〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(70)

2016年03月20日 18時25分56秒 | 紀行文
 井伏鱒二の小説『駅前旅館』の時代(1950年代)、駅前旅館はその街の代表的な旅館の一つだった。「その街」とは、大都会・東京であり、その北の玄関口・上野駅である。そしてそのころは、大都市にも、地方の中小都市にも、そして田舎の町や村にも、鉄道の駅の前やその周辺には必ずと言っていいほど、旅人を泊める旅館があった。
 高度経済成長の時代を経て、都市化がすすみ、旅行人口が急増し、観光客のニーズも多様化した現在、宿泊施設は外観もその役割も多様化、細分化がすすんできた。その中で、現在も駅の前に残る旅館はどのような役割を果たしているのだろうか。そして、駅前旅館と鉄道との関わりは……。
「駅前旅館に泊まるローカル線の旅」大穂耕一郎著 ちくま文庫 2002年
                               富翁
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1 コメント

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駅前旅館 (先輩)
2016-03-20 19:00:10
駅前旅館の映画おもいだします。森繁久弥、加藤大介,三木のり平、淡島千影などなどこのシリーズは面白かった。
とにかく懐かしい。
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