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新幹線でD-STAR 第5弾 ~のぞみとこだまの比較~

2016年06月18日 12時44分07秒 | 無線

東京⇔福岡の往復と群馬県進出でネタが不足し、だいぶブログの更新ができず・・・

久しぶりに新幹線に乗車(といっても博多⇔小倉は乗っていましたが)しましたので、新幹線でD-STARの続きです。 第4弾のアップデートのため、掛川までの出張の帰りにデータ収集。

東海道・山陽新幹線には、「新幹線電気軌道総合試験車(ドクターイエロー)」なるものがあります。 のぞみとこだまの運転方法で、レール・架線の状態を検測してゆきますが、これに例えるとわたしはD-STARのドクターイエローとでもいえるでしょうか。

今回乗車しましたは東海道新幹線上り「こだま672号」。メッセージはお得意のあれ! 

^_^ シンカンセン_コダマ・672A

詳しくご説明申し上げますと・・・

一番後ろのアルファベットが

A=東海道・山陽・九州

B=東北(山形・秋田→在来線区間はM)・北海道

C=上越

E=北陸

となります。 Dがないじゃないかとおっしゃられると思いますが、旅客鉄道会社(JR)で”D”はディーゼルカー(気動車)となりますので、新幹線に記号Dは存在しませんというか、気動車の新幹線があったら怖い気がします。 この記号の前に、1桁~4桁の数字が付番されますので、「1A」であれば東海道・山陽新幹線下り「のぞみ1号」。 ”600A”であれば九州・山陽新幹線上り「みずほ600号」。 ”3001B”であれば東北・北海道新幹線下り「はやぶさ1号」。 ”300C”であれば上越新幹線上り「MAXとき300号」。 ”3501E”であれば北陸新幹線下り「かがやき501号」。などとなります。 下1桁が奇数は下りで、偶数は上りです。 

では、山形新幹線はどうなるのか? 新幹線の定義は「全国新幹線鉄道整備法」で「第二条  この法律において「新幹線鉄道」とは、その主たる区間を列車が二百キロメートル毎時以上の高速度で走行できる幹線鉄道をいう。」と定義されていますので、実際の新幹線としての運転区間は福島まで。 福島⇔新庄間の最高速度は130キロメートル毎時となるので、法律上の新幹線とはならず、あくまで在来線である奥羽本線の特急です。 ですので東京⇔福島は記号が”B”で、福島⇔新庄は記号”M”と変化し、列車番号も新幹線内は”121B”→奥羽本線内は”121M”(いずれも列車名はやまびこ121号)と変更されます。 秋田新幹線も同じ扱いです。 「東北・山形新幹線でD-STAR」を「つばさ121号」で行うとき、東京→福島は”^_^ シンカンセン_ツバサ・121B”。 福島→新庄は”^_^オウウホンセン_ツバサ・121M”と、私個人のメッセージの法則では、このように設定することになります。←好き勝手にしやがれって話なんですけどね(笑)

新幹線でのこれまでのメッセージ!

^_^ シンカンセン_トキ・350C (新潟→高崎間のとき350号)

^_^ シンカンセン_ミズホ・600A (博多→新大阪のみずほ600号)

^_^ シンカンセン_ノゾミ・222A (新大阪→東京ののぞみ222号)

^_^ シンカンセン_コダマ・672A

などなど!!

雑学ではございますが、東北・北海道新幹線が東京⇔新函館北斗で4時間を切れなかった理由・・・ 皆様は青函トンネルの140キロメートル毎時に原因があるとお思いですが、この区間の最高速度がこのまま維持されても、これ以外の区間の最高速度が260km/hを超えて設定できればクリアはできます。 盛岡までの最高速度は320km/h。 盛岡から北の最高速度は260km/h。 盛岡以南と同じように320km/h設定にできれば、あっという間に4時間切れるのに切れない理由は整備新幹線は国の所有物で最高速度は260km/h。 北陸新幹線(旧長野新幹線)も整備新幹線ですので最高速度は260km/h。 既存の新幹線は国から旅客鉄道会社に所有権が移転していますので、東海道(285km/h)・山陽(300km/h)・東北の盛岡まで(320km/h)・上越(275km/h←(スーパー)あさひ運転時:現在は240km/h)のように旅客鉄道会社の意思で設定できています。 東海旅客鉄道がリニアを自社完結させたい理由は、整備新幹線のような法律の規制と国の意向が加わることを排除し自己の意思決定で、というのが理由ではないのでしょうか。 すなわち4時間を切れなかった原因を作っているのは旅客鉄道会社ではなく”国”。 青函トンネルから日本貨物鉄道の貨物列車(高速コンテナ貨物)を排除しようものなら、北海道の産業・経済に影響することなので、それ以外の区間の最高速度引き上げを国に求めていただければ幸いです。

 

さて、本題の新幹線でD-STAR。

第4弾の”みずほ”+新大阪”のぞみ”がドクターイエローの「のぞみ検測」と例えれば、今回は”こだま”ですので「こだま検測」になりますね。

掛川18:32発”こだま672号”

掛川→静岡

本来であれば進行方向右側のE席が原則でしたが、”のぞみ”と異なり”こだま”では指定席が少なく、皆様がE席をご希望されるためA席を選択することに。 携帯・スマホ・パソコンで好きな座席が選べるエクスプレス予約がもたらしたデメリットでもあります。

浜松レピーターの次は牧之原を飛ばして焼津南(旧島田)という意識が介在し、乗車前に時間があったにもかかわらず、おひざ元のレピーターを失念。 島田レピーターから焼津南レピーターに変わり、静岡空港直下トンネルを出た先のレピーターアクセスに変化が起きました。 島田レピーターのときはトンネルを出た先から日本坂までの区間すべてでレピーターにアクセスできましたが、焼津南に移動したことで大井川の東側にエリアが縮小。 A席側では焼津レピーターのアクセスは良くありませんでしたので、E席なら焼津南+焼津。A席で制限時間内に確実なQSOをするのであれば、焼津南に集中するのが良いでしょう。 静岡空港直下のトンネルを出た時点で牧之原レピーターと言いたいところですが、新幹線の右後方ですので、検証は下りA席の時がベストですね。

静岡レピーターのアクセスの際にはこれまで100%通過していた静岡に停車しての初のアクセス。 やはり”のぞみ”でのデータのとおり、ピークは安倍川橋梁を越えたところなので静岡停車中での新幹線車内からのアクセスは不完全燃焼状態とは言いながらもアクセス可能。 東海道新幹線の最高速度引き上げ(270→285)の最大の恩恵&デメリットは、"こだま"の駅停車中に"のぞみ"2本が通過してゆくダイヤがあり、通過待ちがある駅でのこだまの停車時間が1分延伸し最大5分になったこと。 これを逆手にとると、指定席各号車のドア付近座席に乗車すれば、この5分を有効に活用しホームからのアクセス。 ホームからであれば間違えなく良好なアクセスは可能です。 ただし、”ひかり”の静岡停車は1分しかありませんので、この手段は禁じ手です。 ※表の中で静岡の停車時間は6分となっていますが、日本国内の鉄道は秒単位でダイヤが設定されていますので、仮に静岡の到着時刻が46分50秒で発車時間が52分00秒だとすると、5分10秒しかありませんので、時刻表上の6分は実は5分しかないと思っていただくのがベターかもしれません。

静岡→新富士

”のぞみ”ですと、静岡レピーターのアクセス可能時間は2分程度。 ”こだま”では最大10分程度は確保可能です。 しかし、第4弾のとおり旧清水市内はハンディでは受信は可能でもアクセスは不能に近いので、旧清水市内に入ったあたりからしばらくの間は”こだま”であれば伊豆の国をチャレンジしてみてください。 これより先、東海道本線と東名高速道路の由比付近で新幹線も一旦トンネルから出ますので、タイミングが合えばアクセス可能です。 ”のぞみ”の場合はこの付近はあきらめて、新富士手前の伊豆の国レピーターまで待機しないと新富士付近のアクセスに失敗しますが、こだまは新富士停車で新幹線の減速がアクセスのアラートにもなりますので、静岡レピーターから早めにQSYしてみてください。

新富士停車中の16号車付近では、残念ながらアクセスできませんでした。 ”のぞみ”であれば1kmを13秒程度で進みますので新富士駅のロケーションの悪い部分はなんとか影響せずQSO可能ですが、さすがに”こだま”の停車中はてきめんに影響が出ました。 答えは、いずれにせよ富士川手前から新富士到着前までが新幹線から伊豆の国アクセスのピークとなります。

新富士→三島

”のぞみ”乗車では伊豆の国頼りとなりますので、三島市内の状況確認は困難でしたが、新幹線と御殿場線の交差地点からのアクセス記録のデータを基に、三島停車中の車内から裾野レピーターの検証。 A席(進行左側)はレピーターの反対側ですので、ロケーションは良くありません。 といいながらもアクセスを期待! 結果は見事アクセス可能。 車内でS1~3でしたので、新幹線三島車両所の検修線(検修庫建物)の反射によるものかもしれません。 ホームであればS7程度は期待できるでしょう。 E席であればQSOも成立すると思います。 

三島も停車時間が5分の設定があれば、ホームからのアクセスもぜひ・・・ とは言いたいところですが、停車時間の長い各駅での共通事項。 人はある過ちを犯すことがあります。 5分あるからいいやという軽いノリで、QSOに集中しすぎて「ビーーーーーッ。ガチャン!」の置いてけぼりにはなりませんように。

三島→熱海

新幹線の新丹那トンネル手前の函南町のある程度までは、伊豆の国のアクセスが可能です。 ”のぞみ”では新丹那トンネル進入以降は小田原までお休みとなりますが、”のぞみ”と”こだま”の最大の違いは、”こだま”は熱海に停車すること。 このわずかなロケーションが、”こだま”ではD-SATRタイムに変貌することです。 熱海停車に向けて減速しトンネルから出ると、JR東日本伊東線の来宮駅(東日本旅客鉄道と東海旅客鉄道の境界駅。 東海道線の電車が停車しない伊東線のこの駅が東海道本線所属駅のために会社境界として設定されています。)が見えてきますので、すかさず湘南工科大学レピーターにアクセスを。 地図上では海越えであることは確認できますが、傾斜地の温泉宿泊施設と真鶴半島がロケーションに影響を及ぼすことも考えられます。 

下りの熱海到着手前ではアクセスできましたので、熱海駅の東京寄りホーム上であれば、熱海の温泉地からのお帰りの際に、新幹線到着前に2エリアからのエリア超えアクセス兼QSOが成立するのでないでしょうか。(指定席は16号車のご指定を! ただし700系は喫煙車です。 煙草を吸わない方はN700系をどうぞ。)

熱海駅の新幹線施設には、通過待ちを行う待避設備がないので、すべての”こだま”の停車時間は短時間です。 よってホームに降りてアクセスなんてことは行わないようにお願いします。 停車時間が短い旨の車内放送もあります

熱海→小田原

小田原付近は”のぞみ”であれば湘南工科大学レピーターの恩恵を受けるのは困難です。 しかし、今回は”こだま”です。 駅停車はレピーターアクセスの最大の武器です。 これまでの小田原での実測では、小田原駅東海道線ホーム(7番線の東京寄り)でQSOが成立(S9)しましたので、小田原駅構内での位置関係次第でSの振り方がかなり変わると想像しています。 私見での小田原駅でのSの振り方は、小田急線ホーム<新幹線ホーム<伊豆箱根鉄道大雄山線ホーム<東海道線ホームと推測しています。 東海道新幹線ホームは東海道線ホームより地上高がありながらも山側に位置するため、二宮町付近の高台(大磯丘陵:このあたりはブラタモリでなじみのある河岸段丘ではないそうです。)の影響が高くなり若干不利。 また大雄山線ホームは海側線路沿いに建物が存在しレピーター方向は陰になるはずですので、一番アクセスしやすいのはレピーター方向に障害物が少なく海越えを狙いやすい、東海道線ホームではないでしょうか。 小田原駅周辺でのハンディ機からの湘南工科大学のアクセスは実にピンポイントで、東海道線や”こだま”ではアクセスしやすく、通過速度の高い”のぞみ”では、このピンポイントが捉えきれず、湘南工科大学のアクセスに大きく影響を及ぼしていたのではないかと思われます。 停車中にアクセスできれば、”のぞみ”のような小田原ダイナシティ狙いは不要です。 

参考** 東海道線の熱海→小田原では海沿いを走行しますので、普通電車であれば湯河原・真鶴・根府川で海越えのアクセスが狙いやすくなります。 伊豆急から来るスーパービュー踊り子号の先頭車は最高のねらい目でしょう。 (箱根5区でD-STARの記事を参考にどうぞ。)

小田原→新横浜

第4段との違いは、平塚レピーターが誕生したこと。 それまでは湘南工科大学・海老名レピーターとのアクセス勝負でしたが、平塚によって湘南平から相模川にかけてのアクセスに変化。 アクセスは今一。 一応レピーター設置場所に向いたA席からのアクセスでしたが・・・ 湘南平のトンネルを出たところから花水川を越えた少し先までがアクセス可能な範囲のようですので、時速270~285kmの新幹線では劇的変化をもたらすものではないというのが心象です。 アクセス可能な時間はたぶん30秒程度。 平塚がアクセス不能になった時点で海老名レピーターへ即QSY。 相模川橋梁からアクセス範囲に入りますが、ピークを超えると急激にアクセスが悪くなります。 今回はたまたま最短距離でアクセスしてたので、Sが振り切ったのでしょう。 海老名のQSO可能距離は約3km。 時間にして40~50秒程度でしょう。

新横浜→品川

これまでの港北・青葉レピーターのアクセスは必ずE席でした。 レピーターは進行右側(E席側)ですので、当然のごとくA席ではアクセスは悪化します。 新幹線は横須賀線の新川崎~武蔵小杉の手前付近から並走します。 この区間では横浜以南から乗車の湘南新宿ラインでたびたびアクセスしていますが、横須賀線からのアクセスでも進行左側で強いというのは当然のことですので、A席側でのアクセス悪化はやはりという感じです。 西大井付近の品川レピーターのアクセスは現在のところ、A席・E席ともに劇的な変化はなし。 環七を越えたあたりからのわずか2分程度でしょう。

品川→東京

このあたりはいつものことですので。 ということではありますが、デッキからのアクセスを。 山手・京浜東北・東海道線の浜松町付近ではどのレピーターもアクセスできないまたはしづらいのですが、新幹線はやや高いところを走行しますので、この地上高の差で日本橋レピーターのアクセスが可能です。 

※新橋→東京間のレピーターの使い分け方法!

山手線内回り(東京・上野方面)であれば東京電機大学レピーター固定(日本橋より落ちますが)。

新幹線であれば日本橋レピーター固定。 となります。

じゃあ、浜町は? となりますが、東京駅構内(建物内)であれば、浜町・日本橋のいずれかのレピーターがアクセス可能ですので、この区間は日本橋をメインとし、バックアップに電機大・浜町の選択がよろしいでしょう。

掛川のアクセスし忘れ、焼津南・焼津・由比付近の伊豆の国・熱海付近の湘南工科大学・湘南平付近の平塚の位置情報未到達、新横浜付近のアクセスし忘れがなければ、かなりのもので新幹線の線路上で軌跡を描けたんですけど残念賞。

第4弾と組み合わせてのブログデータのご利用をお待ちしております(^^)

 

最近は、顔文字メッセージが増えてきたことはうれしいことです。 が、そろそろ次を考えないとならない頃にさしかかってきたかもしれません。

トウキョウト ネリマク(~_~;)-・-


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