山の休日トレッキング

近畿の山をメインにブラブラと歩いています。

ポンポン山(森の案内所より竈ヶ谷、西尾根・東尾根周回)

2023-03-29 20:07:25 | 山歩き

八幡の背割堤へ花見に行こうかと家人を誘うと、友達と行く約束をしているのでバツの返事。
それでは当初の予定通りにポンポン山へ出動することにして我が家を8時30分に発進!
月曜日にK先生ご夫妻が訪問されており、たくさんの山野草がが咲きはじめているとの
ホームページを拝見しているので空振りの心配は無し! 
一号線、枚方大橋、八丁畷で渋滞に巻き込まれて予定より20分遅れの10時過ぎに森の案内所に到着。
竈ヶ谷は何度も渡渉を繰り返すので、防水の利いた冬靴で期待感たっぷりのハイクスタート。

山行日:2023年3月29日(水)
天候:晴れ(暑い)
メンバー:単独

本日のピーク ポンポン山

本日の花1 ナガバノタチツボスミレ

本日の花2 エイザンスミレ

本日に花3 カタクリ


本日のルート
森の案内(10:19)→竈ヶ谷→ケヤキ谷分岐→西尾根→ポンポン山(12:12 12:20)
→カタクリ保護区(12:26 12:40)→東尾根→ケヤキ谷分岐(13:15 ランチ 13:33)
→竈ヶ谷→森の案内所(14:15)
ルート図

行動時間:3時間56分 歩行距離:7.8 km

森の案内所で入山届に記入し、咲きだしている花の情報を頂く。
*竈ヶ谷へは入渓の届が必要です。
併設しているトイレをお借りして定番儀式を済ませる。これで先の憂い無し!
案内所より出灰川沿いへ下降し、春ですよと咲き誇るスミレをパチリ!パチリ!
渡渉点に着き、さあ!竈ヶ谷へ。
前々回訪れた時にこの渡渉でお尻ごと湯舟に浸かるようにドボンしており、
二度繰り返すのは末代までの恥であると、今日は普段使用しないストックを持参している。
ストックで浮石を探り、バランス取りながら渡渉するといとも簡単に渡ることが出来た。
この後、ケヤキ谷も含めて往復二十数回の渡渉で活躍したのは言う間でもない。学習しはったなあ!

森の案内所よりルートを望む・春ですスミレさん

出灰川沿いの続くルート・竈ヶ谷渡渉点


カメラ片手に沢沿いの道を山野草を探しながらテクテク、テクテク!
何度か繰り返す渡渉さえクリアすれば歩き易く、アップダウンも無いので快適である。
途中に管理作業されている方々がおられ感謝の言葉を伝える。ほんま有り難いです。
沢沿いにはミヤマカタバミやトウゴクサバノが頭を見せてくれるも顔は伏せたまま!
帰りにパチリさせてもらいますと目的花であるエイザンとヒナを求めて先に進む。

竈ヶ谷ルート風景1

竈ヶ谷ルート風景2


オオキツネノカミソリの大群生地を過ぎて、目線より針葉樹が少なくなり空が広がると・・・!
咲いている!咲いている!目的花のヒナスミレ、ニリンソウ等の山野草がバッチリ! いゃ!最高!
腕は悪いので、カメラの機能を信じてパチリ!パチリ!パチリを繰り返す。
デジタルは有り難く、何枚パチリとしても経費は同じで100回位シヤッターを押す。
気が付くといつの間にかケヤキ谷分岐へと着いている。
*ヒナスミレと思っていたのはナガバノタチツボスミレの間違いであった。
 私の花の師匠より教えて頂きました。

竈ヶ谷で出会った花々!
ナガノバタチツボスミレ

ニリンソウ

ヤマルリソウ・コタチツボ

キンキエンゴサク・ミヤマハコベ


ケヤキ谷分岐の木のベンチでパチリとしてきた写真をチェック!
まともに撮れているのはほとんど無いが、是非見たいと思っていた花を目に焼き付けることは出来た。
エイザンスミレは復路でゲットするぞと、ポンポン山に向けて西尾根稜線への急坂を登ってゆく。
登り着いてところでひと息、いやふた息、いやいや息切れでロングタイムの休憩となる。

ケアキ谷分岐・西尾根への急登

今年も観賞させて貰った福寿草保護区・西尾根着


西尾根は少々のアップダウンはあるもののシニアにはやさしい道が続く。
リョウブの丘で愛宕山、お隣りの小塩山を望んあと快適に歩いてポンポン山山頂を踏む。
竈ヶ谷、西尾根では誰一人の登山者にも出会わなかったが、流石人気の山で大勢の方が休憩中。
登山者の方に写真をお願いし、しばらく会話を楽しんで滞在10分程で次の目的地へ。

穏やかな道が続く西尾根・見上げるとタムシバが空を飛ぶ

リョウブの丘と小塩山・愛宕山展望

ポンポンブルーの山頂と昭和のおじん


西山(小塩山)のカタクリ保護区の開園が4月1日なので、此方の保護区もまだ咲いていないと
思いながら覗いて見ると・・・な、なんとたくさんのカタクリがイナバウアーを見せてくれる。
この保護区は地権者の方が保護と管理をされており、ご厚意により解放されている。
ルールに従って咲き乱れるカタクリを目いっぱい観賞させて頂く。ありがとうございます。

カタクリ


一緒に咲くシハイスミレ


予定外のカタクリの開花に大満足し、あとはエイザンスミレとトウゴクサバノオと
分岐より東尾根へと入る。東尾根もシニアにやさしい道が続き、軟弱者の我が身の脚も快調である。
途中より目的完遂の為、ケヤキ谷へと降る。

西尾根と東尾根を結ぶルート・東尾根分岐(直進は善峯寺、大沢峠)

美しい森が続く

東尾根ルート・ケヤキ谷下降点

*東尾根より竈ヶ谷へは三つのルートがあるが、ここが一番ベーシック。
下降路とケヤキ谷(鎌ヶ谷ルート33)番


ケヤキ谷に咲き残るネコノメソウとエンゴサクをパチリとしながら竈ヶ谷分岐でランチタイム。
今日のご馳走はコンビニで手配してきたのり弁当!竈ヶ谷を望みながら頬張る。

キンキエンゴサク・ネコノメソウ

竈ヶ谷の流れ


ランチ後、沢沿いをカメラ片手にブラブラと花を探していると、
午前中に出会った管理の方より珍しい花が咲いているよと声がかかる。
絶滅危惧種で滅多に撮影される方もおられないらしいが、花好きのおじんに見えて教えてくれたよう!
昨年もクチナシグサを教えて頂いており感謝! その花はレンプクソウとのこと。
往路で確認できなかったエイザンスミレ、トウゴクサバノオも無事花を咲かせておりルンルンで
森の案内所へと戻り、観察の成果を報告してハイクを終える。

復路で出会った花々
レンプクソウ・エイザンスミレ

トウゴクサバノオ・ミヤマカタバミ


今年五度目の訪問であったが、訪れる度に新しい感動を与えてくれる谷である。
あらためて管理、整備されている方々に感謝。完

 

 

 

 


里山ウォーク23-14(交野山でシュンランを愛でる)

2023-03-28 15:48:46 | 山歩き

6日前に蕾であったシュンラン、アケビがもう開花しているであろうと交野山へ出動!
昨日、元離宮二条城でのお花見と錦市場の食べ歩きタウンウォークで10㎞程歩いているので
津田サイエンスヒルズから観音岩へのミニハイク予定にして、午前10時過ぎに我が家を発進!

山行日:2023年3月28日(火)
天候:晴れ
メンバー:単独

今日の花1 シュンラン

今日の花2 アケビ

今日の花3 ニオイタチツボスミレ


今日のルート
津田SH(10:27)→夫婦岩→展望所→国見山→(尾根ルート)→白旗池→交野山→白旗池
→(おおさか環状)→津田SH(13:20)
ルート図

行動時間:2時間53分 歩行距離:5.3km

登山口には早速スミレ、ショカツサイ、クサイチゴ、スイセンが咲き乱れており、
6日前に比べると一段と春が進んでいる感じである。パチリを繰り返して国見山分岐より
直登ルートを選択して夫婦岩へと登ってゆく。
いつも仲のよいご夫婦に挨拶をし、尾根道に鎮座する腰掛石の頭をポンとして進むと展望デッキに着く。
明日歩く予定にしているポンポン山、西山を望んでひと息。

SH登山口・国見山への分岐

夫婦岩・尾根道

腰掛石・展望所

デッキよりポンポン山・西山を望む


デッキからはお気に入りのコナラ並木を快適に進み、斜面に付けられている
プラ階段の急な登りをヨイショと登り切ると国見山山頂となる。
標高284mの頂からの展望は枚方八景に設定されている。

コナラ並木・国見山への斜面

プラ階段の急登

国見山山頂


日陰のベンチでここまでに出会った花をチェツク!
スイセン・ショカツサイ

タチツボスミレ・クサイチゴ

国見山からはおおさか環状自然歩道の四つ辻へと降り、水平道との分岐より尾根道へ。
ここの楽しみはモチツツジの群生!昨年同様にたくさんの蕾があり今年も爆発しそうである。
例年であれば目立ちたがりや単独行動で咲いているのもいたが、今年はチームワークが良いのか
皆意思統一が出来ているか花はまだであった。腰掛石に腰を下ろして休憩タイム。
なんとか咲いていたウグィスカズラをパチリとして白旗池へ飛び出す。

四つ辻への下降路・水平道との分岐

モチツツジの蕾・腰掛石

ウグイスカズラ・白旗池


さあ!シュンランは咲いているかと一直線に向かうと・・・やったあ! 
存在感抜群のきりっとした立姿でこちらを見つめけてくれている・・・パチリ、パチリ!
そしてアケビも負けじとたくさんの花を咲かせている・・・そしてパチリ!
本日のミッションを無事達成し、先日はパスした交野山山頂(観音岩)に立つ。

シュンラン

シュンランとアケビ


山頂で交野ブルーを満喫したあと白旗池へ戻り桜観賞をしながらランチタイム。
今日はいつものパン屋さんが定休日の為とんかつサンドではなくコンビニの弁当!
桜を観賞しながらのコンビニ弁当もなかなかのものである。美味い!

観音岩と交野ブルー

お花見タイム



花とランチに満足したあと、おおさか環状自然歩道、森の休憩所より尾根道を選択して
サイエンスヒルズへと下山。

下山時に出会った花
タチツボスミレ・ニオイタチツボスミレ

シハイスミレ・ミズバショウ

ヒメリォウキンカ・シャガ


花に大満足のミニハイクであった。完


里山ウォーク23-13(国見山、白旗池をブラリ!)

2023-03-24 11:44:29 | 山歩き

午前中はWBCを観戦し、阪神タイガース優勝以来久しぶりに目頭を熱くする。
午後からは変にじっとしておられず交野山へ花散策に出動!
山野草も日本の優勝を祝って花を咲かせているのではと! 
意味不明の理由付けをして我が家を12時20分に発進し、手づりパン工房で定番の
とんかつサンドを購入して登山口の津田サイエンスヒルズへ向かう。

山行日:2023年3月22日(水)
天候:ほぼ晴れ
メンバー:単独

今日のピーク 国見山

今日の花1 ミズバショウ

今日の花2 タチツボスミレ


今日のルート
津田SH(12:52)→国見山(13:19)→白旗池(13:45 散策&ランチ 14:52)
→おおさか環状自然歩道→津田SH(15:32)
ルート図

行動時間:2時間40分 歩行距離:4.0km

今日の目的をシュンラン、ミズバショウ、アケビの開花状況を確認することとして
12時52分サイエンスヒルズ登山口より入山。カメラチェツクでスミレをパチリ!
登山口すぐの分岐より谷筋沿いのルートを展望所へと登ってゆく。
JR津田からの道と合流し、登山口より10分程で展望へと登り着く。
今日はまるで夏のような暑さで、この時点で額からは汗がドンドンと噴き出してる。

登山口・国見山への分岐

JR津田からの道と合流・展望所

カメラCのスミレと咲きはじめたクサイチゴ


展望所より来週より入りびたりになるであろう西山連山をパチリ! 
あっ!そうだ!暑さに誘われるようにして過去何回も医者通いをさせられている天敵も
姿を現わしてくるのではと、持参している虫避けをプシュー。さあ!かかってきなさい!
天気が良いので大丈夫と思うも、家人より学習能力の無い人と言われるのを防ぐ措置でもある。

西山連峰(手前は我が街樟葉)


水分補給タイムをとったあと、お気に入りのコナラ並木をテクテクし前方左に見えくる
急坂をひと登りすると国見山山頂へ到着となる。

コナラ並木と国見山の斜面

山頂へ続くプラ階段・国見山山頂


樹林の上に顔をのぞかせる大阪ビル群をパチリ、滞在1分程で山頂をあとにして
おおさか環状自然四つ辻へと下降。白旗池へは水平道との分岐をいつの通り尾根道を選択する。
途中に鎮座する腰掛石に腰を下ろしてしばしの休憩タイム。ルート沿いのモチツツジ、ツクバネウツギ、
ウグィスカズラもまだ花はなく・・・まだかと白旗池へ飛び出してゆく。

四つ辻への下降路・水平道との分岐

尾根ルートと腰掛石

モチツツジの蕾と白旗池


午前中にMBCがあったこのは流石にハイカーもほとんどおられず、
いつも賑わうふれあいセンターも静かそのものである。スミレを撮影していると、
交野山より降って来られた女性ハイカーさんより声がかる。
どうやらシュンランを探しているとのことで案内することに!ついでにアケビも!

まだ蕾のシュンランとアケビ


二つの花とも明日にも開花しそうな雰囲気であったが、開花しておらず残念!
しばらく花談義、山談義をして先に降られる女性ハイカーさんを見送りランチタイムへ。
もちろん今日のご馳走も交野山定番ランチにしているとんかつサンド!
ノンビリとした時間を過ごしたあと、おおさか環状自然歩道のミズバショウ保護区で
咲きだしている花を確認、シハイスミレもゲットして水平道よりサイエンスヒルズに下山。

ふれあいセンター・白旗池

白旗池に咲くタチツボスミレとヒメリョウキンカ

おおさか環状自然歩道のミズバショウ・シハイスミレ

来週は交野山も花盛りになりそう! 空振りが無いので再訪しょう! 完















 


鈴鹿入道ヶ岳にてミノコバイモ・シロバナを愛でる

2023-03-22 21:19:08 | 山歩き

毎年の楽しみにしている入道ヶ岳花巡りを月末に予定していたのであるが、
菜種梅雨の襲来で予定を急遽変更し、本日緊急出動!
7時過ぎに我が家を発進し、国道一号線、京滋バイパス、名神、新名神を走行。
京滋バイパスで思わむ渋滞に遭遇し、予定より30分遅れの9時過ぎに登山口のある
椿大神社の第三駐車場に到着。ここは登山者に無料開放されている。ありがたい。
先着の車の中にK先生ご夫妻の愛車があり、三年連続となる奇跡の遭遇に期待感が膨らむ。

山行日:2023年3月20日
天候:晴れ
メンバー:K先生ご夫妻、山休
登頂回数:17回

本日のピーク 入道ヶ岳

本日の展望 鎌ヶ岳

本日の花1 ミノコバイモ

本日に花2 シロバナ(ハナネコノメソウ)


本日のルート
椿大神社第3P(9:16)→井戸谷登山口コース→井戸谷→避難小屋→山頂→
二本松コース→登山口→椿大神社第3P(14:14)
ルート図

行動時間:4時間58分 歩行距離:7.6km

準備をし、(準備と言っても靴を履くだけであるが)椿大神社へ向けてテクテク。
道路沿いには今日の好天を保証してくれるかのように山茶花が五重丸・・・エッ椿大神社やで!
椿も山茶花も親戚のようなものなので固いことは言わない! ここは花丸があれば良し!
第1駐車場に併設されているトイレを借りて登山前の重要儀式をキッチリと済ませる。これで憂い無し!
椿大神社横の舗装道路を黙々と歩き、右に北尾根登山口を見て林道を抜けると井戸谷登山口である。
コース沿いには早くもスミレ、エンゴサクが顔を見せてくれる。

第三駐車場・今日のお天気マーク

伊勢の国一の宮 椿大神社・・・合掌!

北尾根登山口・井戸谷登山口

スミレとエンゴサク


登山口からは崩壊地を越えて杉林と尾根筋に続く急坂をエイコラと登る。
先生ご夫妻になんとか追いつきたいと思うも、心とは裏腹に脚は正直でカメ脚は変わらず。
おまけに急坂を登り切った所で息が続かず休憩タイム、こらあかんわ! ほんま軟弱者やで!
今日はお会い出来ないかもと思いながら三番標識をトラバース気味に通過し井戸谷本流へと着く。
ここが花園の入り口、首に下げていたカメラを手に持ち替えて本流へ。

崩壊地・杉林の急登

尾根筋・井戸谷へのトラバース道

井戸谷本流


ポンポン山の竈ヶ谷で腰、パンツまでビショビショになるドボンをしているので、
目線で花を探しながらも浮石に注意しながら慎重に沢を遡上してゆく。
春の花で自己のお気に入りベスト3になっているシロバナネコノメ(ハナ)、ニッコウネコノメ、
ヤマルリソウ、ミヤマハコベなどを数打ゃあたるとばかりにパチリ、パチリ!

シロバナ(ハナネコノメ)・ニッコウネコノメ

ヤマルリソウ・ミヤマハコベ


入道ヶ岳を全国レベルに押し上げ、この花を見るために遠征してきたミノコバイモも
キッチリと咲いてり感動の対面! テンションも一気に上がり押すだけカメラで何度もパチリ!

名花ミコノバイモ群生・横顔・正面 *群生地は記載しておりません。



今年はトウゴクサバノオを見逃したが、当初の目的を達成して涸れ沢を登ってゆくと・・な、なんと!
K先生ご夫妻とバッタリ! ゆっくりと花を観察されていたおかげで三年連続での奇跡の遭遇となる。
今年に入って雪の大文字山、ポンポンの竈ヶ谷もご一緒させて頂いており、山の思い出話で盛り上がる。

先生ご夫妻・咲き残っていた福寿草


遭遇後は雲ひとつ無い笹原を徐々に高度を上げて北の頭分岐へと登る。
稜線に広がるアセビのトンネルを抜けると大鳥居の立つ山頂に到着となる。
入道ヶ岳は標高906mとセブンマウンテンで唯一標高が1000mに満たないが、箱庭のように広がるアセビと
360度の展望が選ばれた理由になっているのであろう!冬の空気の澄んだ日には大三角が見えることも!
今日は気温が高い為か遠望はダメであるが、鎌ヶ岳、御在所岳、仙ヶ岳は見事な山容を見せてくれる。

井戸谷上部の笹原(快調に登られるご夫妻)

登って来た笹原・アセビのトンネル

新しい山頂標識と三年連続の記念写真

御在所岳と鎌ヶ岳・仙ヶ岳


めずらしく風の穏やかな山頂で眼下の伊勢湾を望みながらランチタイム。
下山は相談して二本松コースを選択、昨年同様に奥様から花のレクチャーを受けながら下山。
14時14分に駐車場に戻り、毎年恒例の入道ヶ岳登山を終える。
K先生・奥様今年もご一緒させて頂き楽しい山歩きになりました。感謝です。

下山時に出会った花
アセビ・アブラチャン

セントウソウ・サクラ



















比良山系、神璽谷より正面谷周回で花と滝を巡る

2023-03-20 18:08:13 | 山歩き

今年区切りの20回目となる山歩きを比良にしようと出動!
幸いヨネちゃん登山隊が同コースを巡られるとのことで同行できればと
午前7時前に我が家を発進! 8時過ぎに大津ワンゲル駐車場に到着すると
今まさに出発しようとしている登山隊に遭遇。

山行日:2023年3月19日
天候:素晴らしい快晴
メンバー:ヨネちゃん登山隊(ヨネちゃん、Kさん、Iさん)山休

今日の滝 神璽の滝

今日の花1 ミスミソウ

今日の花2 イワウチワ

今日の花3 バイカオウレン


今日のルート
大津ワンゲルP(8:24)→カマブロ洞→神璽の滝→神璽三角岩→北比良峠→丸山→金糞峠
→青ガレ(金糞滝)→隠れ滝→大山口→イン谷口(15:30)
ルート図

行動時間:7時間6分 歩行距離:10.1km

ささっと準備をし、登山隊を追いかける。空は快晴で今日の天気を椿も花◎でお墨付きを出してくれる。
カマグロ窟で合流してフラワーハイクのスタート!登山隊のミッションに四つの滝を訪問することもあり、
何時ものようにカマグロ窟に入山の挨拶をしてパチリ!
登山隊のカメラマンであるIさんは花を見つけて激写モードに突入しているもよう!

大津ワンゲルPと快晴の空

花◎の椿と激写モードのIさん

一つ目の滝・・・カマブロ洞

イワナシとシキミ


小橋を渡り沢沿いのルートを進んで、釈迦岳との分岐より神璽谷コースへと入ってゆく。
例年イワウチワが最も早く咲き出す場所まで来るとキッチリと咲いており歓声!・・撮影タイム。
目的花のひとつをゲットし、分岐より二つ目のとなる神璽の滝へ下降。
雪融け水を集めて水量たっぷりに落ちる滝をパチリ! 肉眼では虹も見えている。

小橋を渡る・釈迦岳との分岐

イワウチワ・神璽谷下降点

二つ目の滝・・・神璽の滝


登山道へと戻り滝上部の流れを渡渉、右岸の穏やかな道を花を探しながらテクテク。
砂防ダム前を再び渡渉し、白ガレ(正面谷の青ガレに対して勝手に命名)をトラバース。
軟弱者の山休は疲れを知らないかのように快調に歩かれる登山隊の皆さんについて行くのがやっと!
砂防ダムを高巻いた所でオジンのわがまま「休憩要望」を出してひと息。 ああしんど!

滝分岐より続く登山道・渡渉

白ガレのトラバース・休憩タイム


ひと息後我が身に活を入れなおし、比良天神を通過して本流より神璽谷核心部へと入ってゆく。
ロープ場をよじ登り、小橋をへっぴり腰でソロリ!ソロリ!
砂防ダムを時計逆廻りに高巻いて再度神璽谷本流に下りて岩の間を登ってゆく。
前をゆく登山隊に少し遅れてしまうが、北比良峠への道標三角岩へと到着。
道中では本日のメイン花ミスミソウも無事ゲットし、バイカオウレンがよく来たと笑顔で迎えてくれる。

比良天神へのトラバース道・比良天神

本流のロープ場を難なくクリアする女性陣

砂防ダムに架かる小橋・本流核心部

岩の間をゆく登山隊・出迎えてくれたバイカオウレン

本日の目的花ミスミソウ
登山道の岩棚より独特のミルク色をしたやさしい表情でこちらに微笑んでくれる。
大好きなエコール・ド・パリ派のレオナール・フジタ氏の「乳白色の肌」を思わせる美人である。
現金なものでしんどさを忘れてパチリ!パチリ!何度もパチリを繰り返して大満足となる。

ミスミソウ



滝と花をたっぷりと堪能した神璽谷をあとに北比良へは尾根コースを選択。
二週間もすればイワウチワが咲き乱れるであろうし、イワカガミのお花畑になるであろう尾根筋を
今日の成果、昨年の思い出、これからの楽しみを語りながら高度をあげてダケ道合流より北比良へ抜ける。
ここで武奈ヶ岳の勇姿と鈴鹿連山、マザーレイクの展望を楽しみながらランチタイムへ。
40分程至福の時間を過ごす。天気最高!気分最高!展望最高!ご飯も最高!すべて最高!

谷コース(今日はパチリのみ)・尾根コース

北比良へ高度を上げる登山隊・北比良より鈴鹿展望

武奈ヶ岳展望

ランチタイムと記念写真


金糞峠には奥の深谷経由にするか、石楠花尾根にするか作戦会議の実施。
踏み抜きが難義との結論を得て、時間短縮にもなる石楠花尾根に決定し前山へ直登。
前山からは翼を大きく広げた白山を見ることができラッキー!

前山(今日のピークとなる)

ルートを刻むヨネちゃん・白山を捉えるIさん


石楠花尾根では予想通り踏み抜きも無く快適なトレッキングで金糞峠に着く。
シャクナゲの蕾も確認でき、独特の姿を見せるマンサク、もちろんバイカオウレンもゲット。
金糞峠でくつろいでいるとなんと達人ブナブルーさんと遭遇。一緒に記念写真を撮らせて頂く。

シャクナゲの蕾(今年はどうか?)・マンサク

バイカオウレン・ブナブルーさんと記念写真


さあ!正面谷の下り!
踵と腰に不安を抱える我が身、家人からの平坦な道でも躓く歳なんやからの声も頭をよぎる。
ここで躓くと一大事とばかりに上部のガレ場と青ガレを焦らず、慌てず、ゆっくりと降る。
青ガレ途中より本日三つ目の滝となる金糞滝に無事到着。

ガレ場を降る登山隊・青ガレをクライムダウン

三つ目の滝・・・金糞滝と余裕Kさん

正面谷名物青ガレ


青ガレからは穏やかな道になり、本日四つ目になるかくれ滝を見学してミッションを達成!
大山口からイン谷口へと下山し、フラワーハイクと滝巡りを終える。
登山隊のみなさん、今日はありがとうございました。次は西山での再会を期待しています。

四つ目の滝・・・かくれ滝


最後に正面谷で出会ったミスミソウ