アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

ミンキーモモ

2007-09-11 | 漫画・アニメ・ゲーム
HPの更新ができなくて残高不足で会費滞納でもしたのかとびびってlinkclubに電話したらlandサーバーは宀弖捐(メンテナンス)中と言われホッとしました。
悪いのはめんどくさがってメンテナンスのお知らせメールを受信しなかった私です(笑)

実は私「魔法のプリンセス ミンキーモモ」と云うアニメーション作品が大好きなんですよね。


まぁアニメはジャンルそこそこ広くTV録画したテープ(未だにHi8愛用)からLD-BOX、DVDと色々持ってますが、「ミンキーモモ」=「子供にオモチャを買わせるためのアニメ」と一蹴はしないでほしいなぁ…と思うわけです(笑)
(スポンサーがつかないとTVアニメの制作が無理なのは分かってるんですが素直に「作品」を楽しみたいです。大人が観ても面白いんだから)

実際には「魔法のプリンセス ミンキーモモ」は2作存在しまして、1983年から小山茉美主演で放映されたものと1991年から林原めぐみ主演で放映されたもの、更に初代モモには第2部と劇場版(「夢の中の輪舞」)、二代目モモにはOVA(「夢にかける橋」「旅だちの駅」)とドラマCD(「雪がやんだら」)があります。

初代モモは「フェナリナーサ」と云う世界から、二代目モモは「マリンナーサ」と云う世界から地球にやってきたので便宜上初代ミンキーモモを「空モモ」、二代目モモを「海モモ」などと呼びます。

この作品のテーマは「夢」でした。


空モモと海モモを観比べてみると、1980年代、「女の子の夢」といえば「大人になったら○○になりたいなー」等と、割と具体性のあるもので、
(看護婦さんとか)

モモは魔法で18歳の大人に変身して爽快に活躍しておりました。「子供のためのおもちゃを運ぶトラックに轢かれて死んでしまう」という皮肉というか示唆的なラストではありましたが。

それが二代目モモの1990年代になると、「女の子の夢って一体何だろう」と云うテーマが昔ほど単純明快なものではなく、むしろ「大人に変身して活躍する」ことよりも一つの話を時事問題や社会現象等に絡み合わせたり、「夢」と云う概念の本質に迫るような内容になってます。
例えば第53話「走れ夢列車」(LDセットだと14枚目)では「夢を生み出す場所」であるはずのアニメスタジオで、ハードスケジュールに疲弊しきっているアニメーター達を見てクックブック(モモのお供の3人組の一人で空モモの「シンドブック」みたいなの)が「こりゃアニメは『夢』じゃなく『悪夢』じゃのぅ」と言っています。更にこの第53話は実現しなかったアニメ作品「ミリオンをつかめ!」と実際に亡くなったアニメーター故・石田昌久(昌平)への追悼でもありました(作中で倒れて病院に担ぎ込まれるアニメーターの名前が「ストーン」さん)。

1話飛んで第55話「悪夢のお願い」もどこか「夢」の本質に迫るような内容ですね。夢を失った現代の人々、「シャドウ(悪夢の国のプリンセス)」として実体を持って現れた悪夢が「全ての人間が夢を忘れてしまうよりはたとえ悪夢でも、夢があった方がいいんじゃないの?」「悪夢でも夢は夢」と言っています(悪夢を封じ込めておきながら勝手に夢をなくした人間達に対する報復のはずなんですが現実の地球世界が夢も希望もない悪夢以上の惨状で人間達がシャドウの見せる悪夢を怖がってくれない風刺のようなもの&モモの使命の再確認になってます)。




これはTVシリーズLDのVol.17。1枚に4話入るから本当は16枚で足りるんですが、Vol.16の最後とVol.17はTV未放映のエクストラです。




また海モモのOVA「ミンキーモモ in 夢にかける橋」「ミンキーモモ in 旅だちの駅」では頭に「魔法のプリンセス」が付いてない処に注目して下さい。モモは魔力を失っているのです。




「モモ」と云う女の子の存在そのものが、病気のために子供をつくることのできなかった(地球での)両親の「夢」の産物だったかのように匂わせており、「旅だちの駅」では既に両親と別れており「独り…なれなきゃね…」(だったかな? 後でもう一度観てみよう)と哀しげな台詞があります。

このシングルCDはねー、非売品なんですよ。

「ミンキーモモ in 夢にかける橋」のLD(またはVHS)とあと何か(CDだったかな?)を買って応募した人全員の名前を林原めぐみがモモの声で呼んでくれるファンサービス。
私の名前も呼ばれてますよ(笑)

今となってはレア物かもしれない初代モモのLD。マスターテープが痛んでて画質悪いけど。


「旅だちの駅」のセル画もお宝です。



本日の箱庭諸島

順位:19
経済力:722
人口:584,800人
資金:345億円
食料:1,273,300トン
面積:20,200万坪
農場:200,000人
職場:162,000人
採掘場:215,000人
発電力:403万kw
失業率:1.33%
軍事技術:Lv.18

少しずつ戦後復興してます…


本日煙になったたばこ
Cigarette
hi-lite RUM MENTHOL:
1本
Wakaba:
4本
Peace:
2本

Pipe
Take It Easy!:
1ボウル
Peterson IRISH OAK:
1ボウル

Cigar
HAV-A-TAMPA NATURALS:
1本

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ミンキーモモについて (ぱにーに)
2013-02-24 22:18:03
こんばんは。岡崎律子さんの大ファンで岡崎さんが携わったこのミンキーモモに興味があってここに辿りついたのですが、1980年代に放送されたものと1990年代に放送されたものがありますよね。
これはやはり古い順から両方見た方がいいですか?それともどっちか片方だけでもいいのでしょうか。よろしければ教えてください。
返信する
空モモと海モモ (Wrlz)
2013-02-25 00:01:18

>ぱにーに様

 はじめまして。 昔の記事にコメントが付いていて、ちょっとビックリしました(笑)

 『ミンキーモモ』ですが、岡崎律子さんが携わったのは二代目からなので、そういう点では、二代目モモだけ観れば「作中で使われる岡崎律子さんの曲」を存分に楽しめると思います。
けれど、「ミンキーモモの世界」を堪能しようと思ったら、初代モモもある程度、観ておいたほうが良いと、私は思います(かくいう私も、初代は全部は観ていなくて、友達が再放送をダビングしてくれた物を何本か観ただけです…)。

 私自身、リアルタイムで観ていたのは二代目モモからなのですが、二代目モモのテレビシリーズの後半には初代モモが登場しますし、OVAの二作目「旅だちの駅」は、初代モモと二代目モモとの競演です。そして、この岡崎律子さんが主題歌を作詞作曲した「旅だちの駅」、初代モモと二代目モモとの関係を理解していたほうが、より楽しめると思います。

 あと、私がミンキーモモのアニメを観ていて、岡崎律子さんを強く意識するきっかけとなったのが、二代目モモのドラマCDです。「4月の雪」は、本当にステキな曲です。二代目モモを演じた林原めぐみさんによるカバーも存在しますが、やはり私は、岡崎律子さんによるオリジナルが大好きです!

 当時、このドラマCDが出るまでの経緯を説明する記事をアニメ雑誌で読んだことがあります。製作陣は、ドラマと同じ位、岡崎律子さんの歌う曲にも力を入れていて、体調を崩していた岡崎律子さんの回復を待って、わざわざスケジュールを変えた…なんて内容も見られました。
返信する
ありがとうございます! (ぱにーに)
2013-02-25 00:45:41
さっそくの返答ありがとうございます!
僕が岡崎さんを知るきっかけとなったのはフルーツバスケットのOPでした。
亡くなったことを知ったときは本当にショックで…。それから何年かかけて岡崎さんの発表曲は全て集めきったと思います。その過程でミンキーモモのことを知り、好きな曲ばかりなので気になっていました。がんばって1期から見てみようと思います!

シンフォニックレインという岡崎さんが曲を手がけているゲームがあるのですがそっちはやり終えましたので今度はミンキーモモかな、とw


丁寧に答えていただいてありがとうございました!
返信する
フルバ (Wrlz)
2013-02-25 22:07:13
>ぱにーに様

 お役に立てて何よりです。
上のコメント、「共演」と書くべき所を誤って「競演」と変換してしまいました。

 『フルーツバスケット』も良いですよね! 私は原作だけ持っていて、アニメは主題歌のシングルしか買ってません(笑)
返信する

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