両想いになった二人が、リハビリの冬休みを経て、さらにいろんな危機を乗り越えていく第5巻。
山場というか、読んでいてたまらなく楽しい箇所がたくさんあります。
青森から転入して来た松阪麗央奈(まつざかれおな)に、なぜか見つめられ、追い回されるようになる晴菜。実は彼女は中学時代、一度も晴菜の球を打てず、不完全燃焼のままくすぶっていた、ライバル校の4番だった。
はじめてヨウに「好き」と言われ、絶対に守ると拳を握る晴菜、「不幸にしてやる」と言う松阪さんの罠にはまり、閉じ込められてしまう二人がすごく微笑ましい。
体育館地下倉庫から脱出でき、怒りの晴菜が向かった先は松阪さんのアジト。晴菜の存在が腹立たしいと彼女を罵る松阪さんに、ヨウが言ってくれた言葉。
「そうみえないだけで この人はがんばってるよ」。
晴菜と松阪さんの最後の勝負が個人的に大好きです。そしてその勝負を境に松阪さんの矛先はサインを出していた真巳に向かってしまう。
「高橋ぃ!!」「おまえのせいだったのかあ!!」(笑)
今の自分の幸せは真巳ちゃんのおかげだと、恩返しをしたい晴菜は、親友と朝丘さんをくっつけようと奔走してしまう。
まともなデートをしたいヨウと、真巳ちゃんと朝丘さんをくっつけたい晴菜が雪まつりですれちがい、ケンカになってしまう。
「絶対こっちからはあやまらない!!」。
友達の成長のためだと、晴菜と嘘のデートをする朝丘。すっかり欺かれた晴菜が、嘘の告白と二股の申し出を土下座しながらお断りする所が最高でした。
お薦め度:★★★★☆
読んでいてすごく幸せな気持ちになれる。楽しくて何度も読み返しています。
いつの間にか、ヨウの指導なしでもまともな私服を着ている晴菜もいい(笑)
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