奉(とも)の独り言

「オギャー」と泣きながら生まれてきました。
だから、死ぬ時は、笑って死ねるように生きたい!

生きる(10)

2007年02月12日 | 生きる「強皮症の母と」
楽しい時間は、あっと言う間に過ぎ去りました。
今日の夕方6時に母を病院に送ってきました。
このまま、家に居たいであろう母の気持ちを思う時、切なさを感じます。
母は、母で家に居ると、皆の手を煩わせる事を知ってか悲しい顔を見せずに
帰りました。
 
老いていくことの苦しみ、病の苦しみ、別離の苦しみと戦いながら・・・

確かに歩く事の出来ない母を看病する事は気を使います。
下の世話一つにしても大変です。
それは、世話をする方も、される母も同じでしょう。
でも母の居ない家はそれ以上に、寂しいものです。

母は多分、子供に気を使わせるよりは・・・
子供に下の世話をさせるよりは、自分が我慢をした方がと考えているのだろう。

子供の優しさが時として重荷に感じるのか・・・
自分自身に歯痒いのか憎まれ口を言います。
親子だから許しあえる口喧嘩です。

もっと口喧嘩もし、笑い声も聴き、日常の会話を何気なく・・
只、親が生きてるというだけで良いのです。