**アカシアの木蔭で**

流れていく時間と逆らわずに流れていく自分を、ゆっくりペースで書いて行こうと思います

何もしてやらないうちに・・・

2005年07月20日 | 生活
ツバメの雛は 静かに息を引き取りました。
心配で朝早く起きた私が覆いをどけると
翼を広げ、皿巣から外へ這い出るようにして
そのまま足をくるりと丸め 冷たくなりました。
一人ぼっちで死んでゆくのが 寂しかったのかもしれません。

ほんの一晩でしたが なんとか助けてやりたいと思っていた花と海は
言葉も出ません。
「車におびえ 猫におびえて 逃げ惑って死んだんじゃない。
 ゆっくり静かに休んで天国へ行けたんだから
 幸せだったと思うよ」
と パパさんが慰めてくれました。

つかの間でも 自分の手の中にゆだねられた命です。
みんなを送り出して庭に埋める時には
ちょっと泣けてしまいました。

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