アルバニトハルネ紀年図書館

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『星は歌う』第4巻

2009-01-21 | 読書
 
きいてるよ
ちゃんと   きこえてる


前巻の第3巻、そして今本誌であまりにも辛い絶望が描かれているので、夏合宿メインの第4巻は(束の間の)ホッとする部分です。

チヒロのいじわると優しさで無事期末テストを乗り越え、夏合宿に参加できたサク。
千広くんは
少しだけ
…優しくなった
    ような


葵に告白はしないのかとサクに訊くせーちゃん。
周りにはバレバレです。
チヒロは宇宙望遠鏡は「椎名向きじゃないけどな」と言います。
大気が無くちゃ 星が瞬かない
…星が歌わない

「合宿は 楽しみだな」

そう言うチヒロは気を遣っているだけなのか?

そしてサクを「可愛い」と意識しはじめるユーリ。
チヒロの存在が面白くなく、敵意むき出しにする彼をチヒロは「人間らしいよな…」と言います。それは、褒め言葉。

サクとユーリは出会い方、始まりがまずかった。
「卑屈そうじゃね?」、不幸面しているサクを最初そう思っていたユーリ。
もう二度とサクに近づくな
「…もし近づいたらあんたン家のショボイ店なんて一瞬で
粉砕してやる
と言うせーちゃんのブラックさがたまりません(笑)

「自分が平気なことを 他人が平気じゃないのは そんなに滑稽?
…そうなら
残酷だね
…優里は

と兄の優人に指摘されたユーリは高みからの物差しですべてを決めつけていた態度を恥じます。
笑った方がいいと言われ、照れてリアクションに困るサクが可愛らしいです。

二泊三日の、学校に泊まり込んでの夏合宿の始まりです。
サクがホカンを立ち上げたのは高1の冬。
サクとせーちゃんとユーリの三人でただ星を見上げるだけの同好会は高校最後の年になっても大きくはならず、途中からチヒロが加わっただけ。
この作品は「高校生活最後の一年間」を描いているわけで、『フルーツバスケット』のような長編になるのかまだ分からない部分がありますね。

「棒のアイス」を食べたことがなかったせーちゃんが笑えます(笑)

合宿後のチヒロの電話の相手は東京の、桜のお母さんでしょうか?
ラストのチヒロの沈んだ、死んだような目が気になります。
ついこの間まで、東京でのチヒロのあまりにも絶望的な過去編やってましたよ。

「椎名の為に …ホカンはあるんだな
椎名がいるから 存在してる
みんな …椎名の事考えてる

良かったな」


第5巻は5月頃発売予定です。


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