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たまにしか買わないんですが、ふじつか雪と斎藤けんと森生まさみが描いていて『赤髪の白雪姫』が載っていればかろうじて690円出せます。
なんだか可愛らしいお話が多かったです。
『桃山キョーダイ』/ふじつか雪
これ目当て。双子として育てられた、実はいとこどうしだった桃山家の千尋(ちひろ)と有馬(ありま)のお話、前回の続編です。
有馬にフラれたはずのモテ木さんの再アタック、千尋の父が恐くて好みはロングストレートに長身のグラマーと答えてしまった有馬。禁断の恋が大好物の奈々ちゃんのミスで秘密がばれたと、口止めにWデートするはめになり、千尋は乗ると吐いてしまう絶叫系に乗ってしまう。
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「さわんなバカ げろくさい」という、千尋の醜態ならもう飽きるほど見てきたという兄の愛がすごくいい。
他人同士でも兄妹より深い絆。あと2回描いて単行本化してくれたら絶対買います。
『悪魔とデュエット』よりこちらを続けて描いて欲しい。5月号はこの続きだといいですね。
『赤髪の白雪姫』第18話/あきづき空太
白雪が研究室の片付けを終えると、薬室長に仮眠室にお客だと告げられる。疲れて眠ってしまっていたゼンは寝ぼけて、起こそうとした白雪の手を握り、口付けてしまう。ゼンに会いたいとシスク家の三男が城に来ていて、それが前に白雪を攫(さら)った男だとわかり「つまみ出せーー!!!」と怒鳴るゼン。
巳早(みはや)と名乗ったその男は、白雪を呼び、外見13、4歳の薄茶色の髪の美少年の知り合いがいるかと尋ねる。情報の見返りにまとまった金か、しばらくここでオレを雇ってくれとゼンに頼む巳早。赤髪のお姫様には城なんかよりふさわしい場所があると言った少年、イザナの元に届く、タンバルンからの書状。
「これからの事をーー…」と言いかけたゼンの言葉の先が気になります。
『もちもちの神様』第2話/森生まさみ
学校一の美少女、流歌(るか)は、友達のいない一匹狼。自分と友達になった人には神様の使い「もちこ」の姿が見えるようになる。
黒髪ロングヘアーの美少女が性格キツくて気高くてクラスの皆から一目置かれていて、でも本当は友達が欲しい寂しがり屋、眼鏡の女の子は気が弱くてその従兄は美少年という使い古されたパターンをそのまま受け入れて楽しむ少女漫画です。友達作るのは照れ臭いという、もう手垢が付いていて今の新人は絶対に使わないスタイルを淡々と踏襲して21世紀に残すのが森生さんの使命です(褒めてるんですよ)。私はこういうのが今でも読みたいのでこれはこれでいいんです。
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『プレゼントは真珠』/斎藤けん
前回を読んでいないのですが、夢見がちなエドワード(通称テディ)が使用人から送られた女の子「真珠」が実は伯爵令嬢ダイアナで、彼女に会いに行くという処から。
すごく眼がいいという女の子の使用人が可愛い。エドワードの全てを気に入ったと言うダイアナは、笑顔で壮絶な征服欲を見せつけてテディを怯えさせる。
どこを楽しめばいいのか正直理解できなかったんですが、これはまだ完結していないと思って良いのでしょうか。
『つきいろ絵巻』/天乃忍
これはたまらなく可愛らしい読み切りでした。半人前の化け狸こまりが、自分を助けてくれた人間の「しゅんすけ」さまのお嫁になりたいと、女の子の姿に化けて押し掛けるお話。物書きの俊介はみなしごのこまりも、迷い込んできた狸も可愛がってくれるが、見合いをする義姉を本当は好きで、こまりは俊介に本当の恩返しをしようと、人間に化けて義姉の居場所を教える。
読切集『夏のかけら』が3月に出る。買おうかな。
『片恋トライアングル』は第1巻が出た後の回を一度読んでますが、その時は買うほど面白いとは思いませんでした。
『八潮と三雲』/草川為
この人の漫画を初めて読んだんですが、もっと早く読んでおけば良かったと思いました。
9つの命を持って生まれる変種の猫達の「九生猫社会」のシリーズもの。更新を催促しに行くのが仕事の取り立て屋、命の恩人の八潮(やしお)を慕う三雲(みくも)。擬人化された猫の三雲が可愛らしくてたまりません。返す必要はないと言われた恩を少しでも返したくて、八潮のそばにいる。棒読みで「可愛いな」と言われただけでも満足できてしまい、少し距離が近付いたと思えるだけで嬉しがる三雲。
『純愛ステーション』はこれが4回目で、「もういいよ」という感じです(笑)
登場する駅も車両も架空の物なのに主人公が「鉄道ヲタク」というのを描き続けていたら本物の鉄は怒るかもしれませんね。
一回目がすごく良かったので、あれきりにしておけば傑作のまま終われたような気がします。
『欲張りな僕ら』/河口けい
新人さんの作品の中で一番笑えました。欲深い大企業の跡取り息子が、徹底して無欲な宮崎さんに弟子入りして「欲深さ」を治すというコメディ。受賞後の第一作だそうです。修行しているうちに師匠を好きになってしまうというお話にするのなら女の子はもう少し可愛く、男の子はカッコ良く描けたほうがいい。
『まおうさ』/野崎アユ
アテナの佳作受賞作。ファンタジー世界の魔王が転移魔法で現実世界に飛ばされてきてしまうというお話。逢間朗助(おうまろうすけ)として人間世界の学校に編入してきた魔王が、自分を怖がらない、ファンタジー小説が大好きな白井ひとせの助けを得て元の世界に戻ろうとする。
この人はこれから楽しい漫画を描いてくれそうな気がします。
『オトギ草子』(アテナ新人賞)は悪くはないけど特段に面白くもない。
『キャンバスは言ノ葉』はつまらなすぎる。新人が描くべき漫画じゃない。なんでこれがベストルーキー賞を受賞しているのか疑問です。
どうして私の漫画レビューはこんなに偉そうなんだというのも疑問ですが。それは切手代をケチらずにちゃんとアンケートはがきを出してるからさ!(笑)
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【検索用】LaLaDX 白泉社 201003
…私の最高金額は『ゲッサン』の500円です(笑
俺みたいなブルジョアは世界同時革命の妨げなので真っ先に粛清しないといけませんね。
私もシベリア送りになります…ジルかモスクビッチのミニカーなら許される?(笑
昨夜シベリアから帰ってきました。
連合赤軍、革マル派、社民党。
こいつらが全員検挙されて死刑にならないと私の21世紀は訪れません(笑)