〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

千三句集(119)

2013年08月17日 17時49分45秒 | 俳句
ひきこもり万年床にさす西日
 富翁
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白浜の思い出(3)

2013年08月17日 11時58分44秒 | 川柳
母と来た あるいは母と 旅行無し
そんな珍し 旅行に行くとは

白浜の まぶしい太陽 白い砂 
キュキュと鳴ります きめ細かな砂

砂熱く 笑みを湛えて 水平線
見るよな素振りは 何を思うのだ

夫婦って ときには筋が 違いあり
あちらこちらと 筋を越えても

安楽 
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白浜の思い出(2)

2013年08月17日 11時45分52秒 | 短歌
夏なれば 最愛の父 居なくなる
そのことのみき 浮かび来たるに

あの時の 母はどうして 来たのだろう
悲しみ虚無感 誰も分からず

ただ我々は 母の寂しさ 薄らげば
明日の父に 母の淡さが

安楽
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白浜の思い出

2013年08月17日 11時33分34秒 | 短歌
父の死の 翌年夏は 楽しくて
幼い子等は むじゃきに喜び

浜辺にて 微笑む母の 眼差しは
愛しい孫と 愛しい父へと

刻はたち 母なる感情 あちらこち
わたしを取り巻く すべてなのかも

白良浜 散策すると 音が鳴る
人の声に似て 振り返るいま
安楽
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