『ラブ★コン』第6巻/中原アヤ

　

…あかん
やっぱりおもろいな
あれかな
おもろい言われるのはこの身長差もあるんかな
だから彼女として「ビミョー」なんかな

リサが「壊れて」しまう、抱腹絶倒の第6巻です！！

「あれが本命チョコの渡し方か？」と喧嘩腰の大谷、「次会う時は法廷の上や!!」とどつき合い。小泉さんふられたってほんまかなあと不思議がる周囲。
自分と大谷がチューしてる絵ヅラは確かにおもろい…。

しかし海坊主のチケット一枚で機嫌が直るリサ。ライブ前日、大谷がカゼと聞いて初めて家に押し掛けるリサは、今日が大谷の誕生日だとこれもまた初めて知る。

「こうして　こんな密室に2人っきりでおんのに　何かしようという気が　まったくおこらない　大問題や」。女として見られていない、大谷の言葉にショックを受けるリサ。どうしたらいいのと顔を近づけると、大谷はカゼがつらくて倒れ始め、唇がぶつかる。「い……　今……　チュー!!」と慌てふためき逃げ帰るリサ。

ところが翌日の海坊主ライブの日、全快した大谷は何も覚えておらず、リサは「しねチビ!!」とキレる。

3年に進級し、同じクラスになれるみんな。新学期早々「あたしのファースト・キスを返せ!!」とキレるリサを「気をしっかり持て　お前は夢を見ている」と諭す大谷(笑)
ゲームの中の王子様にそっくりな男と校内で出会ったリサは、「ケイン様」がキュートと言うてくれたもん！と大谷に突っかかる。「やばい……　小泉が　おかしなって架空の恋人まで作りはじめた…」と頭を抱える大谷(笑)
副担任となった、自称「マイティ」こと舞竹国海(まいたけくにうみ)先生は、寒すぎる東京者。癒しの王子様の出現に、喜んで学級委員を引き受けるリサ。巻き添えで3度目の学級委員をやるハメになる大谷。

そしてこれが、小泉リサ崩壊の序曲…(笑)

しかし第6巻では愛しののぶちゃんが恐い顔しっぱなしです。私がマイティならこう言いますね。
「どうしたのかな？　にらんだりするとキュートな顔が台無しだよ？　でも怒った顔の石原さんも可愛いな」(笑)

リサのくちびるを奪った日のことを思い出す大谷。「小泉の髪の　このへんに　カピカピの米ついとってん」。そっちか！　あんたが取ろうとして取ったのは米やない、あたしのくちびるやと、強引に大谷にキスするリサ。ポカンとする大谷。自分が女に見えることは一瞬たりともないんだと知り、もうすきでいるのをやめると走り去ってしまう。


投げやりになり「舞竹国海ファンクラブ　マイティ部」を設立してしまうリサ。部員一同で、バスケ部の臨時顧問になったマイティを応援！　気が散ると怒鳴る大谷(笑)
練習で大谷のプライドをズタズタにしてしまったマイティが、大谷に小泉さんは君のことが好きなんだろうねと話しかける。「おまえに関係ないっ」と質問に答えない大谷に、「じゃあ　僕がもらっちゃおうかな」と言う舞竹先生。
「勝手にせえ言うてんねん！　オレは別に小泉なんかすきでも　なんでもない!!」。
その言葉を聞いてしまうリサ。
同じ人に二度もふられ、泣いているリサを寒〜く慰めるマイティ。「僕ね　実は魔法が使えるんだ」。だから君達はきっと両想いになれるよと。
練習中に捻挫した大谷は、リサがマイティマイティうるさいからハラ立つねん!!と怒る。どうして怒っているのか、何故か舞竹先生の言葉が脳裏をよぎるリサ。アホなあてつけで気を引くしかないリサ、自分の気持ちに気付いていない大谷。初々しいですね(笑)
そして結果的にマイティはいい仕事してくれる。これ見よがしに大谷の前でリサに優しい言葉をかけ、それを見た大谷は
「言うとくけどなあ！　こいつのすきなんはオレや!!　おまえみたいなやつ　ぜんぜんすきちゃうねん!!」とリサを舞竹から引き離す。


…なあ　大谷
なんで？


お薦め度：★★★★☆
リサが可哀想すぎる！　大谷、お前こそしっかりせえ！(笑)
マイティは爆笑物なんですが、結果的にいい仕事してくれましたね。

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