工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

私宝の茶壷「松兼」

2011年03月25日 | 作品紹介

 去年の四月から約半年間、某カルチャーセンターで

以前から興味があった茶道を習っていました。

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 この茶入はお茶を習う前から作っていたもので

まだ濃茶と薄茶さえ全く知りませんでした。そして、

その頃たまたま読んだのが山本兼一さんの代表作

の「利休にたずねよ」でした。

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 この本が直木賞受賞作だというくらいの予備知識

はありましたが、お茶を習うのに多少参考になる

かもしれないと思い読んでみたら、あまりの面白さ

にビックリ。さっそく、著者の山本兼一さんに敬意

を表して名前の一字をいただき、ワタシの茶入に

「松兼」という銘を勝手につけさせていただきました。

 なお、ここに写っている柄杓は竹製の「おちょこ」と

伊香保温泉で買った「孫の手」をボンドでくっつけて

ワタシが作ったかざりものです。文庫本の大きさと

比べてみてください。

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 ついでに、セキチューで竹垣用の竹を買ってきて

茶杓もいろいろと作ってみました。もちろん、茶碗

もた~くさん焼きましたので、問屋町倉庫ギャラリー

で 究極の大茶会をやる日も近いかも・・・・。

他言引用 = 「生きている 証拠に今日も 恥をかき」

                          (出典不明)


箱を開けると・・・

2011年03月24日 | 作品紹介

 この箱の中には何が入っているでしょうか?

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 正解は「工房模型」でした。

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 この模型はシティ・ギャラリーなどで個展をやるときに

来てくれた方から、「どんなところで作品を作っているの」

と質問されるので、一目瞭然で工房がわかるようにと思い

作りました。個展では、入口の受付に置いておく事が多い

のですが、作品よりもこちらの模型の方が評判がよかった

り・・・。

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 ホンモノの工房はこんな感じのところです。

ワタシが粘土を切って、オリジナルの釉薬の

ためのテストピースを準備しているところです。

この工房は、冬は冷房、夏は暖房完備ですので、

出来れば季節の良いときにおでかけください。

他言引用 = 太鼓も撥(ばち)の当たりよう (出典不明)


倉庫リノベーション計画の今

2011年03月23日 | 倉庫

 アメリカの「9.11」同時多発テロの前と後とで

人々の意識が変わったように、日本の「3.11」

東日本大震災の前と後では、やはり日本人の

意識や行動形態も当然変わるのでしょうね。

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 この写真は、倉庫をギャラリーに改造するのに

どのようなコンセプトで運営し、いかに安く改造す

るかを考えるために集めた資料です。

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 また、四月から倉庫を利用希望の人達のための

説明用に200分の1の模型もスチロール板で作り

ました。

 しかし、資料も模型も「3.11」以前に用意したもの

で、「3.23」の今日は今夜予定されている計画停電

と共にワタシの思考回路もまだ当分停電しそうです。

 仕事でギャラリーをやるわけではないので、改造

する費用があったら被災地に募金するとかを考える

と「3.11」以前の自分には戻れそうにもありません。

他言引用 =  「・・・は知識はあっても知恵がない」

                   某ラジオ局放送より


究極の贅沢

2011年03月22日 | 料理と器

左手に陶芸土の赤一号、右手にほうれん草のタネ。

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この材料が下の写真のように変身しました。

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自分で作った器で、自分で育てた野菜を食べる贅沢。

後ろに、春のお彼岸用の「ぼたもち」が見えるように、

この写真は2011年3月20日に撮ったものです。

つまり、贅沢ついでに頼みもしないのに放射性物質も

ふりかかっているであろう自家菜園のほうれん草を

赤い根の部分までも大変おいしくいただきました。

 他言引用 = 下から頂上は一点だが、頂上から

      下は360度見える。下り方はいろいろ。 (出典不明)


買占めではありません

2011年03月21日 | 食・レシピ

今日は、なぜかいきなり小麦粉(中力粉)が5種類。

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「つるぴかり」、「きぬの波」、「農林61号」などなど・・・

小さい頃から麺類大好き人間のうえ、性格的に研究

熱心(?)なので、自分で手打ちうどんを作るための研究

材料として買っておいたものです。決して今回の大震災

を予測して買いだめしておいたものではありません。

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このそば粉の袋も同じく、新町の蕎麦屋から分けて

もらったものや、渋川豊秋、地元の浜川、中之条など

おもに地元群馬で手に入るものを買っておいたもの

です。(実は、まだ冷蔵庫には眠っている粉が・・・)

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そして、これが「マイ・蕎麦打ち道具」です。この道具

の中で、こね鉢だけは当家に先祖代々伝わるもので

麺類用ではないようなのですが大切に使っています。

これで買占めでない事がわかってもらえたでしょうか。

「粉」のウンチクと料理写真は少しづつアップします。

 他言引用 =  「私はかつて、強い男と弱い女を

              見たことがない」   美輪明宏