我が家から久し振りの笑い声が、近所の迷惑も省みずこぼれる。
今日は母の90歳の誕生日である。
遠くから叔父、姉夫婦が母の誕生日を祝いに掛け付けてくれる。
私は、母の外泊の許可を病院に打診するも断られ、兄への言い訳の言葉と母のガッカリすれであろう姿を思うと、見舞いに行くのを躊躇してる。
今日、見舞いに兄夫婦が来る事、叔父が来る事を母に伝えた、今日家でお祝いをしようねって・・・母に言った自分の軽率な言動が心に重くのしかかる。
「今度は無事に家に帰る事が出来ないでしょう」と先生の言葉が胸を締め付ける。
部屋を掃除して、母の洗濯物を洗い気を紛らわす。
憂鬱な時間の中突然携帯電話が鳴る。
病院からである。「先生から外出許可が出ました」
嬉しさと安堵感・・・
「では。今から直ぐ母を迎えに行きます、宜しいですか」「ハイ」
病院と我が家は歩いて5分である。
こんなに近い病院を、遠くに感じていたんだなぁ・・・私がこんな気持ちでは・・
母が帰りたい時はいつでも、帰らせてあげよう、そう考えながら迎えに行く私、
先程までの憂鬱な気持ちは何処へやら・・
足取りも軽くなり、母の喜ぶ姿が目に浮かぶ・・・
「母ちゃん、家に帰るよ」「先生が駄目って、まだ、外出は無理って」
「先生から許可を貰ったから」「本当ね!」
「本当たい、車椅子でこのまま帰るばい」
嬉しそうは母。
携帯が鳴る。
「トモか、家に着いたけど、今何処に居ると?」
「うん!病院、今から母ちゃんを連れて帰るけ、待っとって」
誕生日祝いに花束、赤飯を作って来た兄夫婦、何十年振りに会う叔父に、涙を流し
喜ぶ母。そんな母の姿を久し振りに見た。
笑顔が一番の薬なのか・・・母の久し振りの大声での笑いに病魔が逃げ出したのか・・・いつもなら「疲れた、横になる」と言う母。
時間の経つのも忘れ、我が家から笑い声が夜中も響く・・・
そんな母に時間が遅いから今日はこれで寝ようと頼み込む息子。
もう、夜が明ける。
今日は母の90歳の誕生日である。
遠くから叔父、姉夫婦が母の誕生日を祝いに掛け付けてくれる。
私は、母の外泊の許可を病院に打診するも断られ、兄への言い訳の言葉と母のガッカリすれであろう姿を思うと、見舞いに行くのを躊躇してる。
今日、見舞いに兄夫婦が来る事、叔父が来る事を母に伝えた、今日家でお祝いをしようねって・・・母に言った自分の軽率な言動が心に重くのしかかる。
「今度は無事に家に帰る事が出来ないでしょう」と先生の言葉が胸を締め付ける。
部屋を掃除して、母の洗濯物を洗い気を紛らわす。
憂鬱な時間の中突然携帯電話が鳴る。
病院からである。「先生から外出許可が出ました」
嬉しさと安堵感・・・
「では。今から直ぐ母を迎えに行きます、宜しいですか」「ハイ」
病院と我が家は歩いて5分である。
こんなに近い病院を、遠くに感じていたんだなぁ・・・私がこんな気持ちでは・・
母が帰りたい時はいつでも、帰らせてあげよう、そう考えながら迎えに行く私、
先程までの憂鬱な気持ちは何処へやら・・
足取りも軽くなり、母の喜ぶ姿が目に浮かぶ・・・
「母ちゃん、家に帰るよ」「先生が駄目って、まだ、外出は無理って」
「先生から許可を貰ったから」「本当ね!」
「本当たい、車椅子でこのまま帰るばい」
嬉しそうは母。
携帯が鳴る。
「トモか、家に着いたけど、今何処に居ると?」
「うん!病院、今から母ちゃんを連れて帰るけ、待っとって」
誕生日祝いに花束、赤飯を作って来た兄夫婦、何十年振りに会う叔父に、涙を流し
喜ぶ母。そんな母の姿を久し振りに見た。
笑顔が一番の薬なのか・・・母の久し振りの大声での笑いに病魔が逃げ出したのか・・・いつもなら「疲れた、横になる」と言う母。
時間の経つのも忘れ、我が家から笑い声が夜中も響く・・・
そんな母に時間が遅いから今日はこれで寝ようと頼み込む息子。
もう、夜が明ける。