自転車ふらふら日記

自転車に乗って、どこまでも

情けないDNF【BRM917 千葉600km】その2

2011-09-18 23:59:59 | Brevet
その1からの続きです。
こんなシールを貼って、走っていたんですよ。



PC2を出て、国道459号に曲がってから、しばらくすると登りが始まります。PC3折り返しのあたりから喉が渇いて、冷たい飲み物を飲みたくてしょうがありません。もうだめー、というところで、自販機が見えてきました。たまらず止まって、ドリンクを一気飲みしました。スーッとしみこんでいくのがわかります。かなりリフレッシュできました。

そこから先は、ずーっと斜度が緩まず、つらい時間が続きました。

やっと上りきった道の駅で、やまぶどうソフト。奥に見えるのは桧原湖です。


ソフトクリームを食べたからか、汗をかいたカラダのせいか、寒く感じてきました。ウィンドブレーカーを着て、再出発です。アップダウンを経て、途中の裏磐梯剣ヶ峯交差点あたりで雨が降ってきました。止まって雨具を着込んで、下り始めます。どーんと下ったところで交差点の7-11で休憩です。補給をしっかりして、今度は土湯峠への上りです。登っている途中で日没です。先ほどと同じような緩まない斜度で、しかも辺りは暗く、いつまでたっても終わりが見えません。

旧道へ入るところでスタッフが「あとすこし」といってくれましたが、自転車のもう少しが一番信用ならない、なんて悪態をついてしまいました。それほど長くて、嫌になる登りでした。

ようやくついたピークでウィンドブレーカを着て下り開始。
向かい風ですが、どんどんスピードが出ます。でも真っ暗なので、ブレーキをかけながら慎重に。

あっという間にPC4に到着。次のPCは23km先です。そろそろ仮眠場所を考えないといけません。

東北自動車道沿いの道は、ひび割れがひどくて、震災の跡が感じられます。これまでにも道路工事が多数あったのは、震災の影響なんでしょうね。

そうこうしているうちにPC5に到着。すぐ先の健康ランドか、郡山のビジネスホテルで仮眠するつもりで、補給もそこそこに走り出します。

健康ランドは車がたくさん止まっていて、混んでいそうだったのでパス。郡山インター先のビジネスホテルに行ってみますが、空き部屋は無いとのこと。ルート上のR49沿いにあるビジネスホテルに入るつもりで走り出しますが、なかなかビジネスホテルがありません。

郡山市街地ももうすぐ抜けるというところで、もう一軒、先ほどのビジネスホテルの別店舗を発見。だめもとで行ってみると、エアコンが効かないけどその分安くするので、それでよければ用意できるとのこと。エアコンの風が苦手なので、飛びついちゃいました。

チェックインして、シャワーを浴び、次の通過チェックまでの距離と目安のクローズ時間を考え、日付が変わるころに携帯のアラームをセットして寝ます。




はっ、目が覚めました。いやな予感がして、携帯の時間を見たら、

3時39分

アラームは?あれ?無意識に止めたの?

ぎりぎりの時間でアラームをかけたのに、それを3時間以上オーバーしていますから、やばいのは確実です。

でも、あせらず、冷静にジャージを着て、チェックアウトをして、走り出します。

とりあえず、何も考えずに次の通過チェックまで行こう。そのあとはそこで考えよう。
ゴールまでの残り距離と残り時間を考えると、ぎりぎり間に合うじゃないか。

前向きに考えるように努力しました。

登坂斜線を登り、道の駅ひらたを通過して、通過チェックに到着。すでに明るいです。



さて、冷静に考えて見ましょう。
時間は5時半過ぎ。次のPCまで60kmちょっと。クローズまでは1時間半です。ルートは石川広域農道で、アップダウンの連続。
無理だなぁ。

とりあえず、次のPCでタイムアウトが確定するまでは走ることにしました。

明るい石川広域農道を走っているのは自分くらいだろう、と思ったら前方にブルベライダーが見えました。もちろんその人もタイムアウトです。

追いついて声をかけたら、すでにDNFの連絡済で、棚倉の駅から帰るとのこと。道の駅で仮眠していて、私と同じように寝過ごしたそうです。
お疲れ様でした。

10時ころPC6に到着。3時間のタイムオーバーです。スタッフにDNFの連絡をしました。

情けない。

もし寝過ごさなかったら走りきれていたのかなぁ。体中痛いし、足は回らないし。でも、ぎりぎりの挑戦をする前に自分のミスでタイムアウトですから情けないです。

携帯の地図を見ながら、那須塩原の駅まで移動し、新幹線であっという間に帰ってきました。

これで2006年から5年とり続けてきたSRが途切れてしまいました。新しいデザインのSRメダルは来年までおあずけです。
次は予定通り埼玉の400kmに参加する予定ですが、今度は寝過ごさないように気をつけたいと思います。

情けないDNF【BRM917 千葉600km】その1

2011-09-17 23:59:59 | Brevet
走行距離:468km

おいしかったラーメンが救いでした。


今年のブルベは、PBP開催年だけあって、前半に集中していました。気がついたらこのブルベが最後の600kmです。これを逃したらSR取れません。走りこみは出来ていませんが、完走へのモチベーションは高いです。

我孫子駅でおいちゃんと会いました。今回もフラットバーですか?!お互いにがんばりましょう。

手賀沼の道の駅「しょうなん」がスタート地点。我孫子駅から移動する間、一回フロントをインナーに落としたあと、アウターに戻らなくなりました。あれ?おかしいな?受付後に調整しましょう。
真夜中のスタートなので、あたりは真っ暗。受付場所がわからずうろうろしちゃいましたが、歩いている参加者の後をついていき、なんとか受付を済ませました。


Sakakazeさんのブリーフィング。

私のスタートは0:10。フロントディレーラーの調整をして、車検の列に並びます。お見送りに来ていたいしこうさんにも挨拶できました。車検を済ませ、スタートです。

10分毎に30人がスタートするので、30人ほどの集団が自然と出来ます。しばらくは平地が続くので、集団の中で走って、距離を稼ぐ作戦です。
30kmほど走ったころ、丘を越えるタイミングでギアをインナーに落として、またアウターに戻そうとしたとき、あれ、やっぱり変速が効きません。ガリガリ言うだけでアウターに戻りません。レバーを何度か操作しているうちに、
「ガキン、ジャリジャリジャリ・・・」
あ、チェーンが外れた。
止まってみると、なぜかチェーンが地面を這っています。あ、
チェーンが切れている!

どうやらミッシングリンクでつないでいたところから外れたようです。ヘルメットライトを頼りにリンクを探しますが、見当たりません。こんなときのために、予備のリンクを持っていたのです。手早くつないで走り出します。

で、フロントがやっぱり変速しません。止まってみると、先ほどの「ガキン、」のときに、フロントディレーラーのプレートが曲がってしまったようです。走り始める前から若干曲がっていたのかもしれませんが、今は見ただけで曲がっているのがわかるほどです。しょうがないので、インナー固定で走りましょう。

PC1までは平地ですから、インナーでくるくる、くるくる。スピードを出したいところで出せないもどかしさを感じながら、ようやくPC1に到着しました。


PC1で、ふたたびおいちゃんに会えました。調子よさそうです。
徹夜ですから、胃が動いていません。こんなときは、トマト味のスープがいいです。

PC1を出て、走り出したら夜明けです。


そして福島県に突入。


PC2に到着。スタッフのSakakazeさんとU-kiさんがいらっしゃいました。


走っているときは暑いのですが、止まると風が冷たいので寒く感じます。でも冷やし中華なんか食べてるし。

明るくなったので、曲がったディレーラーのプレートを撮影。これじゃあ、アウターに入れようとしたらチェーンは外れるわな。


PC2の先はいよいよ会津地方です。2005年の宇都宮ブルベで通った勢至堂峠を通ります。その手前の私が勝手に命名した奇跡のコンビニも通ります。
天栄村に入ってしばらく行くと、見えてきました、奇跡のコンビニ。

でも、前回通ったときは夜だったので、奇跡的存在でしたが、昼通るとなんでもない、普通のコンビニですね。周りに店が無いわけでもないし。実際、前回、自販機休憩したコンビニも営業中でした。まぁ、変わらない風景を確認できただけでもうれしかったですけどね。

前回、ミスコースしそうになった交差点を曲がり、勢至堂峠への登りが始まります。
登る前から、山に雲がかかっていたのが見えていたので、雨は予想していたのですが、やっぱり見事に降られました。途中止まって、雨具を着ます。登り自体はそれほどきつくなく、峠のトンネルまで無事に到着。
その後、猪苗代湖の南西部をR49目指して進みますが、二つほどピークのトンネルを越えると雨はすっかり上がり、また暑くなってきました。

R49からは、どーんと下ります。2年前の埼玉600kmでは苦しんだ登りです。下りでも長く感じたので、もう二度と登りたくありません(笑)
R49から離れ、R121に入ったらもうすぐ喜多方です。ちょうどお昼ころです。喜多方に来たからには、おいしいラーメンを食べたい!事前調査の結果、行ったのは「食堂なまえ」。


詳細は、レビューサイトにお任せするとして、スープがとにかくうまかったです。生き返りました。

PC3は道の駅で有人チェック。道の駅なので、家へのお土産を買って、発送します。

ちょっと脱水気味でしたので、水分をたっぷり取り、ちょっと長めに休憩します。
ここからいよいよ裏磐梯への上り。
その2へつづく。