無念のリタイヤ【BRM922 600km】

走行距離：１７８km

予想外の暑さにやられちゃいました。


今年のブルベは愛知の1000kmで終わりにしようと思っていたのですが、1000kmブルベが中止になってしまいました。というわけで、締めにBRM922 長野600kmを走っておきましょう。

スタート地点にはたくさんのかたがいらっしゃいました。今年最後だからでしょうか？

車検が終わって、masaさん、早速スタートします。「もう行くんですか？」って聞いたら「明るいうちに麦草下りたいじゃん」そうだけど、自分の足じゃ、無理かな？

スタートしてしばらく行くと、信号の関係で集団になっちゃいました。

壮観ですね。

k65からR413へ出て、相模湖脇を抜け、R20へ。
相模湖は濁りがとれて、綺麗になっていました。


お出迎えに来ていただいたTakさんとは相模湖駅前でお別れです。ありがとうございました。

R20からは一人で走り出しましたが、ここまでの登りでへろへろです。暑いのもありますが、朝におにぎり二つだけだったからですかね。40km付近にあったコンビニで補給したら、調子が出てきました。

しばらく走っていたら、先行していたいっしーさんがコンビニで休憩していました。追い付いてきたので、一緒に行きましょう。
先ほどの補給が効いたのか、登りを快調にこなしていきます。笹子トンネルの入口でライト点灯。あれ？後ろのライトが電池切れそうですね。途中で買わなきゃ。

笹子トンネルは初めて走ったのですが、噂通り、恐いですね。路肩が狭く、交通量が多くて、後ろからエンジン音がするたびに、ひやひやしました。
トンネル入ってすぐは向かい風、中程は無風になって、出口付近で追い風になりました。
トンネルを抜けて、甲府の盆地を見下ろしながらくだります。
ぶどう狩りの看板がふえてきて、甲府に来たことを実感できます。

暑さでかなり参ってきて、ダブルボトルも空になりかけた、ちょうどPC1の8km手前で、

プシュー


久しぶりー。なんと前回のパンクは11ヶ月前！でした。

鋭いものが刺さった後がありました。念のためタイヤの裏にガムテープを張って、チューブ交換です。
ブルベライダーが走っていくのを見ながら、ポンピング開始です。外人の自転車乗りが「ダイジョウブデースカー」と声をかけてくれました。「だいじょうぶでーす」と答えましたが、日陰の無い、川沿いの道路で、炎天下のパンク修理、大丈夫じゃ無かったです。
かなり消耗してパンク修理を終えました。モチベーションもすっかり落ちちゃいました。

なんとか、PC1に到着。

ここで、パンク修理の際に、先行してもらったいっしーさんや、境川のmasaさん、おいちゃんとお会いすることができました。ご飯を食べていたらhiroさんがびしょ濡れでやってきました。途中の道の駅で水浴びをしてから来たそうです。正しい！
でも一緒だったはずのkazuさんが来ません。PBPから帰ってきてから、調子が悪いようです。ちょっと心配。

そういえば、リアライトの電池がキレかかっていたのでした。PCのコンビニには無かったので、PCの隣にあったザ・ダイソーでダメ元で探します。なんとありました。普通に量販店で買うと200円くらいする電池ですが、１個100円。安い！今度からダイソーで買おう。

PCを出ますが、暑さからか、走っているうちに心拍がどんどんあがって、苦しくなってきました。ちょうど酒屋の駐車場・日陰・自販機という絶好のスペースを発見。
座り込んで、心拍が落ち着くのを待ちます。
少し楽になりましたが、負荷をかけるとまた苦しくなるので、ゆっくり走ります。

ふたたびR20に入る交差点にコンビニがあり、みなさんそこで休憩していました。
わたしもたまらず休憩。ガリガリ君で体を冷やしますが、全然足りませんね。それくらい暑かったです。

hiroさんに続いて、コンビニを出ましたが、どんどんhiroさんの背中が小さくなっていきます。登りで力が入らなくって、足も回らず、「ああ、もうだめだ」と何度も思いました。


白州蒸留所。今はウイスキーよりは、ビールがいいなぁw。

水分補給も、塩キャンディーで塩分補給もしているし、補給食も食べているのに、ぜんぜんダメです。長野県境のコンビニで、休憩するときにちょっと気分を変えてみました。

kazuさん方式のカップコーヒー２個。
なるほど、ゆっくりと、ぼーっとしながら飲んでいると、気分が変わって、楽になってきました。
ただ、このまま走り続けても、辛いばかりで楽しめないので、走っても次のPCの茅野までかなぁ、と思っていたところ、先行していたはずのhiroさんが登場。
どうやらメカトラブルのようです。

写真ではわかりにくいですが、Bテンションボルトが曲がってしまい、ロー側の３枚が使えないそうです。このままでは麦草峠を越えるのは辛いので、茅野でリタイヤするとのことです。
それでは、一緒に茅野まで行きましょう。

私は必死で走るのですが、全く速度もあがらないし、hiroさんは軽いギヤが使えないので、登りは必死だし、ゆっくりと残りの20kmを走ります。


なんとか富士見峠を登りました。元気なときならばなんてこと無い峠ですが、非常に辛かったです。

ドーンと下って、茅野の市街地へ入ってしばらく行くと、PC2です。
ここでは、ラルさんやじんじんさんがリタイヤを悩んでいます。
「止めるなら、ここなんだよなぁ」
そう、電車の便や、時間的なタイミングを考えたら、茅野がリタイヤには最適。でも目の前に今回のブルベの山場、麦草峠があり、それを越えちゃえばあとはなんとかなりそう。私も心の中ではリタイヤを決めていましたが、いざここまで来ちゃうと続けるか悩んじゃいました。

結局午後６時、リタイヤを決めました。

そのあとは、hiroさんと、kazuさんの到着を待ちます。
PCクローズを過ぎても来ないので、メールをして駅に向かおうとしたときに、kazuさんがやってきました。体調悪そうですが、それでもまだ走るそうです。すごい！
kazuさんを見て、自分が情けなくなりましたが、無理をしてもしょうがないですからね。素直にあずさで帰ってきました。

最後は情けない結果で終わった今年のブルベ。ちょっと走りすぎた感もあるので、来年はコースを選んで、楽しく走りたいです。

さあ、次はホノルルだ!