大原野神社より小塩山経由、竈ヶ谷で花を愛でる。

青空の広がる日曜日、本来ならば雪山最後の比良を考えていたのであるが、
現在の体調、体力、気力では納得のいく雪山ハイクは無理であろうと判断！
それではとまだ歩いていないルートより小塩山に登り、下山も未ルートをと
8時過ぎに我が家を発進、ボーッとしていたのか善峰寺へと向かうポカをし、
余計なアルバイトで予定より20分遅れの9時10分に大原野神社へと到着。

山行日：2023年3月5日
天候：晴れも雲多し
メンバー：単独（ケヤキ谷でＫ先生ご夫妻と遭遇）

今日のピーク　小塩山

今日の花1　ヤマシロネコノメソウ

今日の花2　アオイスミレ

今日の花3　セリバオウレン

今日のルート
大原野神社（9：28）→炭の谷保護区（10：43）→小塩山（10：56　10：59）→森の案内所（11：52）→
ケヤキ谷分岐（12：34　13：04）→森の案内所（13：54）→南谷ルート→天皇陵道合流→（14：58）
→大原野神社（15：49）
ルート図

行動時間：6時間21分　歩行距離：13.3ｋｍ

コンビニで手配してきたパンで簡単モーニング、併設されているトイレで
定番儀式を済ませたあと小塩山へ向けて出発。
いつもは天皇陵道および西山山荘廻りであるが、今日は沢沿いからの直登コースを選択。
花の寺山門と路傍に咲くスイセンをパチリとして縦貫道下をくぐり登山口へ登ってゆく。
登山口になる獣避けフェンスより入山。しばらく歩くと林道へと合流する。
林道沿いより左岸への小橋を渡ると小塩山への登山ルートとなる。

大原野神社駐車場・花の寺山門

道端に咲くスイセンと登山口

林道合流と小塩山への小橋


道なりにブラブラ歩いていると砂防ダムに突き当り道を見失う。
アレレと思いながら付近の踏み跡をたどるもルートがはっきりしない。
小橋の方に戻ると小塩山への標識を見つけてほっ！余計なアルバイトをしてしまった。
しーちゃんのレポに小橋を渡って右と書いてあったやろ・・・加齢で失念か？あんたヤバイで！
本登山道は歩き易いゆるやかな登りが続き高度を順調に上げてゆく。
管理道路に二度出合い、きれいな冬枯れの森を落葉の絨毯を踏みながら登ると小塩山への分岐に着く。

砂防ダム・小塩山への標識

管理道路に二度出合う・小塩山への分岐（直進）

ルート上部はまだ冬枯れの森がきれい！

管理道路を横断し、少し登るとカタクリ自生地の炭の谷が右手にある。
開園日は4月1日、今年もたくさんの花を咲かせてくれることに期待。
流石に、この時期はポンポン山（福寿草）に登山者が集中しているので誰にも会わず。
管理道路に出てアンテナを時計廻りに進むと淳和天皇陵、小塩山に着く。
日本国民で税金を納めていても、山頂は宮内庁管轄で立ち入ることはできない。
裏に仮の山頂があり標高は642ｍである。

炭の谷（4月1日開園）・小塩山と御陵の谷分岐

淳和天皇陵と小塩山山頂にて昭和のおじん


次の目的地竈ヶ谷に向けて森の案内所へと下降。
小塩山への登りで予期せぬアルバイトで時間を要したので急ぎ脚で降ってゆく。
下降路は危険な場所もなく一つ、二つ、三つと関電の鉄塔を順調に通過。
松の木が多い尾根筋を過ぎると眼下に森の案内所への道路が見えてくる。
ああそうだ！先日竈ヶ谷への渡渉点でお尻ごとドボンしたスマホをザックにしまっておこうと
後ポケットに手をやると無い！　アレ！ヤバイ！ ザックをひっくりかえしても無い！
第二鉄塔のところでさらにスピードアップしようと靴ひもを結び直した時に落としたかも。
山では過去3回スマホを紛失しており、家人のこわーい顔が頭をよぎり冷汗！タラリ！
鉄塔まで登り返してゆくと登山道にスマホが寂しそうに此方を見つめている・・・良かった。
無事再会してホッ！家人のこわーい顔も消えてホッ！　森の案内所へ再下降。

小塩山からの下降路・一つ目の鉄塔

二つ目の鉄塔（ここでスマホと再会）・下降路を振り返る

眼下に森の案内所Ｐ・ちよこっと咲いていた馬酔木


森の案内所へと着くと入り口を埋め尽くすような凄い数のハイカーさんがおられる。
まるで誰かのライブをしているかのような賑わいである。歩こう会150名がバスで来訪とのこと。
これは登山道も保護区も大渋滞になるであろうと、とりあえず人の間をぬって前に出さしてもらう。
この時点で保護区へは行かずに竈ヶ谷花散策だけに決めて出灰川と渡渉。
ほとんどのハイカーは西尾根へ向われるので竈ヶ谷はいたって静かである。
セリバオウレンに入渓の挨拶かわりのパチリ！何度かの渡渉繰り返して進む。
10日前にまだ幼子だったヤマシロネコノメウは成人に成長しており、カメラタイムが続く。
そして最大の収穫はお気に入りのシロバナスミレが顔を見せてくれたことである。
ケヤキ谷と保護区の分岐にあるベンチで納得のランチタイム、今日のご馳走はコンビニ弁当。

竈ヶ谷で出会った花
セリバオウレン・アオイスミレ

ヤマシロネコノメソウ



福寿保護区へは行かずのんびりしているとケヤキ谷よりＫ先生ご夫妻が降って来られ
雪の奥大文字以来の再会となる。ポンポン山・竈ヶ谷・バッタリがうれしい定番になりそう！
ケヤキ谷からは花博士である奥様のレクチャーを受けながら森の案内所へと戻る。
シロバナスミレもアオイスキレと教えて頂きまたひとつ勉強になり感謝。

Ｋ先生ご夫妻と遭遇・出灰川を渡渉される

森の案内所（きれいなトイレと休憩所がある）


ここで先生ご夫妻とお別れし、我が身は最後の課題にしている南谷遡上へ。
昨年に南谷を遡上されている先生にルートをお聞きしているので安心感がある。
取り付きより倒木がいっぱいあり、くぐったり、跨いだり、左岸、右岸をルートを探しながら遡上。
途中に巡視路のプラ階段があって尾根に登れそうであるが、そのまま谷筋をゆく。
時々道のような部分が現れたり、ポツンとテープマークも出てくるが踏み跡はほとんど無い。
枝谷が入りこんで方向がわからなくなり、ＧＰＳで方向を確認することもしばしば！
大きな二股で道を右谷に取って遡上を続けると尾根へのルートらしき踏み跡をみつける。
登ると尾根道へと出合う。

南谷ルート風景
取り付き・倒木帯

道わかりません・道らしき踏み跡あととロープ

二股（右を選択）・尾根への取り付き点（テープマークあり）


尾根道に上がりほっとひと息。南方面へ進むがこれは森の案内所に戻ってしまうとＵターン。
しばらくテクテクするとしーちゃんのページで見ている崩壊地に着き、やがて天皇陵道へと合流。
森の案内所を出てより1時間強のアドベンチャートレッキングであった。

尾根道・崩壊地

天皇陵道合流・ここに到着


歩きなれた天皇陵道を一気に正法寺へと降り、梅園で梅を観賞。
大原野神社駐車場へと戻りハイクを終える。

咲き揃ってきた正法寺の梅




トラブルは何度かあったものの花に満足、先生ご夫妻との遭遇に満足、南谷遡上に満足の一日であった。
さあ帰ろうと料金を精算するとなんと1200円、ええ！一日600円ではと思っていたのであるが
どうも料金システムに変更があったようで最後にテンションが下がってしまう。　完