八幡の背割堤へ花見に行こうかと家人を誘うと、友達と行く約束をしているのでバツの返事。
それでは当初の予定通りにポンポン山へ出動することにして我が家を8時30分に発進!
月曜日にK先生ご夫妻が訪問されており、たくさんの山野草がが咲きはじめているとの
ホームページを拝見しているので空振りの心配は無し!
一号線、枚方大橋、八丁畷で渋滞に巻き込まれて予定より20分遅れの10時過ぎに森の案内所に到着。
竈ヶ谷は何度も渡渉を繰り返すので、防水の利いた冬靴で期待感たっぷりのハイクスタート。
山行日:2023年3月29日(水)
天候:晴れ(暑い)
メンバー:単独
本日のピーク ポンポン山
本日の花1 ナガバノタチツボスミレ
本日の花2 エイザンスミレ
本日に花3 カタクリ
本日のルート
森の案内(10:19)→竈ヶ谷→ケヤキ谷分岐→西尾根→ポンポン山(12:12 12:20)
→カタクリ保護区(12:26 12:40)→東尾根→ケヤキ谷分岐(13:15 ランチ 13:33)
→竈ヶ谷→森の案内所(14:15)
ルート図
行動時間:3時間56分 歩行距離:7.8 km
森の案内所で入山届に記入し、咲きだしている花の情報を頂く。
*竈ヶ谷へは入渓の届が必要です。
併設しているトイレをお借りして定番儀式を済ませる。これで先の憂い無し!
案内所より出灰川沿いへ下降し、春ですよと咲き誇るスミレをパチリ!パチリ!
渡渉点に着き、さあ!竈ヶ谷へ。
前々回訪れた時にこの渡渉でお尻ごと湯舟に浸かるようにドボンしており、
二度繰り返すのは末代までの恥であると、今日は普段使用しないストックを持参している。
ストックで浮石を探り、バランス取りながら渡渉するといとも簡単に渡ることが出来た。
この後、ケヤキ谷も含めて往復二十数回の渡渉で活躍したのは言う間でもない。学習しはったなあ!
森の案内所よりルートを望む・春ですスミレさん
出灰川沿いの続くルート・竈ヶ谷渡渉点
カメラ片手に沢沿いの道を山野草を探しながらテクテク、テクテク!
何度か繰り返す渡渉さえクリアすれば歩き易く、アップダウンも無いので快適である。
途中に管理作業されている方々がおられ感謝の言葉を伝える。ほんま有り難いです。
沢沿いにはミヤマカタバミやトウゴクサバノが頭を見せてくれるも顔は伏せたまま!
帰りにパチリさせてもらいますと目的花であるエイザンとヒナを求めて先に進む。
竈ヶ谷ルート風景1
竈ヶ谷ルート風景2
オオキツネノカミソリの大群生地を過ぎて、目線より針葉樹が少なくなり空が広がると・・・!
咲いている!咲いている!目的花のヒナスミレ、ニリンソウ等の山野草がバッチリ! いゃ!最高!
腕は悪いので、カメラの機能を信じてパチリ!パチリ!パチリを繰り返す。
デジタルは有り難く、何枚パチリとしても経費は同じで100回位シヤッターを押す。
気が付くといつの間にかケヤキ谷分岐へと着いている。
*ヒナスミレと思っていたのはナガバノタチツボスミレの間違いであった。
私の花の師匠より教えて頂きました。
竈ヶ谷で出会った花々!
ナガノバタチツボスミレ
ニリンソウ
ヤマルリソウ・コタチツボ
キンキエンゴサク・ミヤマハコベ
ケヤキ谷分岐の木のベンチでパチリとしてきた写真をチェック!
まともに撮れているのはほとんど無いが、是非見たいと思っていた花を目に焼き付けることは出来た。
エイザンスミレは復路でゲットするぞと、ポンポン山に向けて西尾根稜線への急坂を登ってゆく。
登り着いてところでひと息、いやふた息、いやいや息切れでロングタイムの休憩となる。
ケアキ谷分岐・西尾根への急登
今年も観賞させて貰った福寿草保護区・西尾根着
西尾根は少々のアップダウンはあるもののシニアにはやさしい道が続く。
リョウブの丘で愛宕山、お隣りの小塩山を望んあと快適に歩いてポンポン山山頂を踏む。
竈ヶ谷、西尾根では誰一人の登山者にも出会わなかったが、流石人気の山で大勢の方が休憩中。
登山者の方に写真をお願いし、しばらく会話を楽しんで滞在10分程で次の目的地へ。
穏やかな道が続く西尾根・見上げるとタムシバが空を飛ぶ
リョウブの丘と小塩山・愛宕山展望
ポンポンブルーの山頂と昭和のおじん
西山(小塩山)のカタクリ保護区の開園が4月1日なので、此方の保護区もまだ咲いていないと
思いながら覗いて見ると・・・な、なんとたくさんのカタクリがイナバウアーを見せてくれる。
この保護区は地権者の方が保護と管理をされており、ご厚意により解放されている。
ルールに従って咲き乱れるカタクリを目いっぱい観賞させて頂く。ありがとうございます。
カタクリ
一緒に咲くシハイスミレ
予定外のカタクリの開花に大満足し、あとはエイザンスミレとトウゴクサバノオと
分岐より東尾根へと入る。東尾根もシニアにやさしい道が続き、軟弱者の我が身の脚も快調である。
途中より目的完遂の為、ケヤキ谷へと降る。
西尾根と東尾根を結ぶルート・東尾根分岐(直進は善峯寺、大沢峠)
美しい森が続く
東尾根ルート・ケヤキ谷下降点
*東尾根より竈ヶ谷へは三つのルートがあるが、ここが一番ベーシック。
下降路とケヤキ谷(鎌ヶ谷ルート33)番
ケヤキ谷に咲き残るネコノメソウとエンゴサクをパチリとしながら竈ヶ谷分岐でランチタイム。
今日のご馳走はコンビニで手配してきたのり弁当!竈ヶ谷を望みながら頬張る。
キンキエンゴサク・ネコノメソウ
竈ヶ谷の流れ
ランチ後、沢沿いをカメラ片手にブラブラと花を探していると、
午前中に出会った管理の方より珍しい花が咲いているよと声がかかる。
絶滅危惧種で滅多に撮影される方もおられないらしいが、花好きのおじんに見えて教えてくれたよう!
昨年もクチナシグサを教えて頂いており感謝! その花はレンプクソウとのこと。
往路で確認できなかったエイザンスミレ、トウゴクサバノオも無事花を咲かせておりルンルンで
森の案内所へと戻り、観察の成果を報告してハイクを終える。
復路で出会った花々
レンプクソウ・エイザンスミレ
トウゴクサバノオ・ミヤマカタバミ
今年五度目の訪問であったが、訪れる度に新しい感動を与えてくれる谷である。
あらためて管理、整備されている方々に感謝。完