イバラギの歌

　
思い出のイバラギアン
～Requiem for Ibaragi～

作詞：Wrlz
作曲：Wrlz
編曲：True Dimensions of the Dark

果てしのない空の下、無限の荒野が延々と続く
草一本生えていない台地を滑走する一台のビーグル
やがて、見窄らしい田圃が点在しているのに気付くだろう
地平線の彼方に一軒の店が見えた
永遠に続く焼け野原の真ん中にポツンと建つカラオケ店
雲一つ無い空、果てしない地平線、虚空の台地、そしてたった一軒の店舗
イバラギアン達に唯一つ遺された娯楽施設…
ここは最果ての地、イバラギ
絶望と空虚に蝕まれた、異星人達の鎮魂郷

*イバラギ　イバラギ　虚無へと導いて
イバラギ　イバラギ　彼の地で果てるよ
私の誇りはこんなにも脆く、私には何も遺されず
イバラギ　イバラギ　嗚呼、雨に濡れながら

彼の星の政府は、何故地球と断交したの
イバラギ星人は実在しないと云う論文を発表した科学者
そして、窶れた身体を癒してくれるのは寂しい独り酒
蝕まれた私の肝臓に穴が空いた
死ぬことは怖くないわ生きることがイバラギだからと原子力発電所
カラの冷却水、チャイナシンドローム、二万年来の荒野、そしてこの空き缶が私の墓標
イバラギアンが唯一つ世界に誇れること…
ここは冥王の平野、イバラギ
死の灰が降り注ぎ、振り切れたカウンターの針

どうしてイバラギアンは差別されるの
最果ての地イバラギで私は自分を見付けたわ
そう、生きることはイバラギなの
Baby, my name is Ibaragi...lalala...

*繰り返し

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