誰かあの子を
守って
自分の事で泣くのはあまり上手じゃない子だけど
それでも泣いてたら
あの子の側にいてあげて
お願い誰か
ねぇ誰か
あたしの宝物 守って
誰か
誰 か
今年(2008年)の2/22に第1巻を買い、この度最終巻まで揃いました。
いや、もう素晴らしかったですね。少女漫画の金字塔がまた1シリーズ私の本棚に加わりました。
私がこの作品を今年2008年始めに購入した時、『フルバ』は既に完結しており、第1巻(第54刷)の最終ページに
「フルバ」、ついにここに完結!!とありました。
初めからきちんと練って創り上げられた作品なのは知っていましたが、遂に最終巻まで揃いました。
1999年に第1巻が出て、私はリアルタイムで読んでいなかったので、漫画関係のブログの過去の記事を読むともう単行本の発売日には『フルバ』の記事満載、「たとえミーハーと言われようとこれは面白いし名作だ」等の言葉もありました。
皆、十二支の中で好きな人がそれぞれいました。
夾はやはり序盤からかなり人気でしたね。
漫画関係のブログを書いていて『フルバ』も読んでいる女性読者の知り合いも3人いるのですが、由希が真知と結ばれるのをあまり面白くないと言っている人もいました。でも私は真知嫌いじゃないです。結構好き。
私はこの組み合わせにはわりと納得してます。
彼女は由希に「自分を想ってくれる人がいるのが当たり前の事ではない」と云う事を教えてくれた存在だと思うのですよ。第21巻の第125話辺りで納得しました。
「呪いが解けたら 俺達…ぎこちなくなっちゃうのかな…って」と言う由希ですが、慊人が「絆」と呼んだ呪いが解けても皆繋がっています。
高校卒業と同時に就職する者、進学する者、また紫呉も慊人の側を離れる事はなく、うおちゃんも紅野と「距離」は離れているけど「心」はとろろソバ(笑)で繋がっています。
正にフルーツバスケット(仲間)だったわけです。
奇跡
夾君のとなりに
私がこうしていられること
その奇跡がもっともっと できればずっと 続くように
努力したい
手をつないで 一緒に 歩いてくれるのは
"当たり前"では決してないから
そして今日子さんは夾を恨んではいなかった
「許さないから」と云う台詞は「(透を守ってくれなきゃ)許さないから」だったのですね。
夾が透を連れて行ってしまう事を寂しく思うはなちゃん、でもうおちゃんもはなちゃんも「バカ」だから夾が好き。彼女達にとって透は「家族」、だからよろしく頼む、と。
「でも もう 違う 俺は」
「もっと関わりたい 試してみたい 自分を
違う場所でも…っ」
と完全に吹っ切れた夾。
そして「君が俺を"人間(ひと)"にしてくれた
育ててくれたんだ"人間"らしく
君は…俺の
母さんみたいな存在(ひと)だった…」
「ありがとう…
ありがとう
…ありがとう
"透"」
と遂に透を「本田さん」ではなく「透」と呼ぶ由希!!
あと第1巻で紫呉が見せてくれた十二支の置物は12個だったのに第23巻最終ページでは14個描かれていました。増えた2つの内1つは猫(夾)で、もう1つは慊人でしょうか(第134話時点では13個でした)。
卒業式の日は文句無しの晴れ空で
澄んだ風も流れる雲も綺麗で
私達の卒業とそれぞれの門出を
祝福してくれているようで
…そう
夾君と私の 門出も
手をつないで
うれしいことや
かなしいことをくり返して
そうやって
歳を重ねていくんだよ
Takaya Natsuki Fruitsbasket
fin
あとファンブック欲しいですね。
楽天ブログの方のフリーページ『フルーツバスケット』(1)～(10)
『フルーツバスケット』(11)～(20)
『フルーツバスケット』(21)～(23)+α
もご覧下さい。
絵はどうしても下手なので、途中で読むのを挫折してしまったという人もわりといますが、最後まで読むと素晴らしい作品です。『フルバ』に出逢えた事に感謝。
由希も夾も透も、他の皆も、そして慊人も皆辛かった
「よく逃げずにがんばったね」
と言ってあげたいです。
今は「花とゆめ」本誌で『星は歌う』の連載読んでます。
こちらも辛いながらも優しさに満ちた作品です_
アニメのDVD-BOXは2万切ってるとはいえやはり高いので、せめて故・岡崎律子さんの歌う主題歌のCD買いたいと思います。
6/26に「別冊 花とゆめ」8月号買うので送料無料にする為に一緒に買うかもしれません。
今日は『清く柔く』の第1巻・第2巻&『ゴルゴ13』第9巻も届いているので(楽天ブックスで本がポイント5倍だったので「どうせいつか買うんだから今買おう」と買ってしまいました(笑))、しばらく漫画漬けの日記が続きます。
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