自転車ふらふら日記

自転車に乗って、どこまでも

いつからだろう

2007-05-31 00:03:23 | メンテナンス
ここのところクランクをまわすと回転と同期して「シャカシャカ」音がしていま
した。どこかの締付不足と思っていたのですが、増し締めしても鳴り止みません。
それほど大きな音ではないので、気にしないでいたのですが・・・

これだ!

FDのプレートが曲がって、クランクとすれています。


いつから曲がっていたのだろう?
GWにFDを外して再取り付けしたときには、プレートとチェーンリングの平行を確
認したので、その時点では、まだ曲がっていない。
落車した覚えも無い。

???

変速には特に影響がないようです。

さて、ここで問題です。
(1)FDを外して、ペンチでプレートをまっすぐにする。
(2)FDなんて安いもんだから、新しく買う。
さあ、どっち?!

海あり山あり山あり【BRM526 600km】その2

2007-05-28 20:31:07 | Brevet
走行距離:606.7km(ブルベ)
     11.3km(その他)

GPSのログから取った今回のコースプロファイルです。
しかし本当に海岸線の海抜0m以外は見事に山ですね。

その1から続く

チェックを受け、フルーツヨーグルトをいただきました。おいしかったー。
ドロップバックにいれていたレーパンをはきかえて、ディクトン塗り直しておしりもリフレッシュです。
いっしーさんと、松崎まで降りて適当なところで仮眠することにして、いっしーさんを後から追いかけます。

マーガレットラインは初めて走ったのですが、細かいアップダウンと眠気でまったくペースが上がりません。30km程の距離に2時間もかかっちゃいました。
コンビニで待っていたいっしーさんに追い付きましたが、眠気が限界なので、「ここの駐車場で寝る!」と宣言して勝手に寝ちゃいました。いっしーさんすいません。
気温はそれほど低くないのですが、汗に濡れたウェアではやはり寒いです。輪行袋にくるまってみました。

携帯の目覚しを1時間後にセットして寝ましたが、結局延長して1時間半の仮眠でした。いっしーさんはそこにはいませんでした。(近くのバス停で寝ていたそうです。)
軽くストレッチをして今度は西伊豆スカイラインを目指します。
k59は真っ暗で(夜半まであった月はもう沈んでしまいました)ぐねぐね登りです。暗いから先の傾斜も良く見えないし、我慢です。
k411に出たら、突然見晴らしの良い道になりました。登りきって、下りに入ったところでウィンドブレーカーを着ている人を抜きました。その先の登りで抜き返されましたが、良くみるといっしーさんじゃないですか。一緒に行きましょう。

土肥峠のあたりから西伊豆スカイラインになりますが、分岐点に、こんな夜中に人と車がたくさんいます。スキール音も遠くから聞こえてきます。走り屋のみなさんです。行こうとしたら、止められました。下から(R136の旧道かな?)上がってくるので、安全になってから車で先導しますとのこと。待っているとドリフトしながら5~6台の車が上がっていきました。先導車が動き出したので、付いていこうとしたら、先導車もキキーっとダッシュしていきました。「付いていけねーよっ」まったくもう、と思ったら、先ほどの5~6台が下ってこないように制止しに行ったのでした。
安全に通り過ぎ、西伊豆スカイラインをえっちら登ります。

戸田峠手前のピークでいっしーさんがたおれていました。眠くてウグイスの声を聞きながら寝ていたようです。一緒に下りますが、今度は私が眠くなってきて、危ないのでちょっと止まってもらい、目を閉じて5分くらい寝ました。
これだけのことで、気分も変わるものです。すっきりして、体も動くようになりました。

また900mから0mまで一気に下り、PC4の沼津へ海岸線を走ります。

PC4ではサンドイッチを食べて復活。
いっしーさんは相当辛そうな感じでした。もう少し休んで行くとのことだったので、先にいきました。
k380はまーっすぐな道で眠くなります。コンビニで飴を買って、なめながら走ることでなんとか眠気をごまかせました。

清水の市街地で携帯を見たらいっしーさんからメールが入っていました。リタイヤすることにしたそうです。残念ですが、無理しないのも大事です。お疲れさまでした。

前日走ったR150を逆走して安倍川沿いを曲がり、いよいよ2日目の文字どおり山場を迎えます。
そのまえに。

暑いのでやっぱりこれ。

R362に入って気持ちよい川沿いの道をすすみます。ちょっと眠くなってきましたが、T字路を左折して目が覚めました。いきなり10%の上り坂。ここは国道ですよね?
そして、、、

12%!
立ち漕ぎ、蛇行、外回りなど、いろいろやりながら登りますが、

これを見た途端、あきらめました。斜度が落ち着くまで押しました。
落ち着いたといってもたぶん10%はあります。信じられません。
茶畑はきつい斜面にあり、そこに道が通れば、自然とこんな斜度になるのでしょうが、ちょっと驚きました。
ようやく山を越え、どーんと下ってPC5にクローズ1時間半前に到着。
素麺を食べて、PC6へ向かいます。もう一山越えればあとは、下りですよ。

もう一山が同じような茶畑の中の道。

景色は良いんですがねー。でもこちらは、斜度は緩くなって10%程度。
やっと越えましたよ。主要な坂道はもうないです。

お尻が痛いので下りなのに足を回せません。つらいです。でももうちょっとです。
PC6にはブルベライダーは誰もいませんでした。残り20kmなので、すぐに出発するのでしょう。わたしも水だけ買って出発です。

風が心配でしたが、見事に追い風。あっというまに袋井に戻って来ました。
日は落ちましたが、あたりはまだ明るいうちにゴールすることがで来ました。

タフなコースでしたが、なんとか完走出来ました。
もうお腹いっぱいです。しばらくは山道はもういいです、という感じです。


海あり山あり山あり【BRM526 600km】その1

2007-05-28 19:21:36 | Brevet
走行距離:606.7km(ブルベ)
     11.3km(その他)

GPSのログから取った今回のコースプロファイルです。ここをクリックで拡大。


愛知の600kmをリタイヤしてから、もう一回600kmを走りたいと思い、調べてみると日程的に出られそうなのが静岡の600kmでした。コースは去年と同じなので、きついコースなのは知っていたのですが、チャレンジしてみました。

スタートは袋井親水公園を朝の5時です。前泊した袋井のホテルを4時前に出て、スタート地点へ。いっしーさんがすでに来ていました。よろしくお願いします。

ブリーフィング中に日の出です。

晴れて暑くなりそう。

スタート地点は陸橋の下なので、GPSが電波をとらえきれないようです。とりあえず走り出しましたがキー操作も受け付けない状態に。電池を抜いてリセットするしかないようなので、いっしーさんに先に行ってもらい、リセット。

袋井駅前からk58を北上、k63に入ります。途中でtanyさんにお会いしました。すっかりブルベにはまっていますね。しばらく一緒に走りましたが登りでは付いていけないので先に行っていただきました。先日夜まで降っていた雨のせいで路面に水が流れ出てきています。枝や落葉も落ちていて路面は良くないですね。
ピークを越えて下りに入りますが、路面が悪いのでゆっくり下ります。

こちらの斜面は茶畑でした。
下ったところがPC1。いっしーさんに追い付きました。軽く補給して出発。今度は大井川沿いに海まで下ります。

下り基調で、追い風であっと言う間に海へでました。R150は一月のブルベで走った道です。前回走った時の折り返し手前で左折して清水市街へ。
その後はR52に入って、ちょっと登って、芝川へ。ここの登りでいっしーさんに付いていけず、また一人旅。
k75を走っていると、目の前に大きく富士山が見えて来ました。

近付くとすそのまできれいに見えて、その存在感はさすが日本一と言った感じでした。

PC2で昼食にしました。かなり気温が上がっているので、冷やしたぬきうどん。
先に着いていたtanyさんや、いっしーさんを見送って、わたしも日焼止めを塗ってスタート。ここからは、去年の神奈川走行会で走ったR469をこどもの国まで登ります。だらだら長い直坂で、Takさんとへろへろ登った道です。

今回もへろへろ到着。

富士サファリパークの脇を抜け、ずどーんと三島まで下ります。900m近くまで登ったのに、0mまで下っちゃった。もったいない。

伊豆に入ると、今度は向かい風に苦しみます。途中休憩をいれながらようやくR414へでました。このあとの天城越えの前に今シーズン初のガリガリ補給。

暑さに参っていたので、リフレッシュできました。

山にはいったので、風もそれほど感じずに、じわじわ登って、天城ぃ~越えぇ~。やっぱり歌っちゃいます。
ループ橋もくるくるまわって楽しかったです。
海まで降りたところのコンビニでお腹が減ったので夕飯にしました。いっしーさんもいました。
お腹が減っているのに、水分ばかり摂っていたので、固形物が入っていきません。
野菜ジュースで流し込むようにしてなんとか食べました。
日も落ちて、暗くなりましたが、PC3のあいあい岬はもうすぐなので、頑張りましょう。
石廊崎へのアップダウンでまたいっしーさんに遅れますが、マイペースで走ります。「夕日をつかめ」オフ会を思い出しますね。今回はつかめませんでしたが。
ようやく半分のあいあい岬に到着。まだ半分・・・

その2へ続く

新緑のブルベ【BRM520 200km】

2007-05-21 23:41:54 | Brevet
走行距離:201.9km(ブルベ)
     52.6km(その他)

宮城での最初のブルベ、新緑の中を気持ち良く走って来ました。
(写真は七ケ宿ダム)


今年のブルベ計画のひとつに、「宮城のブルベに出る」がありました。
今年から始まった宮城でのブルベ。記念すべき最初のBRM520 200kmに参加してきました。

しかもコースは、私が昔よく車で走っていた、懐かしい道を走るのです。非常に楽しみにしていたのですよ。

閖上港の脇にある名取サイクルスポーツセンターがスタート地点です。
今日は20数名の参加者がいるようです。私のように前泊して自走で登場する人はほとんどいなくて、皆さん車で来ているようです。

受付、車検の後、簡単なブリーフィングがあり、朝7時、スタートです。


出走サインをしてもらったらすぐに飛び出していく人はいなくて、のんびりしたスタートでした。


スタート直後のサイクリングロードは、サイクリングができないくらい荒れた路面でした。
前夜の雨のため、大きな水たまりのなかを走らなければいけなかったり、防風林の松の根で、路面がでこぼこになっていたり、徐行を余儀なくされます。

サイクリングロードを抜けると、防風林の間のきれいな舗装の一本道を気持ちよく走ります。気持ちよすぎて、左折ポイントを行き過ぎちゃいました(:p

亘理、白石へ行く間に細かい峠が二つほどありましたが、本当に細かいので問題なくPC1へ到着。

軽くおなかが減ったので、オレンジジュースと大福を補給して出発。いよいよ懐かしい七が宿方面へ。

基本的に宮城-山形県境の二井宿峠までは登り基調。しかも向かい風(結構強い)。
ひーひーいいながら走りますが、知っている道なので、苦しさ半減です。

ちょうど田植えが終わったばかりの水田と、新緑の山々をみながら走るのは最高に気持ちよいです。
ところどころ懐かしい風景に足を止めて、昔を思い出しながら走りました。




二井宿のピークを過ぎるといよいよ高畠に向けて下ります。山形県側の道はきれいなトンネルができていて、車がすれ違うのも難儀していたつづら折りの旧道からは想像できないほど快適なダウンヒルでした。スピードが出るので、体が冷えちゃいました。(気温11℃)

しばらくして高畠の折り返しPCに到着。体が冷えていたので、暖かいご飯がよりおいしいです。

折り返してからは宮城県まで登ればあとは下り基調です。しかも追い風!

安久津八幡宮の三重塔もあっと言う間に通過!


二井宿の登りは道が新しいからか、激坂はなく、国道の登坂車線ほどの傾斜が続きます。じっくり登れば何の問題もなく登れます。
追い風も手伝って、すんなり登り切りました。

あとは下り基調、追い風です。田舎道なのであまりとばしませんでしたが、軽く40km/hは出ました。あー気持ちいい。

あっという間にPC3に到着。このペースでいけば余裕でゴールできます。
ここで、コーラしか補給しなかったのが後で響きます。

西陽に輝く水田


名取までの細かい峠は帰りの方が傾斜がきついようで、以外と体力を消耗しちゃいました。
亘理から名取までの間は横風から軽い向かい風になり、ハンガーノック気味になっちゃいました。走りながらどらやきを食べて、最後の一踏ん張りです。

陽が傾きかけた4時半過ぎにゴールしました。
ゴール地点にはスタッフのほか、ほとんど人がいなくて、ちょっと寂しい感じでした。みんなゴールしたらすぐ帰っちゃうのね。
私も新幹線で帰らなければいけないので、スタッフにお礼を言って、帰ってきました。

初めての宮城ブルベはスタッフも参加者も手探り感があり、なかなか面白い雰囲気でした。
次回の300kmは夜スタートということです。また参加してみようかと思っています。

連光寺~尾根幹

2007-05-12 17:18:38 | ふらふら
走行距離:110.7km

多摩大わきのビューポイント(実は初めて行きました)



ちょっと坂道のトレーニングをして来ました。
今年のブルベは1000kmに挑戦しようと思っているのですが、AJ中部の掲示板に「参加資格は「自分は人より登りが得意と思う人」です。」と書いてあるんですよねー。

得意かなぁ?得意ではないよなぁ。

少しはトレーニングしないとダメですね。
今日はヤビツ峠に行っている人達がいるようですが、そんなに早く起きられません。
自走で白石とか、風張とか行けばいいんでしょうが、なんとなく気合いが入りません。だって遠いから(爆)

近場で坂道トレーニングと言えば、連光寺ですかね。

一本目。

くー、5分切れなかった。足は回っていたのですが、スノーシェード手前の勾配でスピードが落ちちゃいました。

二本目。

もう足は売切れだったので、心拍が90%を越えないように走りました。

やけくその三本目。

二本目を抑えたからか、結構回復していました。かろうじて6分を切りました。

そのあとは、冒頭のビューポイントで休憩して、尾根幹まで下り、尾根幹を流して往復です。

尾根幹を稲城方向へずんずん行くと多摩川原橋にでます。(最近つながったようです)
距離的にもうちょっと乗りたかったので、国立折り返しのおかわり(向かい風オプション付き)です。

途中、四谷橋のあたりでほいさんと、稲城大橋のあたりでさいとうさんとすれ違ったような気が・・・

荒川でLSD

2007-05-05 16:35:33 | ふらふら
走行距離:100.5km

葛西臨海公園はやたらと人がいたよ。


ブルベから帰ってきて、買いものに行く以外は自転車をお休みしていました。
リタイヤの原因になった膝が、お休みの原因では無いです。(膝は無理しなければ大丈夫。)
実は、自転車をバラしていたからです。
今年に入って、ブルベだけで2400km走り、さらに先日のブルベで雨天走行をしたので、GWを利用してメンテしていたのでした。

バラさなかったのは、BBと、ブレーキと、ハブ。後は外して汚れを落として、グリスアップ。チェーンとブレーキ・シフトワイヤーも新品(DURA!)に替えました。

ようやく組上がったので、調子を見るために荒川でLSDです。

微妙に注油が足りなかったのか、ブレーキレバーがちょっと重いです。シフトは問題無し。チェーンのグレードが上がったからか、新品だからか、軽快にシフトします。

葛西臨海公園に到着。連休最後の晴れ間(?)だからでしょうか、人がたくさんいました。
ここまでは向かい風。こいのぼりが海からの風で勢い良く泳いでいます。

ということは、帰りは、追い風ひゃっほーです。

もうひとつ今回のメンテで変更した部分。

メンテの途中で気がついたのですが、雨中走行したからか、タイヤのいたるところに細かいガラス片が食い込んでいた(一ヶ所貫通!パンク寸前)ので、思い切って交換しました。
実はビバンダム君の御世話になるのは初めてなんですよ。定番を使ってみようと買って見ました。
で、インプレ。なかなかいいですね
さすが定番と言うところでしょうか。これまでのパナのタイヤと比べて細かい突き上げが丸くなった気がします。

帰りは追い風を利用して高ケイデンス走で帰ってきました。
走行中はボトル2本空にしましたが、さらに帰ってから喉が渇き、お茶をがぶ飲みしています。
暑くなってきましたので、水分補給を忘れずに・・・。

無念のリタイヤ【BRM428 600km】

2007-05-01 07:42:19 | Brevet
走行距離:323km

予想外の寒さにやられました。



2週連続の600kmになる今回のブルベはAJ中部の主催で、私は初参加です。
スタート地点は木曽川の近くにある光明寺公園。天気は晴れです。
真ん中に見えるのが「ツインアーチ138」。一宮なので「138」。高さは138mだそうです。


受付、車検を済ませ、8時ちょうどにスタートです。
先週の疲れが足にまだ残っているのか、いまいちスピードが乗りません。堤防道路を過ぎたあたりで、集団からじわじわ離れて行きます。今回は時間いっぱい使って走ろうと思っていたので、早速サイクリングモードに突入。

PC1の手前です。のどかな雰囲気。


最初の峠、放生峠に到着。

無理をせずに、心拍を抑えながら走ったので、問題無し。

馬瀬川第2ダム。ダムの落差分登ります。


このあと上空でゴロゴロ鳴りだし、あっというまに雨が降ってきました。
慌ててレインウエアを着ました。はじめは雨具を持ってくる予定がなかったのですが、直前の天気予報で雨の予報が出ていたので急遽用意したものです。

しばらく雨の中を走りますがレインウエアのおかげで快適に走れました。雨中走行は10kmほどで、すぐに止みました。

PC2は雨上がりで気温が下がり、寒かったのでカップスープで暖をとります。
そのままR41を走り、高山へ入ります。

路面はあいかわらず濡れているので、シューズカバーだけは付けたままです。
じょじょに標高が上がっていますが、すっかり晴れたので、それほど寒さを気にしなくなりました。

R361の途中で、お祭りをやっていました。


胡桃島温泉の手前で気温表示が6℃!走っているとそれほど気にはならないのですが、体は冷えているようです。冬に痛めた膝に違和感を感じ始めました。

PC3の胡桃島温泉では、ご飯とみそ汁、お魚をいただきました。生き返りました。

お風呂に入ろうかと悩みましたが、帰りのお楽しみにとっておきました(これが失敗のもと)

胡桃島温泉からR361まで下り、標高1350mの長峰峠まで、再び登ります。
激坂はないのですが、だらだらと登りつづけます。風が冷たいです。膝が痛くなって来ました。膝に負担がかからないようにゆっくり登り、ようやく長峰峠に到着。


膝にスポーツバルムのホットを塗り、ウィンドブレーカーを着て下ります。
と思ったら、それほど下らずに、開田高原に到着。高原だから標高も高いわな。
ここで日没。でも空には雲もなく、月も出ていたので、完全に暗闇ではありませんでした。
開田高原を抜けると木曽福島まで下りです。
寒い。
指切グローブだったので、指つきに替えましたが、昼間の雨でグローブが濡れていて、替える意味がありませんでしたorz
気温表示も3℃。震えながら下りますが、指先の感覚がなくなってきて、ブレーキも握りにくくなってきました。ようやく自動販売機を発見し、ホットカフェオレを握りしめ、指を温めます。

意を決して走り始め、我慢して下るとようやくR19に出て、木曽福島です。
R19のコンビニでブルベ参加者が震えながら休憩していました。私もスープとお弁当を食べましたが、指が動かないので、箸がうまく使えません。幼児のように不器用に箸を使いながら食べました。

使い捨てカイロは売り切れ(シーズン的に置いてなかったのかも)。唯一、肩こり用の直貼り温湿布(40℃程に発熱するらしい)があったので買い、膝に貼りました。

次は権兵衛トンネルまで登ります。やっぱり膝が痛いです。たいした坂では無いのですが、ペースが上がりません。あー、つらい。

権兵衛トンネル手前のトンネル内の歩道で寝ている人がいました。たしかにトンネル内は温かいし、車の轟音さえ我慢できれば快適。わたしは眠くないので、そのまま行きます。
権兵衛トンネルに入ると下りになります。トンネル内はそれほど傾斜はないので、漕がないと30~40km/h程度。トンネルを出るとまーっすぐな下りでなにもしなくても60km/h出ます。眼下には伊那の街灯りがきれいに見え、月灯りもあったので、それほど恐くなく下りました。寒いけどね。あっという間に12kmの区間を過ぎて、下りきりました。帰りはこの直坂を登るんだよなぁorz

下りきって、k88へ曲がり、しばらく行くとPC4です。でもどうも走っている道はk88では無いようです。あれ?目の前に中央道が見えてきましたよ。マップを見るとk88は中央道と並行して走っているので、くぐるのはおかしいですね。ミスコースしたようです。すぐに戻って、k88に復帰しました。

ようやくPC4に到着です。寒くて、外で食べるのは嫌なのですがしかたありません。震えながら不器用に箸を持ち、カップヌードルをすすります。あー、もう嫌だ。

PC4から折り返しまではおもにR153とR19を走ります。国道ですが、R153はアップダウンがあり、膝が痛くて登りでは踏めないし、下りで足を止めると次の漕ぎだしが痛くてたまりません。このあたりから折り返しでリタイヤしようと考え始めます。あと300kmもあるんですよ。下ってきた道を登るんですよ。膝が痛いまま行く自信がありません。

塩尻からR19になり、気温も氷点下(冒頭の写真)です。気温が下がったので、もやがかかってきました。ようやくPCに到着。コンビニのレジ脇のスペースに座り、補給をし、軽く仮眠をしました。ほんとうは2時間ほど寝たかったのですが、時間の余裕もないし、スペースもなかったので、あきらめました。

ここでのリタイアはなんとか踏み止まり、行けるところまで行こうと走り始めます。持っているウェアは全て着て、首にタオルを巻いて、冷気の侵入を防ぎ、顔の寒さにはマスクをして対応しました。

寒さはなんとかなりましたが、今度は眠気が襲ってきました。コンビニでカフェインドリンクを飲み、20分ほど目を閉じて、カフェインが効くのを待ちます。
おかげで目が覚めたので、走り始めますが、膝の痛みで平地でも20km/hしか出ません。このペースで完走できるんだろうか、坂は登れるのだろうか、と不安になったところで塩尻北インター脇の健康ランドのネオンが目に飛びこんできました。

高速の高架下で悩むこと3分。リタイヤを決めました。

健康ランドでお風呂に入り、仮眠をして、スッキリしました。膝は痛いけど、気分はそれほど悪くないです。早く膝を治して、鍛えて、また走るぞという気持ちになりました。
電車でスタート地点に戻り、他のリタイヤした人とスタッフ、先頭走者の帰りを待ちます。
16時10分、先頭の二人が帰ってきました。スタート前に挨拶したラルさんと、じんじんさんです。感動しました。あのコースをあの悪天候の中、走りきった姿は最高にかっこよかったです。

今までブルベはなんとなく走っていた、それでもラッキーなことに完走出来ていたということが良く分かりました。600kmもの距離を走るには、それなりの技術と体力、体のケアが必要ということを実感しました。
走力がないので、ベストの状態じゃなければ600kmも走りきれないのに、先週の埼玉600kmから、体のケアを怠っていたのが敗因です。

愛知のブルベは初めてでしたが、スタッフの人柄が良く出たあたたかいブルベでした。サポートばっちり、とても楽しく走れました。体を鍛えて、1000kmに挑戦したくなってきました。

途中、応援していただいた皆さんに元気をもらいました。ありがとうございます。結果的にはDNFでしたが、たぶん忘れられないブルベになりました。