アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『鉄腕バーディー』第16巻/ゆうきまさみ

2009-10-10 | 青年漫画
 
にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ


また続きを買いました。もう面白くて仕方ないんです。
露天風呂に浸かるバーディーが表紙ですが、隣の女性はバーディーの生き別れの姉妹かもしれない…?

氷川の刀がバーディーに届く理由は、生体防壁の中和と乱れ。それを昔、学校できちんと習っていながら、実戦は教科書通りに行かないという処がすごくリアルです。SFが絵空事ではなく、現実の延長線上のものだというのが伝わってくるのが素晴らしい。
追い詰められた氷川が自らの手を盾に使い、バーディーの右胸に突き刺さる刃。
暴走、そして我に返った時、氷川は虫の息。

もともと地球には存在しなかったスピリッツ。もうろうとした意識の中で、ソ連軍の侵攻が始まった第二次大戦末期の満州を思い出し、御堂閣下にお逃げ下さいと言う氷川。死んだ池上に大事なことは頭に入っていると告げ、戦争の無くならない戦後の世の中で、大阪万博が過ぎ、1980年代のバブルの終焉を迎えても独り続けていた研究。正体不明の女性の協力を得て迎えた1990年代。根来小児科で巡り会った「何か」。

氷川精一郎は死に、ここからは掃討戦だと言うゴメス。友人達の前から姿を消す千明。壮絶な第2部・完。

新章は、室戸さんの持ちかけた「阿留多(あるた)文書」で幕を開ける。千年前に佐奈木郷で大鬼を退治した、有田家の初代当主惟家(これいえ)の伝承。有田家がアルタの末裔という仮説に基づいた調査が始まる。早宮が勝手に人数を増やし、ノリは修学旅行。そして相容れない価値観のままのつとむとバーディー。
旅館の入口に飾ってあった「鬼の弓手」、それを見たつとむはバーサーカーを連想し、後ずさる。旅館の跡取りの美形姉弟、惟光(これみつ)と紅葉(もみじ)。

「メシ」「フロ」「ネル」以外の会話がなかった二人、露天風呂でようやく心を開くバーディー。自分を遅れて到着するレポーターと勘違いした彼女は、生き別れの妹と再会した気分と言う。つとむも、紅葉さんが変にバーディーに似ているので、心穏やかではない。
出土品の説明をしながら、久利生(くりゅう)さん達をご紹介すると言う紅葉。その頃、鬼哭(おんなき)神社で見つかる、鬼の木乃伊(ミイラ)!


お薦め度:★★★★☆
早く連載に追いつきたくてたまらない。


にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ
にほんブログ村
にほんブログ村 トラコミュ 漫画、マンガ、まんが、コミックへ
漫画、マンガ、まんが、コミック
にほんブログ村 トラコミュ 青年マンガへ
青年マンガ

【検索用】鉄腕バーディー ゆうきまさみ 16
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『きゃらめるBOY』第2巻/森生... | トップ | 『ひみこい』第2巻/ろびこ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Jing*3)
2009-10-10 20:30:06
おお、ここまで来ましたか!
紅葉さんかわいいよ紅葉さん!

あ、『コッペリオン』の新しいの、私も買いました。
面白すぎです、ええ(笑
返信する
面白い! (Wrlz)
2009-10-10 20:37:04
>Jing*3様

早く連載に追いつきたいですよ。
『COPPELION』も面白くなってきましたね。

ノーベル平和賞を受賞して賞金でマンガを買いたいです。
小学生の時の作文が出てくれば俺が30年前から核のない世界を望んでいたことが立証できます(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。