工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

カラフル天袋

2018年07月24日 | インポート
まずは「天袋」って分かりますか?
日本間の押入れの上部と天井の間の物入れです。

その天袋の襖紙の張替えをやってみました。
何しろ30ウン年間一度も交換しなかったのです。

そこで一念発起、襖屋さんに頼むくらいなら・・・。
いゃー考えが甘かった、プロはやっぱ凄いんですね。

今はホームセンターで糊付き襖紙はたくさん売っているのですね。
まずはその中から一番安いのを買ってきて工房で下準備です。



さて、古い襖紙の上からでも張れるらしいのでやってみると
何故か下の紙に皺が寄ってきて…なんだ、話が違うじゃんか。

それじゃあ、古い襖紙を破いて最初からやり直し。
今度はうまくいったと思ったら、数時間後に渇くと同時に剥がれてきた。

そんなこんなで悪戦苦闘が2~3日続きました。
さて、ここの悪戦苦闘の日々は写真を撮る余裕もなく・・・。

結局、市販の襖紙を諦めて個展の時に使った和紙折り紙でご覧の通り。



4か所8枚はやや淡い色調の和紙を使い
残りの開き戸1枚はちょっと遊び心のパターンにしてみました。



合計9枚の天袋用襖の張替えが終了。
これがその完成写真です。



因みに折り紙を貼り付けるのに工房にあった釉薬用のCMC化学糊を使用しましたが
こんなことに使ってもよいのか悪いのか皆目見当もつかないまま実行。

只今自宅の和室では張り替えてから約三週間経った天袋を
ひょっとして剥がれてはいないかと毎朝ハラハラしながら点検しております。

Do it yourself.
果たして良かったのか悪かったのか






















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