笑い死にしそうだ(笑)
『部長の家の泊まろうの巻』。
アジアでもナンバー1のアイドルグループのボーカルが、田舎に泊まる番組に出演する。さいはて駅から歩くとやがて見えてきたのは大原部長の一軒家。若者が大嫌い、歌は演歌しか聴かない、テレビは時代劇しか見ない部長が玄関先で国民的アイドルを容赦無く罵倒し、その映像がお茶の間に流れてしまう!
『「改名くん」の巻』。
普通の夢さえ見ることの出来ない法条正義が、名前と顔のギャップがありすぎると、両さんの指南で特価680円のマシンで改名してしまう。巻き添えで寺井まで区役所で改名されてしまうが、なぜか本当に開運してしまう。実例が二人も出来たとコピーして商品化してしまう両さん。
『マイホーム菜園の巻』。
過酷な条件だからこそ花を咲かせる数多の雑草。貧乏人根性が染み付いて突然変異を起こし、1個100円のメロンが誕生する。「メロンは庶民の食べ物だ!!」と叫ぶ両さんが最高だよ!
そしてシャレではなく、法条と寺井は本当に改名してしまった。
『空飛ぶ自動車の巻』。
離陸のために猛スピードを出す、空飛ぶ車。浮いた時点で「飛行機」なので道路交通法は適用されないという発想がすごすぎる。
『アキバ新商売の巻』。
同人のレンタル仕事場。メイドの格好をしたレンタルアシスタント。そこをリアル仕事場として使ってしまうプロの漫画家。面白すぎる発想をさらに面白くした両さんの「漫画制作カンヅメツアー」は客を甘やかさないのだ。
『バラプリンスの巻』。
ローザリアン・ムッシュ・オオハラが、盆栽半世紀の実績を活かし、世界ローザリアン選手権に挑む。
オチで両さんを殺しにくる部長が久々に見られました。それにしても薔薇は奥が深い。
『モバイルゲーム王の巻』。
ゲームを作る側から「配信する側」に回る両さん。月額150円を制作者に2/3、自分が1/3という良心的な分配率にすると500本のゲームが揃ってしまう。世界で一番売れているDSでも1億台、ケータイはその数十倍。ちょっと皮算用しただけで1個30円のゲームが1日1800億円、1年で65兆円以上の収入を生むと気付いてしまった!
『立体テレビ登場の巻』。
3D積極的推進派の両さんと、慎重派の中川。しかし中川の親戚の両さんは会社を私物化し、あらゆる番組を立体にしてしまう。
飛び出すおっぱい、飛び出す漫才、飛び出す囲碁番組。
『楽園のバカンスの巻』。
都会はうるさいし暑い。だからやって来た青い海のモルディブ、選ばれた人間の生活。しかしそこにはポコペン国の経済特区があり、国境のない通天閣署が「悪い奴」と戦争を始めてしまう。
お薦め度:★★★★☆
『こち亀』は何も考えずに読める最強のマンガだ!
年齢的には10年後に高齢者になる秋本治先生が、天に唾するようなことをせず、逆に歳を取ることを楽しんでいる様子も好きです。このまま行けば5年後に200巻を達成するんですよ。
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【検索用】こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本治 170
たまたま出版社が集中しているだけで東京も日本のいち地方です。
それはさておき、5年後に第200巻を手にするのが楽しみです。
今日コンビニで探したのですがまだ売ってなかったです…地方在住がうらめしい(涙