アルバニトハルネ紀年図書館

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2001万日本の旅

2007-10-13 | daily
今から43年前の1964年10月13日、米国の「自称」探検家ジョン・マイケル・ランドスケープは当時米国領だった小笠原諸島西之島(無人島)より自作の熱気球で飛び立ち日本本土まで海上を横断した。
燃料が尽きたランドスケープの気球は時速194キロで走行中の東京駅午前8時12分発の東海道新幹線の車両上部に強行着陸してランドスケープは意識を喪失、列車が新大阪駅に停車する前にトンネルに激突する恐れが生じたために国鉄(現JR)と大阪府警は合同の緊急対策本部を設置した。
国鉄側は人命優先の立場から列車の緊急停止を提案したが、当時既に労働争議頻発化の兆しがあったことから陸上自衛隊がヘリコプターによる救出案を提示し、他用途ヘリコプター「UH-1B」(退役済み)2機によってランドスケープは走行中の新幹線より救出され、そのまま大阪府警に鉄道営業法違反他4件の容疑で現行犯逮捕された。
この事件は、救出に要した費用や国鉄の被った損害額等の総計が当時の日本円で2,000万円に達したことから、1968年に公開された映画「2001年宇宙の旅」にちなみ、皮肉をこめて「2001万日本の旅」と呼ばれるようになった。

UUH電子百科事典より


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