我が身を抓(つね)って人の痛さを知れ
=自分の身に当てはめてみて、他人の苦痛を思いやれと
いうこと。また、自分が苦痛だと思うことは、他人にはする
なという戒め=
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「苦しみも微笑みに」
悲しいことやつらいことがあったとき、すぐ悲しんで、つらがってちゃいけないんだよ。そういうことがあったとき、すぐに心に思わしめねばならないことがあるんだ。
それは何だというと、すべて消極的な出来事は、我々の心の状態が積極的になると、もう人間に敵対する力がなくなってくるものだということなんだ。
だから、どんな場合にも心を明朗に、一切の苦しみをも微笑みに変えていくようにしてごらん。そうすると、悲しいこと、つらいことのほうから逃げていくから。
人の運命というものは、油断すると、常に本能と手を組んで歩こうとしているものなんだ。そして、消極的な出来事は絶えず、不器用な人々の周囲を徘徊しているんだ。
だから、運命の力をほどよく制御したかったならば、自己の本能の分別ない行動を正しく制御しなきゃならない。
苦しいとか悩ましいとかいうのは、みんな本能の踊り子に自分の心がなっていたための結果だよ。
「中村天風」
写真:熊本市・水前寺公園内
東海道五十三次を模したみごとな庭園であり、国の名勝、史跡に指定されています。筑山、浮石、松の木が巧みに配され、池のほとりには京都から移築した茶屋「古今伝授の間」がある。「長寿の水」は石の水盤に流水されていますが、この水盤はもともとは朝鮮の京城城門の柱の礎石であったといい、「袈裟」の銘が残っています。細川忠興公が大いに愛され庭に置き日夕賞玩されていたという貴重なものです。