毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

奥武蔵の展望台、弓立山(2023年12月6日)

2023-12-06 17:59:33 | 山日記

早く帰れる近場を歩こうとときがわ町にある弓立山に行ってみた。

標高426mの低山だけど山頂の展望がいいらしい。

 

今日は武蔵嵐山からバスでせせらぎバスセンターへ。

ここを出発点にまずは弓立山をめざす。

 

ときがわは木材の産地。

すぐそばにある里山の紅葉がいい。

 

バスセンターから西へ20分ほど歩くと登山口。

 

ちゃんと標識もある。男鹿岩、どんなところだろう。

 

いきなり階段。でもこれは取りつきのところだけ。

 

針葉樹と広葉樹がまじりあっている感じ。

 

道はよく踏まれていてあるきやすい。

とにかく、だらだらと登り続ける。

 

登山口から50分ほどで男鹿岩。

だれかいる。

 

反対側に回り込めばしっかりした足場もあって簡単に岩の上に立つことができた。

ときがわ町の中心あたりが見えているのかな。

 

上側から岩を写すとこんな具合。

岩の上も平らで割と広いのでだれでも登れると思う。

 

男鹿岩から10分ほどで山頂だった。

 

山頂は広々としていて付近には高い木がない。

 

だからこの展望。これは日光の方向。

少し見にくいけど男体山や雪で白くなっている日光白根山などが見えている。

 

こちらは関東平野の中心の方角。奥には筑波山がある。

大宮らしい高層ビル群や遠くかすかにスカイツリーも見えていた。

 

まずは記念撮影。暖かくて少々汗をかいた。

 

日光白根をアップにしてみた。

この写真にははいっていないが、左の奥には尾瀬の燧ケ岳の頭ものぞいていた。

 

まだ10時20分をまわったところ。お昼には早すぎるので20分ほどでそのまま出発。

反対がわの大附へとくだる。今日はもう一山歩くつもり。

 

この山には電波関係の施設かなにかがあるらしく大附側からは車であがれるようだ。

でもなるべく山道をくだる。歩きやすくていい道だ。

 

すぐに民家が現れた。

南斜面に農家が点在している。

そのせいで道がいりくんでわかりにくい。

 

ようやく標識のある地点に到着。

見上げる農家の裏山の紅葉がすばらしくきれいにかがやいていた。

 

みちの脇でこんな花を見つけた。これ、ベニバナ?

違うかな?

 

大附の里はいいところだ。

 

下に見える建物が大附のそば道場。

 

これは出羽三山の石碑。越生ではほかでも出羽三山にかんする石碑を見かけたことがある。

昔の人がはるばる参詣したのだろうか。

 

日当たりのいい斜面はみかんやゆず畑。

 

日当たりのいい、気持ちのいい山里だ。

 

立派な公衆トイレもある。

 

そば道場に寄ってみたが、残念ながら水曜と木曜はお休みだった。

 

さて次はすぐ南にある雨乞山へとむかう。

林道楠線の標識が目印になる。

 

ここが雨乞山の入口らしい。

 

道ははっきりしていて、しかも歩きやすい。

北斜面をおおきくまわりこんでいくとその先で東からの道が合流してきた。

この先はさらに道も広くなった。意外だ。

 

山頂には三角点のあった。地図で確認すると340mだ。

 

問題はここからだった。

道はあるのだけれど、ところどころ分岐しておりしかも稜線がはっきりしない。

 

足元は落ち葉の洪水。

一度間違えて東側にくだりかけ、戻って南に向かいなおした。

でも結局また間違えて、今度は反対の西へとくだってしまった。

 

道路に飛び出してみたら、登山口からわずか500mほどの地点だった。

でもそこは上谷の大クスがあるところだった。

ころんでもただでは起きぬというやつ。

 

100mほど入るとほんとうに立派なクスノキがあった。

根元から幾本にも幹が分かれていて、葉をかがやかせていた。

足場が組んであったがその手前で立ち入り禁止になっていたので木にはさわれなかった。

 

なかなか元気らしく枝葉はもりもりと繁っている。

 

民家の左奥がその大クス。

さて、本来の下山予定地点とは反対側なので、これから越生梅林に向かって2km以上歩かねばならなくなった。

 

舗装の道をひたすら歩く。

お地蔵さんがご苦労さんとなぐさめてくれた。

 

ようやく民家があらわれた。そこから越生梅林の横を抜け、越生駅へと戻った。

雨乞山はおまけだが、弓立山だけなら我ら年寄り仲間をつれて登れそうだ。

大附のそば道場に遅めのお昼にして、瀬戸へと出れば、バスで越生に戻ることができる。

今度ハイキングの会を企画してみよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋の城峰山、男衾登山口から南尾根へ(2023年11月29日)

2023-12-02 10:51:09 | 山日記

秋も終わりの11月29日、秩父の城峰山に行ってきた。

旧吉田町の石間(いさま)の谷奥の男衾登山口から城峯神社の参道を登って、帰りは南尾根をたどって石間の交流館近くに出た。

車は石間交流館の駐車場を利用させてもらった。

 

ちなみに、石間交流館は学校跡を利用して、秩父事件にかんする資料を展示してある。見学には予約が必要。

 

上吉田の県道から石間川の谷を4kmほどさかのぼる。

駐車場から出発するとすぐに水車小屋が目に入る。観光用らしく新しくて立派だ。

わきにある神社のカエデが真っ赤。

 

そしてその近くに湧水が引いてあり「天恋の水」と称していた。

「テンコイ」ではないよね。やはり「アマゴイ」と読ませるのかな。

 

水受けの人工芝の緑に枯れ落ち葉が・・・

 

さて登山口めざして谷の道をさかのぼる。

ふと道端をみるとハキダメギクがたくさん咲いていた。

 

谷の奥、日当たりのいい斜面に人家が見える。

 

谷底には水に浮かぶたくさんの落ち葉。

 

沢戸という集落らしいが、見上げるような急斜面の上に家がある。

 

途中には立派な観光用トイレも設置されていた。凍結防止も設置され、明かりは自動で付くようになっていた。

 

民家を見えあげながらさらに奥にすすむと道が分岐して、右の道の入り口に城峯神社の鳥居があった。

この道は林道太田部峠線。神流川のダム湖、神流湖の南斜面にある太田部集落に続いている。

 

この道にはハキダメギクが点々と咲いている。そして途中にはこんな大群落をつくっていた。

石間川の谷はハキダメギクの天国なのだろうか。

 

林道太田部峠線からもわかれて舗装された道を詰めていき、最後の民家の間の細道に入っていく。

ほんとうにここを通ってもいいの?という感じだ。

すぐに山道になって、たくさんの落ち葉と終わりをむかえた紅葉の中をすすむ。

 

道はいいけどしばらくは少し急登ぎみ。

 

半納からの道と合流すると急な登りはなくなり、道も少しよくなった。

 

広くゆったりとした緩斜面をおおう杉林の中をすすむ。

このあたりから神社につくまでは古くからある参道らしく道幅も広くて歩きやすい。

 

11時55分、城峯神社の入り口に到着。

駐車場からおおよそ2時間だ。

 

ここは城峰山山頂の南西。標高900mをこえているが、結構広い平地が広がっていて、キャンプ場もある。

 

見晴らしのいいところを選んで昼食休憩にした。

目の前には両神山。

 

西の奥には甲武信ヶ岳。3つのピークの真ん中が甲武信ヶ岳。右の少し丸っこいのは三宝山。

左は木賊山。実にいい天気。奥秩父の主稜線が全部見えている。

 

神社の境内らしく大きなカエデがすでに落ち葉をびっしりと敷き詰めていた。

 

あまりいい天気なので食事に小1時間もかけてしまった。

城峯神社におまいりしてこれから山頂へ。

 

この神社の狛犬は秩父らしくオオカミの姿だ。

前にも写真を撮っているけど、目玉が金色なのに今回になって気が付いた。

 

将門のかくれ岩というところにも行ってみたけど、岩場が落ち葉で埋まっているので登るのはやめにした。

そこから神社裏の尾根をたどって山頂へ。

 

山頂には電波中継塔を兼ねた展望塔がたっている。そこに登るとこれまで見えなかった山の北側が見える。

すぐ目の前に西上州の東西御荷鉾山。

 

見下ろすと登山口近くの半納の集落も見えた。

 

下りはキャンプ場へと直接下りていく道を利用。

舗装の車道を少し歩いて、南尾根へとむかった。

 

南尾根に入ると急に西風が強くなってからだが持っていかれそうになったほどだ。

南尾根のルートは漆木・中郷登山口という標識をたどっていけばよい。

結構なアップダウンがあるし、岩場やロープに頼る急な場所もあった。

それにほとんどが杉などの針葉樹におおわれている。

尾根からはずれて巻道を歩くところでは、東の尾根に迷い込みそうなところがあった。

そこには赤いリボンだけで標識がない。

コースは右手へ少し折り返して斜面を登るのが正解。

 

漆木登山口と中郷登山口の分岐をすぎると道は歩きやすくなる。

しかし、集落が近づくと道がかなり崩れているところもあったので、もう少し手入れがほしいと感じた。

中郷登山口には4時ちょうどに到着。暗くなる前についてよかった。

久しぶりにたっぷり歩いた感のある山歩きだった。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする