山の休日トレッキング

近畿の山をメインにブラブラと歩いています。

夏最後の比良花巡り

2021-08-30 21:50:32 | 山歩き
比良正面谷、奥の深谷、八雲ヶ原、北比良で夏最後の花巡りをしてきました。
トレッキングレポートは山の休日ホームページにアップしています。
ここでは花のみアップです。

山行日:2021年8月29日
天候:ほぼ晴れ

本日のメイン花 ミヤマウズラ


ルート:イン谷→青ガレ→金糞峠→奥の深谷→八雲ヶ原→北比良峠→ダケ道→大山口
ルート図


青ガレ、正面谷に咲く花
イワキボウシ

ミヤマウズラ

ヤマジノホトトギス

ヤマトウバナ


奥の深谷に咲く花
ツルリンドウ

キタヤマブシ

キタヤマブシ


八雲ヶ原に咲く花
サギソウ

サギソウ

カワラナデシコ

ミミカキクサ

オトギリソウ


北比良峠に咲く花
ゲンノシュウコ

ヒメヤブラン


ダケ道に咲く花
ミヤマママナコ

ミヤマママコナ






比良堂満岳から奥ノ深谷、八雲ヶ原を巡りサギソウを愛でる

2021-08-09 16:01:13 | 山歩き
山仲間さんより比良八雲湿原にサギソウが咲きはじめたとの情報をもらい
早速出動することに!
7時前に我が家を発進し、名神東インター出口と湖西道路の渋滞に巻き込まれて
予定していたよりも30分程遅れてイン谷口に到着。旧道登山口に車を駐車。

山行日:2021年8月8日
天候:晴れ後曇り
メンバー:単独

本日のピーク 堂満岳

本日の花 サギソウ

本日のルート
イン谷口(8:40)→旧道→ノタノホリ道出合(9:22 9:28)→東稜道→堂満岳(11:36 11:44)
→東レ新道→金糞峠(12:21)→奥の深谷→八雲ヶ原(12:59 14:18)→北比良峠(14:31 14:37)
→大山口(15:36 15:45)→駐車地

ルート図

行動時間:7時間20分 歩行距離:10.8km

13時にまぼろしの滝に行っておられるヨネちゃん登山隊と八雲で待ち合わせをしており、
今の体力、脚力では時間的に武奈の頂を踏んでからでは無理と判断し、行き先を堂満に変更。
駐車地裏より旧道へと上がってゆく。
この旧道は今は廃道になっており、途中より古崎川源流を遡上するマニアックなルートでもある。

駐車地

駐車地裏に旧道への取り付き

旧道分岐(左ノタノホリ 右旧道)


倒木帯を抜けてゆっくりと高度を上げてゆくとやがて道が途切れて無くなる。
ここで左を流れる古崎川源流へと降って遡上となる。

倒木帯(旧道の為整備はされていない)

道が途切れる

古崎川へ


遡上ルートにはテープマークや標識はないが微かな踏み跡は付いている。
小さな流れを中心に左、右、左と歩き易い場所を選んで高度を上げる。
沢筋は樹林に覆われて日差しが届かないので、ジリジリの暑さはないものの蒸し暑さは天下一品。
前方に通行止めのロープが見えてノタノホリ道との出合に着く。

沢筋ルート

沢筋ルート

ノタノホリルート出合

途中の岩壁に咲くイワタバコ


水分補給の休憩をしながら虫食われが無いかチェツク!(アブ・ブト・ヒル)
今日はワンランクアップの虫よけをたっぷりスプレーしているので大丈夫のようだ。
先々週の反省が活かされており自分で自分を褒める。

源頭部から東稜道へと九十九折の急坂を登ってゆく。
何度登ってもこの登りは辛い!特に最近は筋力の低下に反比例するような体重増加が影響しているようだ!
何度か立休憩を繰り返して取り付きへと登り着く・・・キツイ!

東稜道へ急斜面への登り

取り付き 休憩ポイント


一息入れた後、ブナ・コナラの原生林の中に付けられた東稜道をゆっくりと登る。
山頂直下までは激しい登りは無くグリーンシャワーの中を気持ち良く歩かけるが、
結構長い登りが連続するので脚への負担がボディーブローのように効いてくる。
コロナ過で二年連続で見逃したシャクナゲ群生地、関所岩を通過すると直下の激登りになる。

ブナ・コナラの原生林

シャクネゲ群生地

気持ち良い森が続く

関所岩

二年前のシャクナゲ群生地


山頂直下の激登り・・・ここが本日の頑張り所!
標高差約100m、かろうじて二本足で登れる斜度であるももの油断は禁物、
数年前の積雪時に痛恨の滑落で肋骨をやられた場である。
ただこの斜面は春にフモトスミレが咲くお気に入りの場所でもある。

加齢によりバランスが悪くなり、体力も衰えているので
スタンスをしっかり安定させ、時々木の根をホールド代りにして慎重に登る。
ゆっくりと高度を上げ、シャクネゲ群生地を抜けて山頂に立つ。

急登の始まり

結構な急登が続く

シャクナゲ群生地

堂満山頂


イン谷を出てより3時間弱、結構な時間は掛かっているが、前期高齢者の仲間入りをしている
我が身としてはまずまずであろうと自己納得!
水分補給とマザーレイクを眺めて10分程の滞在で山頂を後にする。
山頂稜線より東レ新道から金糞峠へと脚を進める。

マザーレイクを展望

東レ新道より釈迦岳を望む

比良縦走路分岐

金糞峠

咲いていたホツツジ


金糞峠からは奥の深谷へと下降し、分岐より沢沿いのルートへ。
いくつかの小橋を渡り、沢音を聞きながら快適なトレッキングが続く。
右側に高層湿原が見えだすと目的地の八雲ヶ原へと着く。

分岐(八雲ヶ原・大橋)

快適な沢沿いルート

小橋を渡る

八雲ヶ原


まだヨネちゃん登山隊は到着していないようなので湿原のサギソウを確認しに!
ピークはもう少し先のようであるが、20.30羽のサギが飛んでおりパチリ1パチリ!

滑空するサギソウ

羽ばたくサギソウ

戯れるサギソウ


石テーブルへと戻り、おにぎりでランチタイムをしていると元スキーゲレンデを降ってるグループが!
ヨネちゃん登山隊の面々である。秘境まぼろしの滝をゲットされて皆さん満足そうな笑顔である。

笑顔満点のヨネちゃん登山隊

リーダーのヨネちゃん しーちゃん Kさん、Iさん

メンバーさんとは久しぶりの再会となり会話を楽しむ。
湿原で再びサギソウを撮影して広谷より下山される登山隊とお別れして北比良へ登り返す。
マザーレイクをパチリとして、アリ地獄上部トラバース道よりダケ道を降る。
カモシカ台で一息入れて15時36分に大山口へと下山。登山口を脱いで流れに足を冷やす・・最高!

北比良峠よりマザーレイクを望む

ダケ道へはアリ地獄上部をトラバース

カモシカ台

大山口


トイレ前の駐車場は閉鎖中・・・! 来ないでのメッセージ!

トイレ前駐車場


まん延防止対策で滋賀県が管理する琵琶湖周辺の駐車場は閉鎖しているとのこと。
ワクチン接種後も会食、人込みを避けて山でもマスク登山をしていたのであるが・・・!

駅前からの比良山系

次の山歩きは・・・!?





































比叡山、無動寺弁天堂にてイワタバコを愛でる

2021-08-01 18:18:18 | 山歩き
天候不安定で延期していた無動寺へイワタバコを愛でに出かける。
ルートを二案設定、A案を大宮谷林道から峰道経由、B案は本坂から大比叡経由に。
現地でルートを決めようと午前8時10分我が家を発進。
名神東インターから湖西道路の入り口で事故渋滞に遭い少し時間をロスするも
大宮川観光駐車場に9時過ぎに無事到着。

山行日:2021年8月1日
天候:晴れ後雲 雷が轟く
メンバー:単独

本日の花 イワタバコ

本日のルート
観光P(9:10)→日吉大社(9:23)→根本中堂(11:10 11:22)→ケーブル延暦寺(11:33 11:27)
→無動寺、弁天堂(11:52 12:22)→遠見岩→無動寺坂登山口(13:24)→日吉大社→観光P(13:48)
ルート図

行動時間:4時間38分 歩行距離:9.9km

ゆっくりと準備をし、そこそこの晴れで虫の攻撃はないと思いつつも虫よけスプレーをバッチリ吹き付ける。
先々週、比良でブトに食われて医者通いをした反省である。
併設のトイレで登山前の儀式をキッチリ済ませて、日吉大社より比叡山高校横の階段をエイコラと登る。

大宮川観光駐車場(無料でありがたい)

登山口のある日吉大社

比叡山高校横の長い階段


日陰を選び登るも蒸し暑さのせいで額より汗が滝のように噴き出してくる。
階段を登っている最中にプランAはすでに頭よりなくなってプランBへ変更に!
この暑さではそりゃ無理やで! 途中で救助隊呼ぶことになるで山休さん!

階段を登り切った所で早速休憩を取り、プランAは無かったかのように本坂へ。
このルートは何の見どころも無くひたすら登るのみ。
何度かの休憩を繰り返し、悲田谷分岐を過ぎてようやく山道が終わって東塔へのコンクリ道に着く。

本坂・大宮谷林道分岐(左本坂)

ひたすら登る

悲田谷分岐

突き当たりより東塔へのコンクリ道


さらに我慢の登りを続けること十数分、根本中堂のある東塔メインエリアへと着く。
持参したペットボトル一本と凍らせたパウチパックは無くなっており、売店で冷えた飲料を購入。
トイレでTシャツを着替えてようやく身体も落ち着く。

東塔へ続くコンクリートの道

文殊楼

根本中堂


たっぷりと休憩し、さあ大比叡へと歩きはじめると心とは裏腹に脚が勝手に無動寺へと向かう。
ここでプランBも消えてなくなり本日のピークは無しとなる。雷の音も聞こえるのでまあいいかと自己納得。
観光客の方に交じり遊歩道をケーブル比叡へと歩き、途中に咲いているダイコンソウ、カタバミをパチり!
登録有形文化財の駅舎より琵琶湖を展望し、またまた休憩。何回休憩すんねん!

今日初めての花 ダイコンソウ

カタバミ

有形文化財の駅舎

琵琶湖展望


駅舎付近でスマホを見ながらウロウロしている人がおり、声をかけるとモタテヤマ道が分らないとのこと。
駅舎横のルート入り口へ案内し、自身は無動寺参道を降ってゆく。
こんなに降ったかなと思っていると岩壁にイワタバコを見つけてテンショウンが一気に上がり始める。
弁天堂へと着き昨年同様に賑やかに吠えるワンちゃんに迎えられる。
この柴ちゃん視線を合わせると後ずさりして静かになり、視線を逸らすとまたワンワンとユニークな子である。

無動寺参道

ここを通過すると弁天堂

弁天堂


受付の方に挨拶して撮影タイムのスタート。
昨年に比べると若干花の数は少ないようであるがキッチリと咲いている。間にあった。
ピントを合わすのが難しい花で何度もパチリとする・・・が帰宅後確認するとやはりほとんどがピンボケ!

イワタバコ1

イワタバコ2

イワタバコ3


汗だくで辛かった登りが報われて、ここでおにぎりのランチタイム!
下山をしょうとすると私を気にいったのか雌鹿さんがこちらを見つめてる。
私は人間のなので残念ですが、デートできませんと断って手を振る。
明王堂の前を通り川原へと一度下り、谷沿いのルートを紀貫之の墓分岐へ。

雌鹿さんにバイバイ!

明王堂

川原

紀貫之の墓への分岐(遠見岩)


墓分岐を左に見て快適に降り続けると突然道がなくなる・・・橋が流されている。
一部崩壊地があると事前に情報を得ていたが、ここまでひどいとは!
高度感は大したことないので、山側をヘツルよう慎重に対岸の道へ渡る。
小さなお子さんが同行の場合はお勧めできない。

崩壊地

山側をヘツル


崩壊地以外は良く整備された道が続き歩き易い。
下の紀貫之の墓分岐を通過する頃におとなしくしていた空がゴロゴロと騒ぎだし・・・これはヤバイ!
雷さんには白山、妙高で苦い経験があり、一気にスピードアップで穴太衆の墓がある登山口まで降る。

良く整備された登山道

紀貫之の墓下分岐

登山道脇に鎮座されている仏さま

無動寺坂登山口


日吉大社より観光駐車場へと戻り本日の登山を終える。
汗だくでバテバテの登り、ゴロゴロの襲来と色々あったが、今年も無事にイワタバコを愛でられ
満足の山歩きとなった。

次は大文字山森林ウォークで身体をいたわろうと思う。