比良や鈴鹿など標高が高く積雪の多い山を登る体力、気力、根性は無いけど歩きたい。
それならばシニアにやさしく微笑んでくれる大文字山で雪山気分を味わおうと出動!
我が家を8時過ぎに発進し、いつものように京阪樟葉でモーニングタイム。
おへいはんと市バスを乗り継いで登山口のある銀閣寺へ10時前に到着。
山行日:2023年1月29日
天候:晴れ
メンバー:K先生ご夫妻・山休
今日のピーク 大文字山
今日の滝 中尾の滝
今日のランチスポット 夢見庵
今日の尾根 新田尾根
今日のルート
銀閣寺門前(9:58)→表登山道口→めがね峠→中尾の滝(11:01)→石積みの谷→
熊山三叉路→夢見庵(12:08 ランチ 12:46)→新田尾根→大文字山(14:00 14:21)
トレイル南禅寺分岐→奥の院→南禅寺→地下鉄蹴上(15:31)
ルート図
行動時間:5時間33分 歩行距離:7.4km
先日の大雪の影響が残り所々がアイスバーンになっている銀閣寺参道を滑らないようにトコトコ。
登山口へと続く道はガチガチに氷ついており、なんと歩きにくいことかとブツブツ!
アイゼンは必要ないと思っていたのであるが、足元が弱くなっている我が身の保険で装着することに!
表登山口ではK先生ご夫妻とバッタリ遭遇となる。
今日のご予定をお聞きすると、奥大文字を探索されるとのことでご一緒させて頂くことに。
銀閣寺参道・凍てついた登山口への道
表登山口・K先生ご夫妻とバッタリ
堤を越えてめがね坂の登りへと入ってゆく。
近況報告をしながら本日の行程では一番長い登りになるかなとご夫妻を後をついてゆく。
大文字山に登りはじめて4年であるが、ここまでの雪景色は初めてでありちょっと感動!
めがね峠に遅れることなく無事登り着いてひと息、暖かいので上着を脱ぐ。
めがね坂へ・登山道は雪景色
快調に高度を上げられるご夫妻・めがねの出迎え
めがね峠付近の登山道
峠からは沢筋へと下降し、右折して緩やかに遡上すると中尾の滝となる。
パチリとしたあと時計逆廻りに川沿いを幻の滝方面へと進み、途中より見晴台からの尾根筋へと上がる。
沢筋(左琵琶の滝・鹿山 右中尾の滝)・遡上
中尾の滝・記念ショット
尾根へ・見晴台からの尾根道(熊山乗越へ続く)
ここからは尾根を進まずに谷へと下降。
この辺りからはトレースが無く、積雪に翻弄されながらも奥様の的確なナビゲ―ションで
竹若山への尾根に無事登り返し、さらに石積の谷を求めて再下降。石積を無事ゲット!
奥大文字は尾根と谷が複雑に入り組み積雪のある時はルートを見つけるのが難義である。
単独であれば早々に心が折れて、根性なしの山休は知っているルートより山頂へ向かっていたかも!
迷宮の谷を歩く・竹若山への表示
谷のランドマーク・・・石積
雪の芸術
この後も奥様の的確なナビゲ―ションで道を探り、尾根・谷の登下降を繰り返して
見覚えのある三叉路へと到着、この三叉路は熊山ファミリーの領域で熊山と孫熊山の間にある。
奥様を先頭に・崩壊地斜面のトラバース
崩壊地の小橋・三叉路
孫熊山手前で南東側下20m程にきれいな谷があり、下降を試みる。
先生が雪に埋まったロープを見つけられてここがルートであると確認!
滑落しないようにロープの助けで降り立つと素晴らしい風景が目に飛び込んでくる。
パチリ! ザクザクとトレースの無い谷筋を下降してゆくと夢見庵へと到着。
谷への下降点・下降されるK先生ご夫妻
谷風景
谷筋を降る・夢見庵
ここで雪の消えている川原を借りてランチタイム。
私の今日のご馳走は明星のチャルメラ・・・山で食べるラーメン程美味いものはなし!
個人の感想ですが、宣伝しておきます。
日射しがあり、寒くないのでノンビリと至福の時間を過ごす。
夢見庵
私のご馳走・ランチを楽しまれるご夫妻
さあ!次は山頂へであるが、天の原経由か新田尾根経由にするかで作戦会議!
新田尾根経由と決めV字谷を詰めてゆく。薄っすらとルートらしき跡を辿るも途中で無くなる。
頭上に尾根が見えているのでエィ・ヤアと斜面を登ると見事な尾根ルートが現れる。
動物の足跡のみでトレースは無いが、とても歩き易く快適。また歩きたいと思う尾根道である。
途中で天の原方面に降ってしまうアルバイトもするも、なんとか尾根へ登り返してGO!
山頂へ向かって雪景色を楽しみながら標高を上げると如意岳縦走路へと飛び出す。
夢見庵よりV字谷を詰める・トレースも我々のみ
快適な新田尾根
山頂へルートと雪景色
山頂に到着し、展望写真をパチリとしていると、なんとかおりさんが登場!
山科よりみささぎ三山経由で登ってこられたとのこと。
久しぶりの再会に近況報告や山談義をしてしばしの時間を過ごす。
名残り惜しいが下山へ。かおりさんは火床から法然院へ降られるので山頂でお別れ。
先生ご夫妻は楼門の滝を訪問されるとのことで四つ辻でまたの再会を期して南禅寺へ。
山頂からの展望二景
山頂と記念写真(かおりさんより)
下山に使った京都トレイルは南西斜面にあるのでほとんど雪が解けておりぐちゃぐちゃ!
早々にアイゼンを外して、南禅寺道分岐より奥の院に降り、南禅寺水路閣より地下鉄蹴上に着地。
K先生ご夫妻のおかげで雪の奥大文字山、迷宮探索が出来て大満足。完
四つ辻にて楼門の滝へ降られるご夫妻・雪融けの進むトレイル
南禅寺への分岐・奥の院へ続く沢沿いの道
奥の院・水路閣