
案内所の方の「週中が良かったですよ」が頭をよぎり、猛暑を恐れて引き籠ぅた我が身に喝!

オオキツネノカミソリとウバユリ



花盛りは来年の楽しみにと言い聞かせ、ケヤキ谷分岐のベンチで一息!
山頂で先行されているChさんと合流できればと西尾根への急登をエイコラ、ヨッコイショ。
気合は十分であったが、脚の方は不十分で立ち休憩を連発しフラフラで西尾根出合へと登り着く。
数年前より意識はしていたが、どうも身体は登り不適合になってきているようであり、
先日の比叡山に続いてのバテバテは、悲しいかな現実をあらためて認識するものとなった。
あと何年歩けるかなと思いながらポンポン山へと向かう。
*出合の小ピークはK先生のお知り合いの方がカナクギノキの丘と名付けておられる。
 緑に囲まれたピークでバッチリの命名なので使用させて頂くことに!

ケヤキ谷分岐ベンチ・福寿草保護区へ続くコナラ並木

福寿草保護区・西尾根出合

カナクギノキの丘


カナクギノキの丘よりポンポン山はアップダウンが少なく、シニアにやさしい道となる。
尾根を抜ける風が気持ち良く、快適に歩いて山頂を踏む。
昼休憩をしておられると思っていたChさんの姿は見えず、どうやら東尾根へ進まれたようである。

ポンポン山山頂・登山者


少し脚を休まし、水分補給をしっかりして10分程の滞在で東尾根へ。
Chさんは比良山行時に必ず武奈の頂を踏んでおられる健脚さんで追いつけるかどうか・・・頑張ろう!
おそらくイヌブナのベンチでお昼休憩をされているだろうと、カメ脚をトップギアにしてテクテク。

丁寧に保護されているオオバトンボウソウ、ツチアケビを確認し、50分程で到着するとおられた。
一緒にランチタイムをしながら北アルプスや花の話で大いに盛り上がる。
30分程楽しい時間を過ごしあと、再び竈ヶ谷へ下られるChさんとお別れし、我が身は一月以来の
植生が赤松に変化したルートを森の案内所へと下山。

善峯寺と東尾根分岐・きれいな森が続く東尾根

イヌブナのベンチ・竈ヶ谷へ下られるChさん
今日は楽しい時間をありがとうございました。

赤松帯

東尾根より愛宕山を望む


最後に案内所で観察報告をして帰路へ。
ウバユリは残念であったが、何度来ても飽きることのない竈ヶ谷であった。
次はジンジソウかな! 完。