アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

「週漫スペシャル」4月号

2007-02-28 | 読書
毎月29日発売の「週漫スペシャル」、今月は「29日」が存在しないので繰り上がって本日発売でした。


地下鉄の中で「週漫スペシャル」読んでたら注目されちゃったぜ
フッ。俺って罪な男だよな(笑)

今月から新しく始まった五井四郎&百田銀次先生の「黒の視線」、先月号で次号予告を読んだ時はまだ五井四郎先生のことをしらなかったのですが、今ならハッキリ「今後が楽しみ!」と断言できます。
「ストーカーに狙われている」と云う不倫相手の部下と別れた直後に彼女が死んでいた。発見者の課長は不倫の証拠になる物を処分してから警察に通報するけど彼女を狙っていた第三者の策略で容疑者になってしまう。
別れた理由が「課長に昇進したから」なのか「飽きた」からなのか主人公本人は明白には供述していませんが後者ですね。彼女の部屋に迷い込んできた野良猫に自分を重ねてしまっている彼女がとても惨めです。
巻頭カラーで目立つ登場だけど第一作目は「助走」のような感じがします。五井四郎作品ならもっと面白いのを描くことができるはず。
サスペンスといっても「風俗記者・どぶねずみ」とは全く傾向の違う作品なので両方載っていても大丈夫です。

武下純也先生の「危ない恋のフーガ」、原作なしのオリジナルです。
あるきっかけで息子にピアノを習わせることにしたらその先生が独身で素敵だった。
ウィットに富んだ展開は申し分ないのですが、もう一ひねり欲しいですね。ただ浮気してる女を描くだけではちょいと物足りないですね。
枚数が22ページしかないので、せめて24ページか28ページにすれば「もうひと味」加えることができると思います。
過去の作品を見る限り武下純也先生はもっと面白いものを描くことができるはずです。

ももなり高&中山たくみ先生の「禁<タブー>忌」の「結婚という罠」、このコンビの作品は楽しみです。
主人公のOLが「結婚するので退社する」と言えば「結婚前の火遊び」「後腐れない女」として男が誘ってくるカラクリに気付くんですね。
ただ彼女の場合、そんな相手が「20人」ってところが普通と違います。
次々と職場を変えては「結婚するので辞める」を繰り返し、完全に「ゲーム」になってます。
真実なんかどうでもいいんですね。実害はないけど「禁忌」と云うタイトルがしっくりきます。

大葉康雄先生の「ヒミツのラブホ日記・再会」、原作なしのオリジナルです。
いやぁ~、好きだなぁ♪
主人公は元中学校の女教師だったんですが、年下の男を誘うとつい「先生」の口調になっちゃうんですね(笑)
相手の男も「・・・なんか学校にいるみたいだなあ」って言ってました。
そして、物色してた男と会いに行ったらたまたま浪人中の元教え子だった。「こんなことしてる場合じゃない。勉強しろ」と叱られてカラオケ「だけ」で別れてやらせてあげなかったら年増のおばさんについていったところを目撃しちゃったもんで奪い返して「今日だけ特別だからね」と。
これは絶対「嫉妬」だな(笑)

江口渚先生の「過去の恥辱、現在の恋」、原作なしです。
『特報 黒の事件簿』(2)のレビューにも書いたけど「不幸」を描くと見事な作家さんですね。
婚約者とのセックスに応えることができない女性、その「過去の恥辱」はまあご想像通りレイプなんですがその先があります。セブンイレブンで買うがよし(笑)

北野信&小田はるか先生の「沿線不倫恥図・大人のあかし」、毎回違ったタイプのスケベオヤジが出てくるので面白い(笑)
社会人になった知り合いの女の子、通勤電車の中で痴漢をとっちめてやったりして「男の株が上がった」といい気になってたら彼女はお小遣いをくれる「次の愛人」を探していただけ(笑)

作麻正明先生の「C調事件簿」のFILE.13「売春容疑」、原作なしです。
しっかりアリバイ工作して不倫を楽しんでいた仲良し二人組、呼び止められた男に「実は 私はその警察でしてね」と、偽刑事が「さっきのホテルで現場検証」なんて言うから信じちゃって。

成沢功&大川功先生の「恋文」letter.10「妻の過ち」、毎回「恋文」を小道具にしているこのシリーズ、ラブレターはラブレターなんですが、今回の恋文は単なる恋文じゃなくて「遺書」も含まれてるんですよ・・・。
本当は優しい夫だってことに気付かなかったんです。不倫した奥さんが馬鹿だったんですよ・・・。
方や不倫相手の方は高級マンションに住みながら小遣いをせしめてたんです。
このシリーズの見どころはやはり主人公が誠実な人間で、悪意ある異性に裏切られてと云うパターンの繰り返しです。毎回同じパターンなのが悪いと云う意味ではなく、これは連載を始めた時のコンセプトだったのかもしれません。

美和剛&香橋義高先生の「農業ノススメ」収穫12「快感二毛作」、扉ページに「第1巻発売中」の表示が出るのを待ってます(笑)
先月号で「耕作放棄地」の詳しい説明がありましたが、今回は「『耕作放棄地』の開拓について」の説明がありました。
大変な手間がかかるのは分かっていましたが、更に耕作放棄地を借りるには農業委員会の認可が必要なんですね。
笑っちゃう部分を先に書きますね。
太が手伝ってくれる若者3人組に「大将」なんて呼ばれてるんですが、美紀ちゃんを紹介したらみんな童貞ってことが分かって「(畑の目処がたったら褒美に)ソープでも連れてってやっか!」って地面に図解してカウパー液の説明までしてましたよ(笑)
確かに太は名前通り「太い」けど、あれが入るってのがどうしても納得できないらしい3人組、わざわざ覗きに来ましたよ(笑)
ストーリーの方ですが、美紀と仲直りした太は、結婚こそ農業で自活できるようになるまでお預けですが、東京と秋田県交互にお互いが行き来して会ってます。
明日どこかに遊びに行くかと訊いた太に美紀が
「私 太が仕事してるとこ見たいわ」
私にとっては他人事だけどなんか嬉しい一言ですね。
亜弥ちゃん、せっかく太が交際相手紹介してやったのに(2006年9月号)やっぱり本気の恋までには発展していなくて「友達として」なんだそうです。
先月号で美紀の妹をとっちめる芝居の見返りに抱いてやったんですが、まあ太の太いのが欲しくなっちゃったんでしょうね、また求めてきた(笑)

「ア~ン やだァ 私漫画読みまくってるみたいじゃな~い」(笑)

宮内かずみ&万平先生の「イケナイ営業日誌・危険な御祝儀」は引っ越し業者です。
本業が振るわないので引っ越し業者でバイトしてる主人公です。
美人だけどだらしない奥さんに迫られて肉体関係。ここで終わりにしておけば単なる「オイシイ話」で終わるところなんですが、二度目に迫られた奥さんに「あなたは大学生と違って逃げられないものね」とある弱みを握られて窮地(笑)

最後に佐々木久&武守仁先生の「風俗記者・どぶねずみ」#18「過去の呪縛」です。
「どうせヒマだからな」が口癖の鮎原さんも「女が欲しく」なることがあるんですね。
渋谷はホテトル嬢のレベルが高く、平均90分25,000円のところが4万円だそうです。
実はサービスが濃厚な商売女って本当のサービス精神じゃなくて、挿入時間を短縮して自分の性器を大事にしてるだけなんですね~。
芳文産業の副社長の婚約者が偶然以前鮎原が抱いたホテトル嬢で、鮎原はホテトル嬢からは「口止め」、会社の広報からは「何かお耳にしたら教えていただけませんか」と二重のお願いを受けます。読んでのお楽しみ。

この雑誌って語りどころが満載なんですが、読んでくれないと分かってもらえないので買って下さいよ(笑)
一人孤独に愛読しながらこんな日記書いてる自分が哀しい(笑)
過去の作品をまとめて読むには『特報 黒の事件簿』がお勧めですよ!
(1)は品切だけど(2)~(6)は楽天に在庫あります。


あと、『ホムンクルス』第1巻をやっと読みました。続きがすごく楽しみ。


これは古本じゃなくて新品でそろえたいですね。
「なあ安、親分に納める漫画代足りねェだろ…」
「…しようがねェな…指、詰めるか…」


関係ないけどアンケートはがき出しに行ったらRICOH imagio Neo W400が捨ててありました。
捨てるんならもらおうと思ったんだけど下取りに出すんだそうです。
ちぇっ(笑)
まあ100万もするプリンタをタダで捨てるわけありませんね(笑)



にほんブログ村 コレクションブログへ
にほんブログ村 英語ブログへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 トラコミュ 切手収集へ切手収集

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『特報黒の事件簿』(2) | トップ | 『特報 黒の事件簿』(4) »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
週漫すぺさる4月号の (aquamoon)
2007-03-07 20:12:15
先月号のプレゼント当選者欄をよく見たまえ。


>地下鉄の中で「週漫スペシャル」読んでたら注目さ
>れちゃったぜ
>フッ。俺って罪な男だよな(笑)

なるしすと!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。