箸置き制作秘話④

結局、目標温度には達せずに断念。
断念といってもマイコンが勝手にストップ。

丸一日自然徐冷して窯出しです。



丸い棚板に四角い棚板が一枚。
これが急遽使ってみたガス窯用の臨時棚板。

う～ん、「松」の透明３号釉の溶け方が甘い。
「シロートならば分からんだろう」と悪魔のささやき。

ガス窯で「二度焼き」すれば問題解決だが・・・。
とにかく、コレはコレで送ってしまえ。



てな訳で数を揃えてご依頼者様のもとへ発送。

しかし、ワタシは本来正直なニンゲンだ。
本人が言うのだから間違いナイ。

そこで・・・。

(まだ、つづく)

箸置き制作秘話③

依頼者様からのリクエストで
急遽、桃には葉っぱをつけることに。

松も三階松から「五階松」への変更。
言う方はひとことですが作る方は・・・。

愚痴っているヒマはないぞ。
そんなヒマがあったなら粘土こねて型抜いて。

ペタペタ・・・パカンパカン・・・。



かっ・・・数が多すぎる。

自然乾燥しているジカンがないっ。

それにしても、電気窯にいっぺんに入るのかっ。

ええいっ、ガス窯用の棚板も使ってしまえ。


(窯のマイコンを1,230℃に設定して、いざ焼成開始)
　　　　　　　　　　．
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なにっ、窯の温度が1,995℃でストップ。
　　　　　　　　　　

あと35℃足らんぞ。

あぁ、電熱線め。

やはり修理しておけばよかった。(-"-)

(つづく)

箸置き制作秘話②

結局、箸置きの大きさに注意して自主制作に。
アルミ板を切って折り曲げてそれらしい松と桃が完成。

早速、半磁器土のタタラ粘土板に押し付けてみます。



これで焼いた後の収縮を考えれば大きさはＯＫ。
形は桃は誰が見ても桃、でも松は？？？

まあダメモトで作ってみよう
ってな訳で生産開始。



乾燥して、ヤスリ掛けして、素焼きして、釉薬塗って、本焼きして
おぃ、本当に間に合うのかョ。



松と桃、それぞれ90個作れってか？
それも確定申告の真っ最中に・・・。

今年の２月はマイ歩数計は最低新記録。

(つづく)

箸置き制作秘話①

まずは業務連絡から。
関係者の皆様、土曜日はお世話になりました。

お手元の桃松箸置きは秘密裏に制作しておりまして・・・。
本日から晴れて制作過程を一般公開です。

　　　　　　　　＊

まずは、制作依頼があったのが約二か月半前。
これは焼き物の知識のないニンゲンの無茶ぶりでありまして・・・。

これもまあ日頃から何かとお付合いのある方からの依頼。

とにかく、「桃」と「松」のイラストをYahoo検索。
早くそれらしい「型」を作らねば・・・・。

「頼むならもっと早く頼まんかい！」(影の声)

試行錯誤しながらの試作品つくり。
まずはクッキーの型から松と桃が出来る事を発見。

な・なんと、桜から松が、カブから桃が出来た。



で・でも、これでは小さすぎる。
まるで箸置きじゃなくて楊枝置きだ。

（つづく）

ウェルカム・フェイス

去年作ってみたマイフェイスのフラワーポット。
信楽土に白い釉薬で顔を描いたので目立ちませんでした。

そこで、白い顔の上から黒い釉薬で上書きして再焼成。
そして出来上がったのがコレ。



クッキリと顔が浮かび上がり大成功。
今度は目立ちすぎてしまい・・・。

こんなフラワーポットに花を植えても
一体どこに掛ければいいんだろう。

自意識過剰で自己顕示マンマンのポット。
こんなのを目立つところに出したら・・・。

たちまち生卵でも投げつけられる。
悪ガキたちの格好の標的にもってこいだ。

こうなったら居直って標的になってやろうじゃないか。

　　　　　　　　＊

PSー明日のブログはお休みです。
　　　では、また来週。